第十四章 風は荊州から
建安八年(西暦二〇三年)。 南蛮王・呂布の版図は南中・益州・涼州にまたがる広大なものとなっていた。 同盟者の張魯の勢力も含めると、いまや押しも押されもせぬ西方の大軍閥である。 呂 布:がっはっはっは […]
ある君主父娘の正月休暇
プレ第3部 ある君主父娘の正月休暇 建安八年の正月を、南蛮王呂布は武都郡で迎えることになった。 陳 宮:殿、明けましておめでとうございます。 高 順:殿、おめでとうござる。 呂 布:おう。謹賀新年。 孟 獲 […]
第十三章 大南蛮国成立
建安七年、五月。 領下の悉くを呂布に調略された馬騰は、涼州牧としての最後の勇戦を飾るべく、自ら万余の騎兵軍団を率いて出撃した。 従うのは、馬超・馬休・馬鉄・馬岱・馬雲緑のほか、韓遂、徳、楊秋。さらに旧劉璋陣 […]
第十二章 もうひとつの戦争
北方国家特有の「南下本能」により武都郡近郊に集結していた涼州騎兵軍団は、建安六年冬、事実上壊滅した。 その棟梁たる涼州牧・馬騰および韓遂をはじめ、その一族、旗本の悉くが数珠繋ぎにつながれ、南蛮王呂布の軍師・陳 […]
第十章 錦馬超と馬雲碌
「関西(かんせい)は武、関東は文」と云う。「関」とは、弘農の潼関や函谷関のことで、要するにだいたい長安以西の地方は、古来尚武の地とされていたわけである。 その「関西」の最西端ともいうべき涼州。 ド辺境であった。 […]
第九章 蜀を得て隴を望む
建安5年、夏。ふいに南中地方の雲南に出現した「飛将軍」こと呂布奉先は、自らを南蛮王と称した。かれは異装の蛮兵を率いて平和な益州に侵攻。わずか1年足らずで巴・蜀にまたがる益州全土を制圧し尽くした。 呂 布:こういう書き […]
プレ第2部 パワーアップキットへのお誘い
呂刀姫:どうも、初めまして!呂布の長女、刀姫です。 呂文姫:初めまして~っ(^^ゞ その妹の文姫で~す(^_-)v 呂刀姫:顔文字使うな~~~~ッ!!! 呂文姫:え~っ(>_<)ヽ 呂刀姫:……。とにかく、話 […]