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■ 【Roman】06.緋色の風車 【考察】

92 名前:大黒:2006/12/22(金) 22:09
>>90コダマさん
初めまして
緋色の少年=アルヴァレス説、興味深く読ませていただきました
私は『約束の丘』と『アーベルジュの戦い』は少年時代の歌ではないと思ってます
まず、『約束の丘』では
「何があろうと僕は必ず 君の元へ帰って来るよ」
と歌ってるところからこれは戦場へ赴く前の歌であると推測出来ます。恐らくですがここから『聖戦と死神』に繋がっていくのではないでしょうか
そして『アーベルジュの戦い』では
『幼き日の思い出よ』
とあるように少年時代の歌というよりも英雄アーベルジュの少年時代〜英雄と呼ばれるまでの回想の歌ではないでしょうか
『緋色の風車』の『其の宝石』というのはその前で歌われてるのが硝子細工であるところから繊細な、とても壊れやすい何かを象徴していると思います
例えば少年と少女の幸せな時間のような…
それに朱石の首飾りが殺戮の女王であるとの考えですが
『呪われし宝石』の歌詞中に
『特典は予約済みの鬼籍』とあるように手にした者は例外なく殺されていると推測されます
コダマさんは朱石の首飾りを持っていたシャルロッテは殺されたと考えてるようですが
それを奪った赤ローランは逆に殺戮の女王に守られて片手だけで済んだと考えてるように見受けられます
それでは『予約済みの鬼籍』に入る事にはならず矛盾が生じてくると思います
そう考えるとこの曲はアーベルジュではなく無力な少年が大事な人を奪われ己の無力さを痛感し『狂0105しい《季節》を経て』復讐心を募らせていく歌だと思います
なんだか救いも何もない解釈ですが殺戮の女王が絡んでるとしたらこのくらいでちょうどいい気がします

>>91ルオンさん
《緋色の風車》=少年、《血色の風車》=襲った人物という見方は面白いですね
そうなると後半の
『灼けつく《刻》』と『凍える《瞬間》』はどう解釈しましょう?
『聖戦と死神』と『緋色の風車』、『見えざる腕』がほぼ同じ時系列にあるというのは同意です。そうでないと『見えざる腕』の「アルヴァレス将軍に続けー!」の説明がつきませんから
『約束の丘』の解釈は前述の通りなのでここでは置きます
ただ仮に『緋色の風車』がアーベルジュの曲だったとして復讐に奔るなら何も帝国の騎士団に入らず自分1人で赤ローランを探したほうが効率もいいし束縛も少ないと思うのですがどうでしょう
私は世界観的には繋がってても主要な登場人物の過去を歌った歌はないという考えです
お2方の意見に色々と反論しましたが参考の一助になれば幸いです

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