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■ 【考察】ミシェル=エル

1 名前:古時計:2010/11/04(木) 23:51:47 ID:rnz7XMOp
はじめまして、サンホラーの1人です。
分かりにくい文章、曖昧な根拠、強引な解釈等が多々ありますので、
暇つぶし程度に読んでください。
個人の解釈ですが、文章が多いので1つのスレとして設けました。
最初に申し上げますが、私が書き込む前のスレ等でほとんど同じ内容の解釈が存在していたら、謝ります。
こちらも全てを確認できていませんので…

2 名前:古時計:2010/11/04(木) 23:53:14 ID:rnz7XMOp
「エル=Michele Malebranche 説」

4th CD「Elsyon」のエルと『殺戮の舞台女優』ことMicheleが同一人物だというとんでもない仮説です。
そしてこの説を唱えるにあたって必要な情報等は、
「Thanatos」「Lost」「Elsyon」「Roman」となっております。(若干「Moira」も)


さて、何故この説を思いついたのか?
これは「檻の中の花」とElsyonとを重ねて聞きながら想像をしてみた結果です。

「檻の中の花」より

実父『Joseph Malebtanche』の凄惨な変死事件
(「エルの天秤」の事か?)

証拠不十分及び、年齢に対する
殺害遂行能力に疑問の声が上がる。
(エルが刺した訳でもないし、年端もゆかぬ女の子ですから)

現実と幻想の境界を認識できていない類の言動を繰り返し、
行動にも尋常ならざる点が多々見受けられた
(「ねぇ...お父様」〜エルの楽園sideE〜)


Micheleの初舞台にはElsyonと似通っている場面が多いようです。
これは!と思いつつもまだ確信が持てません。
そんなある日、ElsyonのPVを見ていると…
なんという事でしょう!
エルが絵を描いているではないか、しかも白いキャンバスに!!
まさにMicheleを彷彿と思い出させるような場面!
さらに「檻の中の花」より
「鮮朱から冷蒼へ移り変わる」
Elsyonのジャケットを裏表紙から表紙にめくってみてください。
私はエル=Micheleであるとほぼ確信。

しかし、「檻の中の花」を聞いている内に1つの疑問が…
Micheleは「二度目の舞台」において絞殺されているのではないか。
しかしその8年後、彼女は遺体として再度現れています。
…えっ?復活?
それに「Roman」に収録されている「屋根裏物語」のMicheleも謎です。
イヴェールとMicheleの関係とは?
つか、PVを根拠にするならPVの解釈は?

3 名前:古時計:2010/11/04(木) 23:54:48 ID:rnz7XMOp
まだまだサンホラの謎は解明できていません。
そんな折、2th CDの「壊れたマリオネット」を聞いていると…

追憶に揺れるは 懐かしき旋律
(ElsyonやRomanの曲に出てくるオルゴール?)

同じ動きを繰り返す 壊れたマリオネット
(「ねえ、お父様…」〜エルの楽園sideE〜)
もがいているの? 苦しんでいるの?
(仮面の男は刺されましたね)
ここで終わらせてあげる…

くちづけた首筋に 緋い薔薇咲かせて
(「首筋に熱い接吻」〜檻の中の花〜)
月が海に沈むまで その少女は眠らない
(「少女」はエルですかね?)

同じ動きを繰り返す 壊れたマリオネット
悲しんでいるの? 泣いているの?
お願いもう終わらせて・・・
(Micheleの二度目の舞台?)

緋い月の雫は 抗えぬ衝動
夜の闇に囚われた その少女は眠れない
(死ねなかった…という事?)

屠る華を捜すように 夜空を舞う蝶は
(OllivierもMicheleを蛹や蝶と表現していましたね)
綻びた瑕を抱いた タナトスの操り人形

この曲、PVのエルが人形である…という理由になりませんか。
つまりエルはタナトスのマリオネット(操り人形)という意味を示しているという事です

ElsyonのPVでは仮面の男がエルっぽい人形を製作している場面があります。
どういう事?
仮面の男がタナトスであるとでも!?
…そう考えると、納得できる場面があります。
ElsyonのABYSSパートにおける「仮面の男」が出てきている場面です。
「仮面の男(=タナトス)」は人を殺した、あるいは心に深い傷を負った彼女らをパレード(楽園?)に堕とす
(死なせる)為に最後にでてきているのではないか。
こんな風な場面はMoiraでも見える死亡フラグこと冥府の使者としてあります。

「Baroque」において「仮面の男」は「ならば、私が許そう」と言っています。
この発言が意味する事は、「仮面の男」は神以上の存在、あるいは神と対極する者であるという事。
タナトスのイメージに似ていると思います。

ここで一旦Elsyonに話を戻しましょう。

4th CD「Elsyon」における謎は、
「私は生涯彼女を愛する事はない〜」
「彼女こそ、私のエリスではないだろうか」
そして44番目のトラックです。

4 名前:古時計:2010/11/05(金) 00:01:20 ID:QHPDPxoZ
エリスって誰?
あまりにも情報が少ない(見落としている可能性がある)ので想像で補わなわさせていただきました。

エルの父親でもある仮面の男(タナトスと分ける為、以下は男として省略)と母親(?)は夫婦か、
もしくは恋人のような親しい関係にあったのではないかと考えるのが普通だと思います。
そして2人に何かがあった。
おそらく母親が流産をし、もう世継ぎが出来ない身体になってしまったのでしょう。
2人は悪魔の力を借りてさえも子を産みたかった、なぜなら、世継ぎを産まざるおえなかったから。
しかし子供が出来ない2人は焦ります。
ここでタナトスあるいはそれに通ずる者と「約束」を交わしたのでしょう。
例えば、母親の命を引き換えに…
例えば、男の命をタナトスにあげるといったものだったり…
例えば、生まれてくる子はタナトスの人形として生きたり…
例えば、8歳の誕生日までに金や価値のあるものを集めたり、または一定数の人に不幸や死を与えないと
    運命の歯車が狂いだし、生まれてくる子が覚醒し、幾人の人々を殺したり…
おそらく、「エルの天秤」の左皿は「約束」でしょう。
母親は無事、腹に『焔』を宿し、産むと同時に自らは死んでしまった…。
そして、生まれた子の名は「Michele」と決められていた。

(さて、この前の流産してしまった子の名はなんだったのか?
「エリス」ではないかと…
「私はもう彼女≪エリス≫を生涯愛する事はないだろう」
 つまり、生まれてくる前に死んでしまっては愛する事すら出来ないから)

しかしMicheleはこの世に♀として生を授かってしまいました。
男が望んでいたのは世継ぎとなる♂です。
(「なぜなら 生まれてくる子の名は遠い昔にもう 決めてあるのだから...」
 つまり、なぜ彼女の名が男性名でもある「Michele(英語読みでマイケル)」なのか。
 これは男が♂を産んで欲しかった為かと)
しかしMicheleは男にとって唯一の血を分けた存在。
殺す事はないが、食事は最低限、さらに屋根裏部屋に閉じ込め、いつ彼女が覚醒しても自分
あるいは他人を殺す事の無いようにしたのでしょうか。
さらにミシェルと呼ぶのは違和感がある為にエルと呼んでいたかもしれません。
そしてある日、Micheleは「お友達が欲しいな」と、人を求めます。
するとそれに呼応するかのように心の奥深くに何か別な自分がいると感じ始める。
(貴方は誰?〜失われた詩〜)
Micheleは自分に姉が居たのではないかと、気付く、もしくは悟り、自分は何なのかと思い始める。
“彼女の魂が私の中にいるのでは?”
“「タナトスの囁き」が聞こえてくる”
(「乾いた大地に疑心暗鬼の雨が降る」〜失われた詩〜)
そして「良くも悪くも感情は育っていく」

「娘の約束した」日は刻一刻と近づいています。
男は「約束」を果たす為、何でもやりました。
その中に、「使用人」と「花嫁」が居たのでしょう。
そして「約束した」日の前日、あるいは数日前、男はついに「花嫁」に刺されます。
満月の夜、午前0時、男は這いずりながらも家に戻ります。
「約束」を果たせなかった男、そしてMicheleの異変に気付き、Michele(=エル)の首を絞めますが、
(「そんな悲しそうな顔をしてどうしたの?」〜屋根裏の少女〜)
時は遅く、「タナトスの衝動」によって覚醒したMicheleの中のもう一人の「彼女」に
とどめをさされました。
(「意識の彼岸で 「彼女」が目覚める
 宵闇に躍るは 避けられぬ約束」〜壊れたマリオネット〜)

深層(もう一人の彼女)と表層(Michele)が入れ替わった状態の中、
彼女は絵を描いた。
(「そうだ、パパの幸せを描いてあげる」〜屋根裏の少女〜)

赤いキャンバスは左手(悪魔)で、そして肖像画を右手(神)で。
(「幼い筆跡の署名 妙に歪な題名は
 【最愛の娘エリスの8つの誕生日に】」〜エルの肖像〜)

5 名前:古時計:2010/11/05(金) 00:02:00 ID:QHPDPxoZ
「パパの幸せ」とは?
そう、それは追憶。
全てを失う前の時、母の中で煌めいていた『焔』
「最愛の娘エリス」

そして「パパ」こと仮面の男の魂は
タナトスによって操られ、心に深い傷を負った者達を楽園へと堕とす為に
彷徨いながら、「エリス」の魂を探しているのかもしれません。

こうして、Micheleの初舞台は幕を閉じます。
そしてMicheleは狂っていきます。
なぜなら、「お父様」を殺されたのではなく、
自分が殺したのだから…。


自分は愛されたが相手を愛していなかった?
彼女の心は静かに荒れていきます。
そして養父となったOllivierと関係を持つようになったのです。
双方とも相手を愛しました。
Micheleは「変わらぬ愛」を求めると、
Ollivierは彼女を永遠に私のモノにしようとMicheleを絞殺しました。
Michele自身も、これも愛と感じたのでしょうか。
しかし、途中に疑問を抱いた。
なぜ自分を殺そうとするのか?
そして気付いてしまった。
「女の勘を甘くみないで 貴方が愛してるのは
しなやかな若い肢体 それは…『私』じゃない…」〜檻の中の遊戯〜
Ollivierが愛していたのはMicheleの肢体、心ではない。
だからこそ、彼は今のままのMicheleにする為に彼女を殺そうとした。

そして『彼女』が覚醒をします。


その後、絞殺されたものの彼女は死んでいなかった。
だからこそ、3度目の舞台があるのです。
どういう事?
仮死状態(「偽りのタナトス」〜タナトスの幻想〜)だったのかどうかわかりません。
なんせ、「どんな魔法を駆使したのか」分かりませんから。
そして物語は「屋根裏物語」へと続きます。


「生まれておいでなさい、イヴェール...」〜屋根裏物語〜

はい?
最初に聞いた感想が上の一言です。
訳がわからないMicheleとイヴェールの関係!
そこを解き明かす鍵…
そう、もう1人の『彼女』と「輪廻」です

6 名前:古時計:2010/11/05(金) 00:02:45 ID:QHPDPxoZ
『彼女』が目覚めるタイミングは何なのか?
それは月明かりがある夜…
もっと正確にいうには次の事も考慮しないといけません。
「黄昏に芽生える殺意」
〜壊れたマリオネットより〜
(黄昏に滲みでてきちゃんすか…)
上の事を考えれば夜でなければという事はないでしょう。
では何か?
一度整理する為に、『彼女』が出た時の事を表にしてみました。
・「お父様」からの虐待染みた監禁生活(「黄昏に芽生える殺意」)
・「お父様」に首を絞めれた時
・「オリヴィエ」に首を絞められた時
…そう、Micheleが死にそうな時、殺されそうな時に出てくるのです。
そしてある1つの感情も同時に出てくるのです。
「生きたい」

これで、『彼女』の正体に1つの仮説を立てる事ができます。
その仮説とは?
『彼女』こそ、生まれる前に死んでいった「エリス」ではないだろうか?
そう考えると、他人を殺す程の強い感情が現れる理由もなんとなく判るはず。
生きたくて仕方なかった死んだ「エリス」の無垢な魂…

7 名前:古時計:2010/11/05(金) 00:03:27 ID:QHPDPxoZ
さて、皆さん!
青い服を着たイヴェールはどんな存在だと思いますか?
「生まれてくる前に死んでいく僕の〜」〜朝と夜の物語〜
と言っていますので、生まれていないけど死んでいる存在です。
そこで「輪廻」が登場します!!
イヴェールとは「輪廻」における生、「始まりの扉」を開けない、
つまり「輪廻」しない存在なのです。
生きている痛みがない、うらやましい存在ですね。
そしてタナトスに抱かれているこそ、生きたいと強く願うMichele。
生きる為にはタナトスとの手を切らなければ。
…彼女の目的、それは「終わりの扉」を閉じ、「輪廻」という輪からはずれ
死なない存在になる事。
その為に、「輪廻」から既にはずれたイヴェールという存在が邪魔だったのではないか?
だから、13人の少年の液体をどのようにするのかまでわかりませんが、
イヴェールの「始まりの扉」を開き、生まれさせる事によって永遠の存在から
引きずり下ろし、代わりに自分が永遠の存在になる……
あの勝ち誇った様な笑い声に続く言葉
「生まれておいでなさい、イヴェール」


ちなみに、Micheleは2度目の舞台をきっかけに『彼女』に蝕まれていきます。
しかし『彼女』の肉体は既に死んでいます。
もしくはMichele自身がタナトスに操られているので『死』に人並み以上に接しています。
ここで「澪音の世界」を思い出してください。
「『死』とは…精神(こころ)に先行してまず肉体に依存する感覚から朽ち果てるものらしい」
つまりMicheleの『死』は早まっており、
2度目の舞台の8年後には、肉体の死、「老婆」となっていたのも納得いきます。



こうして3度目の舞台もやがて幕を閉じます。
しかしElsyonの最後の謎が残っています。
44番目のトラック
この解釈にも「輪廻」を使わせて頂きます。

エル(=Michele)は「パパの幸せ」を描きました。
しかし自分の「幸せ」は?
それこそが44番目のトラック。
表層のエルが望むのは「お父様」が普通に帰ってくる日常…かもしれません。
そしてなぜ44番目なのか?
4と4、「死」と「死」
そしてElsyonのトラック全体は45「死後」まであります。
まあなんとも言えないんですが、
私はある種の「輪廻」を暗示させているのではないかと思います。

それでは皆さん、「檻の中の花」を聞いてMicheleの舞台を終わらせましょう。


「彼女は、自らを閉じ込める狭い檻の中から抜け出したかったのでしょうな…
 それも極めて偏執的なまでに。
 …しかし、残念ながらその願望は生涯叶う事は無かった。
 …そして、死後一世紀を経過した今でも、彼女はその檻の中にいる…

 …何故そんな事が断言出来るのか?…良い質問だ。
 よろしい、誤解を招く事を承知で、この『Christophe Jean-Jacques Saint-Laurent』
 あえてここで公言しておこう。
 我々もまた、彼女と同じ檻の中にいるからだと…

 [『Michele Malebranche』の手記に遺されていた詩の断片]

 檻の中で咲き乱れ 枯れ朽ち果てる前に
 愛を失くしたこの世界に… 捧ぐ…お別れの挨拶

 〜連作幻想戯曲『檻の中の花』 (著) Noel Malebranche    」

8 名前:古時計:2010/11/05(金) 00:04:41 ID:QHPDPxoZ
はい皆さん!
忘れてはならない事がありましたね。
Micheleはノエルが著した劇中の人物である。
そこで浮かび上がる疑問…ノエルって?
自分は漫画の解釈がすごくわかりやすく良かったので
漫画を読んだ事がある人はイメージしやすいと思います

「嗚呼...これまで苦労をかけた 可愛い妹[Noel(ノエル)]よ」〜呪われし宝石〜

まあこの曲の中の「男」の妹であるノエル。
その後の悲劇は、皆さんお分かりになっているはずです。
兄さんは帰ってこない、しかし死んだ事は受け入れられない。
兄の帰りを待ち続ける妹(ノエル)……
そして彼女はある物語を綴った。


ここからは私の勝手な妄想と想像で書かせて頂きます。

帰りを待ち続ける妹。
彼女はどんな風に知ったかは知りませんが、
兄が死んでいるっぽい事と『殺戮の女王』ことレーヌミシェルを知ったのでしょう。
彼女はその宝石が兄を殺したのではないか…
心の奥底で感じてしまったのかもしれません。
しかしそれを認めるわけにはいきません。
だからこそ、物語を綴った。
ある種の永遠の存在でもある「イヴェール」を兄と見立て、
死神に近く、「イヴェール」を引きずり降ろそうとするMichele(ミシェル)を
『殺戮の女王』レーヌミシェルに見立て…
そして最後、
Micheleはイヴェールを生む事に失敗したからか、「輪廻」から外れる事ができなかった。

(ちなみにMicheleが左手(悪魔)で描いた赤いキャンパスは
『殺戮の女王』レーヌミシェルを示しているのではないか)

「壊れた人形 骸の男 時を騙る 幻想(ヤミ)の物語」〜朝と夜の物語〜
そして物語が行き着く先は行き止まり。

もう1つの伝言等、まだまだ謎はあるばかりですが、
ここで私の仮説…解釈については終わりです。
う〜ん、まだまだ穴の多い解釈ですので、皆さんと話し合いができれば幸いです。
ここまで読んで頂けて、ありがとうございます。

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