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■ 【Roman】02.焔 【考察】

71 名前:Eleonore:2008/03/17(月) 23:19:27 ID:Y7gbYIF2
初めまして。稚拙ながらも私見を述べさせていただきたく。
皆様のご意見は一通り拝見しましたが、もしかしたらどこか見落としている部分があるかもしれません。
また私自身は友人などから聞かせてもらってはいるものの、実際にはCDは『Roman』しか聞いていません。その点、あしからず。

・「幾許かの平和と呼ばれる光〜」
これは、歴史全体を指しているのではないかと。平和があったかと思えばまた争いが生じる、といったような。特定の時代を指したものではなく、歴史の中に表れる連鎖というか人間の愚かさというか、そんなものではないだろうかと。

・「葬列に参列するものは皆〜」
これも、特定の誰かの葬式を指してはいないと思います。戦死者全般かあるいは死者全般の葬式をまとめて指していて、その中の一人として選ばれた「生まれぬ君」の物語がこの曲であるように思います。(と言いつつ「生まれぬ君」の父親=戦死者と考えていたり)
「(死者を悼む涙の)雨に濡れながらも (遺された以上は生きていくために)歩み続けるより他にはない」と解釈しました。

・「否定接続詞で綴じた〜」
カラオケのルビでは「否定接続詞」は「ね」になっています。またひらがなで表記されている点から、このルビは日本語の意訳なのではないかと。
否定接続詞でつづる→(大雑把に言って)言葉でつづる→言葉は発音されうるものである→発音=「音」になる→「音(ね)」。
と、いう感じで。

・「歓びに咽ぶ白い朝〜生まれる者に繋ごう」「瞳に映した蒼い空〜愛しい者に遺そう」
まず前半は、身重の母親の視点ではないかと。
毎日毎日繰り返されてきた『人生』という「日々(みち)」を、生まれてくる子供に繋げていきたい→子供の誕生を待ち望んでいる。
そして後半。これは愛する妻(家族、恋人)を故郷に残している戦士の視点。
(ありきたりであったとしても喪いたくない)世界を、(命を賭しても)自分の愛する者のために守り抜きたい→愛しい者に世界を遺す。

・「朝と夜は繰り返す〜」
これは、「夜」に象徴される死の形を列挙(?)しているのでは。
「煌めく砂が零れても」→(『天使の彫像』より)人生を砂時計に例えた上での死。迫ってくる死の刻限が見えている上での死。
「愛した花が枯れても」→突然の死のイメージ(私だけでしょうか?)
「契った指が離れても」→愛する人と(契った指が)死によって分かたれてしまうイメージ。
⇒様々な死と生を繰り返して人間は歴史をつくっていく。

・「何れ程夜が永くとも 何れ朝は訪れる」
例)いくら死が悲しくともまた生まれてくる人間もいる、という普遍性。
例)赤子の死産(夜)に打ちひしがれていても、無情にも日は昇り朝(現実の朝)は訪れる→時間は止まらない。
の二種類を考えました。次を考えれば、たぶん子供は亡くなっているのでしょうね。

・「独りで寂しくないように〜」
「《双子の人形》が単数形である」というご意見があったと思うのですが、拙くも考えてみました。ただフラ語は全く分からないのであしからず。
1)死んだ赤子の双子なのではないか?これならば双子でありながら単数。
2)《双子の人形》=ヴィオレットとオルタンス。その上で、片方だけが棺に入れられた(もう片方は母親が形見にした、とか)。
  この場合は、入れられたのはヴィオレットであるのが自然と考える。ヴィオレット・オルタンスの両者はイヴェールを慕っていると考えられるため、他の次元のしかも死んでいたとしてもイヴェールの側にいることを喜びと感じるのでは。
  そうなるとやっぱり・・・置いてかれたオルタンスは悲しいかな、なんて(酷)。

・「歴史が書を創るのか〜」
最初と同じです。何らかの書を読んでいたと思われる語り手が、歴史と書とのニワトリ・タマゴ理論を提示する。
その上で、「それは人間に知り得ることではない」と言われている気が・・・。
ついでに、上の2)を前提に持ってくると「離れた者」はヴィオレットとオルタンスで考えられるんですが・・・ちょっとこれは強引ですよね?


ってなところです。
なんか無駄な話ばかり長くなってしまった気がしますが、とりあえずはこんなところで。
乱文失礼しました。

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