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■ サンホラ雑談スレ

1 名前:★玉川雄一:2004/05/25(火) 22:42
1 名前: 玉川雄一 投稿日:2004/02/07(土) 01:15
超絶サウンドクリエイター集団“Sound Horizon”が紡ぎだした
幻想と狂気に彩られた物語に気分が悪くなるほど浸るスレ。

公式サイト 

■既に語られし物語(全て品切れ中)
1st Story CD『Chronicle』
2nd Story CD『Thanatos』
3rd Story CD『Lost』
1st Pleasure CD『Pico Magic』
2nd Pleasure CD『Pico Magic Reloaded』

■これから語られる物語(2004年リリース予定)
1st Story Renewal CD 『Chronicle 2nd』
1st  2nd Pleasure CD 『Pico Magic Double(仮)』
4th Story CD 『ATR:E(仮)』
2nd Story Renewal CD 『Another Thanatos(仮)』

2004年2月上旬現在、『Chronicle 2nd』完成間近!
歴史は改竄を赦さない…


              ぴこまりでっすヽ(´∀`)ノ

51 名前:★ぐっこ:2004/05/31(月) 01:16
のうも〜。
さきほど、戦史考もアプ。
人物考はマターリいきますよ…

52 名前:★玉川雄一:2004/06/01(火) 23:36
戦史考うpおつ。
しかし帝国ってば、それまでにかなりの勢力を築いていたとはいえ、
いざ「聖戦」を開始したその年にトップエースのアルヴァレスに寝返られたのか…

とか言いつつ、私が興味あるのはその後。
各地の被征服地で繰り広げられた反帝国の国土解放戦争と、
おそらく最終局面となるであろうフランドル本土戦役。
「更に熾烈な四正面作戦を強いられた帝国は…」のくだりなんかもう燃えますがな。
アルヴァレス暗殺から「さらに五年」ということは、
(数えじゃなければ)ブリタニア暦635年、帝国暦9年が終戦の年かな?
それに至るまでのまさに「更に多くの血と涙」の物語をあれやこれやと考えてみたり。

53 名前:★ぐっこ:2004/06/02(水) 00:06
ああ、年表に終戦の年書いてませんでしたな。
結構長引いてますよねえ。この頃はローザたん幾つなんだろ。
アルヴァレスが亡命してから4年間、帝国は音を上げずに
頑張ってたってことは、他の軍団長が各方面をそれなりに抑えて
いたのかしら?
アルヴァレス亡き後、ブリタニア軍は失速してしまったのか、とか
イロイロ想像が膨らみます…

逆に私が今興味あるのは、アルヴァレスの帝国での暮らし…
つうか、前熱で寝込んでたとき、イロイロ夢か妄想かわからない
状態でChronicle世界を体感してたのですが、キルデベルト6世
に娘がいるのでは?
というヘンな設定に囚われてしまいまして。

ベルセルクのグリフィスがお姫様にちょっかいだしてましたが、ああ
言うカンジで、お姫様と他国の客将、というシチュにちょっとハァハァ
したり。無論アーベルジュは見向きもしませんが、姫(タカビー属性)の
方は興味津々だったり…。侍女か何かにだまされて寝室に連れ込まれて、
「ねえ、アルヴァレス卿…私のモノにおなりなさい」(←15歳のセリフ)
みたいなやりとりがあったりして、アルヴァレスは結構疲れる宮廷生活
を送っていたのではと。で、聖戦が始まって逃げるように亡命したとか(^_^;)

54 名前:★玉川雄一:2004/06/02(水) 01:19
>>53
15歳のセリフワロタ。
“聖戦”時にアルヴァレスはそれなりの歳(でも20代半ば〜後半かなあ)だったっぽいけど、
「若い娘」のローザをとっさに助けたとゆうことは… もしや!?
まあいいや、イロモノネタはまた今度考えよう。

55 名前:★玉川雄一:2004/06/02(水) 01:21
で、今度こそマジネタ。全部脳内設定ね。

帝国暦元年『Zaragozaの殉教』
アルヴァレス亡命の報がカスティーリャにも届くと、
帝国の征服下にある同地では独立への機運が高まっていった。
当時、帝国のカスティーリャ総督府はアラゴン地方の中心都市Zaragosa(サラゴサ)に置かれていたが、
ここには帝国が「邪教の使徒」と呼んでいたカスティーリャ土着の宗教(および政治)指導者が人質として集められていた。
急速に悪化する帝国への反感に総督府の空気も緊張の度合いを増し、人質たちの身はいよいよ危うくなる。

そんな中、いよいよカスティーリャ各地で反帝国の独立へ向けた動きが顕在化する。
辺境の地Galicia(ガリシア)に難を逃れていた旧国王Fernando2世(仮名)はここに至り決起を決意。
それはサラゴサに囚われた人質を見殺しにすることを意味していたが、
国王の苦渋は彼らも十分理解しており、自らの運命を従容と受け入れた。
各地で激化する武装抵抗への報復として、総督府はついに人質の処刑を断行。
燃え盛る火刑の炎の中で、彼らは最期まで神への祈りを唱え続けていた…

その数日後、カスティーリャ解放同盟軍はSalamanca(サラマンカ)にて
帝国駐留軍に対し多大な犠牲を払いながらも初めての勝利を収める。
それは、以後数年にわたって繰り広げられる国土解放戦争のささやかな第一歩だった。
戦士たちはかの殉教者たちが遺した祈りを胸に、血と涙を乗り越え進んでゆく…


なんかこんなお話。
でも帝国軍もしぶとく粘る。そこでブリタニアからの遠征軍派遣ですよ。

56 名前:★ぐっこ:2004/06/02(水) 23:54
>>55
Σ(;;゚Д゚)ハァハァ…
カスティリヤの独立戦争か〜! これも一つの歌になりうる物語だ!
独立というよりは領地奪回。おお、西から東へのレコンキスタか!
うーん、君臣の絆と言うより、彼ら各々の信念の美しさですやね…

カスティリヤの総督も、案外骨っぽい漢であったと妄想を重ねてみる。
(ただし皇帝の性格から言って、総督と言っても征西将軍みたいな
カンジだった予感)
そしてブリタニアからの援軍が( ゚Д゚)! コレは燃える! 援軍の将帥は
誰なんだろ!いきなりアーベルジュ投入なるか!

57 名前:★玉川雄一:2004/06/03(木) 02:49
一応昔とった杵柄なんでがんがってみますた<カスティーリャ

ただチィとこだわると、『レコンキスタ』という言葉は使わないでおきたいなと。
「征服」というニュアンスが入ると『他人の土地』を奪うようなイメージありません?
この場合は征服されたとしてもたかだか数年、けして帝国は支配者として受け入れられたわけでもなく。
だからカスティーリャの人々にとっては「解放」あるいは「奪回」であっても、
「征服」という見方はしたくないんではないかと。細かい言葉尻ではありますが。

ちなみに"史実”ではイベリアにおいてそれこそ数百年に渡るイスラムの支配が定着し、
独自の文化を築くまでに至っていたこともあり、
キリスト教勢力にとっては「再征服」という意識を持ち得たのだとは思いますが。

で、ブリタニアからの遠征軍派遣。
ぶっちゃけナポレオン戦争時をイメージしているわけです。
イギリス軍がイベリア半島に軍を派遣し、スペイン・ポルトガルと連合して
フランス帝国に対して“陸の抵抗”を試みるという筋書き。
いわゆる「イベリア半島戦争」というやつですわ。
おおざっぱな解説ではナポレオン帝国崩壊の端緒をロシア遠征に見る向きが多いですが、
それより先にこのイベリアでの泥沼の消耗戦が帝国を蝕んでいたという。
(イベリアではナポレオン自身が長居しなかったので当人はさほど負けたつもりがない)

で、それを踏まえて。遠征軍の主将は既に考えてあるのですが。(脳内妄想で)
帝国への反撃開始にあたって新設されたブリタニア第七騎士団、
率いるはWellesley騎士団長…
ぶっちゃけ、ウェリントン公爵ことアーサー・ウェルズリーが元ネタ(つうかまんまやん)なんですが!
ウェリントン公といえばワーテルローが有名ですが、
彼はそれに先立ってイベリア半島からフランス軍を駆逐した立役者でもあります。
“ウェリントン”の封爵もこの戦功のお陰だったり。
で、そんな彼にあやかって(?)みた次第です。

58 名前:★玉川雄一:2004/06/03(木) 02:56
ちなみにアルベルジュを投入するのは危険な気が。
立場が正反対になったとはいえ、かつて蹂躙した地に乗り込むのはねえ…
それを言うとロンバルドやプロイツェンもそうなんですが。
確かに帝国に反感を持つ者が彼の元へ亡命してきたとはいえ、
かつて直接手にかけた地では迎える地元民の方も複雑なんではないかしら。
そうなると彼の使いどころって限られる…?
フランドル本土侵攻作戦の切り札とか…

そもそも、アルベルジュはそう簡単にブリタニアの人々に受け入れられたのかしら?
つい先だってまで焼き討ちするわ虐殺するわと死神を地で行っていた男が、
ある時ひょっこりと我らがローザ女王様と二人で現れたわけでしょう?
これから彼は味方なのよ、と言われても「何があったか」を知るのはローザだけだし、
圧倒的なカリスマを誇る彼女をもってしてもアルベルジュの存在を受け入れさせ、
あまつさえ軍を任せるには周囲を納得させるのによほど苦労したのではないかしら…

というかアルベルジュの人格とか考え出すとドツボにはまりそうなのでとりあえず保留ということで。

59 名前:★ぐっこ:2004/06/05(土) 00:49
>スペイン独立戦争
Σ(;゚Д゚)! フランス皇帝、って時点で真っ先に思いつくべき
だった!あーあーあー!そうそう、ナポレオンさんを考えて
なかったよ、キルデベルト6世。
そうですよねえ、支配の拙速さとかはよいケースパターンに
なりそう…。
そんでもって、イギリスからの援軍が、アーサー・ウェルズリー
…燃える…。
確かに、各国の独立戦争の黒幕的立場としてブリタニア王国が
いたわけですし、軍事指導者なり支援軍なりを派遣して、帝国に
四正面作戦を強いるって戦略は大いにアリかも。

>アーベルジュ亡命
人物考でも話題にしようと思ってたのですが、非常に風当たりは
強かったでしょうねえ…。実際、ベルガ意外全部の国がアルベルジュ
一人に滅ぼされてるわけですし、そんなのが援軍でやってきても、そりゃ
みんな石を投げますわな。
ブリタニア王国内でも、女王が「仲良くしなさい」と言ったら、とりあえず
騎士たちは言うこと聞くでしょうけど、心服にはほど遠い。
なんとなくパーシファル団長あたりは、趙雲的な清廉系武人っぽいイメージ
があるので、わりとすんなり受け入れそうですけど…
もうちと練り込んでみまつ。

60 名前:那御:2004/06/06(日) 22:53
失礼します。
ここの存在に今日まで気付かなかった・・・
とりあえず、いきなり私が口挟むのもなんなので、
全部一気に読ませていただき、大変楽しめました。。
これからはできれば・・・参加したいと思いますがw

61 名前:★ぐっこ:2004/06/07(月) 23:56
ヨコソー (゚∀゚)ノシ 那御さま、歓迎致します〜!
何、存分にご参加くださいませ!

62 名前:★玉川雄一:2004/06/08(火) 01:47
那御さんも合流ということでまた気合入れていきますか!

あ、>>57あたりでナポレオン戦争に関連付けていますが、
あくまでも戦況の推移が、ということで。
実際の様相はやはりぐっこさんが舞台考で書いているように
「騎士道時代の中世ヨーロッパ」をイメージしています。

63 名前:那御:2004/06/08(火) 23:11
>アーベルジュ亡命
確かに・・・それこそ騎士階級から民衆にまで、
彼が今まで何をしてきたかを知っているわけでしょうし・・・
すんなりと受け入れられた、ということはないでしょうね、同意。
それでも、彼を頼って亡命者が殺到した・・・
どこまで「彼を頼って」と言う言葉を信じてよいのか。
何か裏があったのではないかと邪推してみたり。

あくまで一説として、暫く考えてみます。

64 名前:★ぐっこ:2004/06/10(木) 00:20
うーむ。
アルヴァレスの場合、多くを殺しすぎましたからねえ…
まず彼の処遇を決めるのに一波乱、次に席次を決める
のに一波乱(騎士団長扱いか部将扱いか)…。
あと、彼の部下につけられた騎士達の反感、僚将たちの
嫉視。
名前からして円卓の騎士然としてるローザ周辺ではあ
りますが、ライバルを蹴落とそうとする風は強そう。

逆に亡命者の殺到に関しては、曲の高揚感も相まって、
素直に受け入れたいところに400ロッテ。
「時代は英雄を求め、反撃の烽火は上げられた」
ってあたり、国家を越えた熱狂的ブームがあったのではと。

65 名前:★玉川雄一:2004/06/11(金) 00:59
ちょっとブレイク。
公式サイトの近況に動きがあったのね。(何日か前だが)
コミケか… 今度こそ初陣か? 「何か出す」そうだけど、
新作ストーリーCDじゃあないだろうなあ。
クロ2のペースから考えると(-_-;)


……Revoタンがんがれ。

66 名前:岡本:2004/06/13(日) 22:08
中世ヨーロッパを題材にした幻想SRPGファンのオウガバトラーですので、
雰囲気と流れを楽しむつもりで試聴してみました。

オウガバトル・サーガ
=スクエアに吸収されて跡形もなくなったクエストの傑作。スクエア版の
FFTは似て非なるもの。物語性は残っていたが売りであるはずのタクティクス
システムがあまりにもFFライクだったため、ユーザーにより評が分かれる。

以下、多少辛口批評になります。

”聖戦と死神”を聞いて、戦記物風のナレーションは聞いていて思わず
目を瞠りましたし(アルヴェルス役の男優の声と演技が私の好みから
すると”間抜けすぎ”で引きましたが)、歌劇作品としては申し分ない
のですけれど。
戦記物として考えた途端、変に偏った知識を持っている分、粗が見えてしまって
(私は細部に神は宿りたもうの信奉者です)酔い切れないという難点が私には感じられました。
ゴシック・メタル調の音楽は”来たぜ来たぜ、ふふふ”という感じでいいんですが。
上記のアルヴェルス云々も、予備知識から復讐鬼と化した(ハンニバル・バルカ風の)
将帥と感じるには明らかに器量不足という私の思い込みを覆しきれません。
これは人それぞれですが。
妙な感慨を持たせないくらい勢いと雰囲気で押し切れればいいのですが(その力量は充分にあります)、
こういうのは”それは違うよなぁ”とちょっとでも感じたら駄目になりますんで。
むしろ淡々と語っている分、ナレーションの女優の方が適役でした。

ブルース・リーの如く、”考えるな、感じるんだ”でいきましょうか。

67 名前:左平(仮名):2004/06/13(日) 22:56
…ディ−プなネタなだけに、なかなか入りづらい(←なら無理に入るな!というのはご容赦を)ですが…
これらの元ネタ、中世騎士道もの+北欧神話+先キリスト教のケルト文化 あたりでOKですか?

展開次第では「強大なる異教の〜」なんてのも出そうですが、やはりイスラム・モンゴルあたりを元ネタに
するのでしょうか。
先日、「モンゴルvs西欧vsイスラム 13世紀の世界大戦」(伊藤敏樹 講談社選書メチエ)という本を
買ったので、そのあたりになれば少しは入れそうなのですが…。

68 名前:★玉川雄一:2004/06/13(日) 23:58
■アルヴァレスって…
岡本さんの考察はなかなかに鋭いところを突いていると思いますよ。
私が>>58で少し触れたアルヴァレスの人格についてですけど。

彼はこと戦闘能力に限っては当代一の傑物であったことは確実ですが、
それ以外については至らぬ点ばかり。「時代の求めた英雄」と呼ぶには抵抗があります。
時として思わぬ人物を祭り上げてしまうのが「時代の勢い」とはいえ、
アルヴァレスには前科がありすぎる。
物語の根源的な問題として彼の性格(人格)に破綻したところが見られるのですが、
ノリとテンションで聴き抜ける分には…まあ、ねえ?
全体を通して聴くとまた別の観点から捉えることもできるのですが、
確かに考え出すとドツボにはまる。

あらまりおねえさんにはいつの日か学三のナレーションをお願いしたいと言ってみる。

69 名前:★ぐっこ:2004/06/14(月) 01:35
んー…
裏の頃から続くコーナー趣旨、どう説明しよう…

真面目に歴史物として見れば、人物はペラペラだわご都合主義だわで幾らでも叩けますが。
「聖戦と死神」じたいが、歴史小説でも戦記風小説でも何でもなく、いち同人音楽CDの
中の、ほんの四、五曲ほどの中のお話。
そういうミクロな世界の限られた情報から、どれだけマジレス気味に考察して膨らませるか、
というのが、ネタ趣旨です。

まあその性質上、全肯定が前提になってますので、音盤の出来映え、脚本設定の不備云々
を語るスレではない、と。
とりあえず、そんだけ。

>アルヴァレスの人間性
んじゃ、そういう趣旨に則っての考察の予行といきますが…
私もアルヴァレスは、ひどく未熟な人格であると思います。彼が復讐鬼として屍山血河を
築いていった時期は、おそらくプロイツェン攻略あたりまでで、それから先は、目的は
あるにしても、彼にとっての意味合いはきわめて稀薄な、半ば惰性での戦争であったのでは
ないかと。
それじゃ燃え尽きるか虚無恬淡な解脱者みたいになるかというと、そうでもなく。
かなり「他人事」のような感覚で、状況に流されるように戦争を続け、漠然とした希望的観測
のみで国王の空約束を信じ続け、あげくは思いつきで軍を脱走してしまう。
そしていつも口にする言葉は「私は取り返しのつかない過ちを犯してしまった…」
ローザじゃなくても、「バカ」と言いたくなるような無気力っぷり。
そして何の悩みもなく、敵方の女王にホイホイついてゆく無責任っぷり。
こんな「大人になれないガキ」に歴史をかき回されていたガリアの人々も、迷惑この上ない話
だったでしょう。

が。
私は彼に救いがあったと思いたい。真の主に出会って初めて、真の生涯が開けた勇将が歴史上多々いるように、
アルヴァレスも「アーベルジュ」となって、はじめて能動的な人生を歩めるように為ったのではないかと。
ルーナ・バラッドが謳ったように、「多くを生かし」「多くを為した」のは、ブリタニア亡命後から。
それまでの殺戮を帳消しにして余りあるほどの行を、彼は自分で考えた為した、と思いたい。

まあぶっちゃけ、私の中でアーレン・ブラフォード化してるわけですが。

本来「Knight of the Rose」は、ローザが主役ですから、アルヴァレスもパーシファルやトリストラム
と同じく、まさに円卓の騎士の一人なのでしょうね…。彼ら一人一人が、後世、戯曲になったりした、と。
その一節が「聖戦と死神」ではないかなあ、と。

どうしよう、いま「聖剣を岩から引き抜くローザたん」を想像しちゃった(;´Д`)ハァハァ

>あらまりおねえさん
HPから秘書タンのシステムボイスとかゲト。弟の声もハァハァ。つか、凄いですよね、この人の
声の幅…。もっとブレイクしてもおかしくないと思う…。学三ナレーション…(;´Д`)ハァハァ…

>元ネタ
まあ、中世騎士道もの+北欧神話+先キリスト教のケルト文化、というのがマンマそうかと。
イスラムやモンゴルは、入ってきなさそう…。
円卓の騎士がいるくらいだから、けっこう中世でも「雑なほう」の時代かと。

70 名前:惟新:2004/06/14(月) 01:54
う〜ん、私はその辺はさして違和感なかったですが。

亡命後について。
強い者に靡くというのは必然でして、
特に帝国の快進撃がアルヴァレスによって行われている以上、
彼の亡命は人を集める旗頭としては十分でありましょう。
ましてや聖戦への反感が高まっていた最中、敵の敵は味方、呉越同舟の故事もあり。
薩摩と長州でさえ、坂本竜馬というプロデューサーによって同盟を実現しております。
この物語においてはあの女王様がいるわけで、どうやら彼女は演説がお上手
(という設定)のようですし、その辺はうまくやったことでしょう。
ハンニバルとの違いはそこです。かの名将が哀れな末路に終わったのは
彼を使いローマと戦おうというプロデューサーがいなかったから。
もちろん誰もが彼を快く思っていなかったでしょう。
が、それが問題として噴出するのは戦後、もしくは戦争終盤。
彼の暗殺から五年も帝国はもってますから、この時点ではまだ余力があったようです。
というわけで、彼の存命中にはそれほど表立って表面化はしていなかったと思われます。
ただし、彼が暗殺から逃れていれば、近く何らかの形で表出したことでしょう。
彼の戦場投入ですが、さすがにその機会は少なかった…というか、そればかりは無理。
役どころとしてはせいぜい侍従武官程度だったと推測します。
ただし、女王の親征などがあれば戦場でもその才幹を発揮したでしょうし、
戦略眼があるのであれば、そうでなくとも十分な活躍をしたでしょう。

さて、アルヴァレスの人格についてですが、そんなにひどく描かれてます?
いえ、死神と呼ばれるくだりはわかるのですけれど。
若輩者にて、皆様のご高説賜りたく存じます。

71 名前:惟新:2004/06/14(月) 01:58
しまった、リロードしとけば良かった…

人格についてはですね、成長物語なんですよ、これ。
だからなんぼアルヴァレスがヘタレだったとしても、
その後の彼(推測込み)をも含めて考察した方が良いのでは、と。

72 名前:★玉川雄一:2004/06/14(月) 02:08
>ミクロな世界の限られた情報から、どれだけマジレス気味に考察して膨らませるか
>>58-64あたりで見たように、『アーベルジュの門出』の辺りから既にして
ものごっつい試練が待ちうけていることは想像に難くないわけですが。
ブリタニアの地で自らの居場所を、そして何より存在意義を新たに見出してのち、
再びガリアの地に足を踏み入れて彼はどう生きるのか。
これもまたひとつの物語の始まりということになりますか。

73 名前:★玉川雄一:2004/06/14(月) 02:11
あ、俺も時間差だ。惟新さんの分についてはまた今度。

74 名前:岡本:2004/06/14(月) 07:55
いつものように私論を書いてみましたが、あまりにも語調がきつすぎましたのでちょっと文体を変えてみました。
かなり毒がありますが、ネタと思ってください。

75 名前:岡本:2004/06/14(月) 07:55
◆ガリアにおける“死神”アーベルジュの一考察◆  〜トマス・マロリー〜(註)
[1]
さて、この時代の戦争の立役者であったアーベルジュこと“死神”アルヴァレスであるが、その軍事的才能とそれを制御した人格はいかなるものであったのか?彼が歴史に及ぼした影響を慮れば、これは論者としては無視すべからざる問題と思われる。

彼の短くも猛々しい人生は、故郷ベルガを滅ぼされた後にフランドル帝国の常勝将軍として周辺諸国の恐怖の的となった“死神”としての前半生と、ローザ女王の誘いに応じブリタニア王国に“単身”亡命し終戦へと尽力した“薔薇の騎士”としての後半生に分けられる。ある意味、前後半で人格が様変わりしたような観を受ける。

そもそも彼は生地たるベルガにおいて如何なる身分にあったのであろうか?彼はベルガにて平民であったのであろうか、それとも支配階級にあったのであろうか?羞恥に耐えぬことであるが、論者は蒙昧にして正確な情報を得ていない。フランドル王国軍の一部隊長として彼がその復讐の暗い願望を初めて満たしたオッフェンべルグの戦いにおいて、フランドル王国軍の一部隊長として登場する。この戦いの活躍によって皇帝に引き立てられるようになったとするならば、故国を崩壊させられ裸一貫で傭兵としての戦歴を重ねてきた平民であろうと、国をなくし客将として異国で冷や飯を食ってきた貴族であろうと問題にはならない。
重大な問題は、門閥や後見といった集団・閥としての力を持ちえぬ人間が単に一個の武勇のみで帝国の方面軍軍団長にまで付けるのであろうかということである。平民であるにしろ貴族であるにしろ苛烈な戦歴を潜り抜ける上で、戦場にて信用できる手足は必須であるし、そういった集団戦力を個人でもっていることが国内の政治的発言力の上昇につながることを考えると、単なる帝国の一ベルガ人にすぎなかったとする伝承は眉に唾して聞くべきであり、はっきりいって論者には“通常ならば”理解しかねるといえる。
が、別の可能性を考慮すれば、これが事実であることも不可能ではない。彼はそう見ていなかったとはいえ、彼には絶大な後見があったとするならば。対象はフランドル帝国の皇帝、キルデベルト6世である。ここで彼の出自が問題となる。平民であるならば、武勇のみがとりえで部下を用いる類の将才はかけらも無い人物を“便利な手駒”と看做すいわれが無い。個人的武勇のみで単なる騎士ならいざ知らず将軍としてやっていけるのは貴族階級のみ。それもフランドル国内の貴族の利権争いから遠い位置にあって国王の覚えもめでたいとなると、王族と遠くはあったろうが血縁関係にあったベルガの王族ないし地方領主という可能性が最も高い。

76 名前:岡本:2004/06/14(月) 07:56
[2]
ここで問題となる“アルヴァレスには将才がない”の根拠であるが、これは彼のカスティーリャ遠征における歴史的勝利、“アラゴン平原の戦い”で明示される。5000の騎兵を率いピレーネ山脈を越えた後、カスティーリャ王国北方防衛軍12000を粉砕した戦いである。

この論説を執筆するに当たり、論者はあらためてこの伝承を耳にしたのであるが、淡々と述べることでこの戦いの描写を叙事詩として吟ずる効果を最大に高めた女流詩人とは対照的に、英雄を演じた詩人のほうは“常勝将軍”を“最強の戦士”として演じたあたり、英雄譚を吟じるにはいささか役不足であったといえる。だが、あるいはこれが“英雄”の本来の姿であったのやもしれない。古来、ピレーネ山脈越えはそれだけでも一大軍事計画である。物資の調達、兵員・兵力の状況維持、麓で待ち構えているであろう敵軍の情報等、総指揮官に要求される能力は到底一個の戦士で賄いきれるものでない。それらの条件を超ええたとしても会戦時には人馬共に疲労し本来の能力は到底出しえず、ましてや火事場の糞力を期待することもかなわなかったことはいうまでもない。ましてや敵の兵数は倍以上である。ここにおいてアーベルジュのなした軍事指導は唯一つ。自身先頭に立っての騎馬突撃である。まったく大した将帥ぶりである。言うまでもないが、騎馬突撃は歩兵・弓兵の援護があって初めて効果のある戦術である。また遊牧民族でもない以上、騎兵のみの長期の軍事行動は(輜重を度外視する短期と違い)返って歩兵よりも多くの物資を必要とする。山越えにもっとも適したのは歩兵であり馬は損害が多い動物であるが、以後のカスティーリャ平定において神出鬼没の用兵で数に勝るカスティーリャ王国軍を各個撃破し、初期の5000の騎兵戦力のみでカスティーリャを滅ぼしたとされる以上、疲弊した騎兵の突撃のみで勝利して見せたというのである。何のことはない、詩人達は予備兵力である歩兵、それもおそらく少なく見積もっても2,3万の歩兵を勘定にいれなかったのである。単にこれらが“騎兵隊長”アルヴァレスの直接の指揮下に無かったという理由で。これらの歩兵が数を利して12000を押さえ込んでいる間に、突撃しか知らない迷指揮官の騎兵が突っ込んだというべきであろう。騎兵の特質である機動力と意外に弱い防御力に目をつけず、その絶大な打撃力にのみ見せられた指揮官は洋の東西を問わず枚挙に暇が無い。アルヴァレスも指揮官突撃あるのみという“見事な”戦術思想から考えると、絶大な打撃力しか頭に無かったといえよう。そんな人物が王国の軍団長になれた理由は、王族の血縁者であったからというのが大きい理由であろう。また、元へ戻るがそのような人物の軍事活動である以上、騎馬数千のみはありえない。伝承では彼は“ベルガ再興のために(皇帝の口車に乗って)カスティーリャを滅ぼした”と後悔したとされるが、何のことはない。彼は(自覚していなかったとはいえ皇帝の威を借りていた)紛れもなくフランドル帝国の中心軍だったのだ。

77 名前:岡本:2004/06/14(月) 07:57
[3]
さて、ここで彼の後半生の入り口となるブリタニア王国への亡命に関して考察してみる。となると、“奇跡”と称されるローザ女王とアルヴァレスの邂逅そして、軍団長の単独亡命自体も検証する必要が出てくる。
ブリタニア攻略において第3軍団が、先行した第1・第2軍団を大きく引き離してあまりにも北方に異常に侵入した敵中上陸がそもそも疑わしくなってくる。また、彼が亡命したあと、指揮官不在とはいえその時点では戦力もまばらな敵中にいた第3軍団が指揮官代行を立てての戦闘行動の続行もせず、また戦力を回復して第1・第2軍団を南端まで追い下げたブリタニア軍によって壊滅されもせずに無事引き上げたというのはかなりキナ臭くないであろうか?可能性はいくつか考えられるが、一つの案としては流石に今回は兵力不足もあって被支配地域から兵を集めた第3軍団の幹部連がローザ女王と密かに交渉し、内応したと同時にその保障として“ベルガの復讐鬼”でありながらフランドルの鬼子でもあってそれなりの外交カードである無能指揮官をブリタニアに売ったと考えるのが自然でなかろうか。ブリタニアの交渉人はローザ女王本人、第3軍団側は併合されたプロイツェンの騎士・ゲーフェンバウアーである。そして、奇跡の邂逅は脚本・主演・ローザ女王、演技指導・ゲーフェンバウアーの一本釣り政治劇いや茶番劇であった可能性が高い。ローザ女王自身かなりしたたかであり、彼女が絶対であるブリタニア王国の性格上、戦争勝利のため村ひとつ演出のためにつぶすのは必要経費におさまったであろう。アルヴァレスの人格に関しては、子供のまま大人になったような集団の統率者としては余りにも無責任・無軌道な点が際立っており普段から大した運営上とるべき対応をしていなかったのは明白である。彼一人欠けたところで軍団の運行には何の支障も無かったであろう。そうすると、第1・第2軍団は押しているどころかブリタニア軍の遅滞戦術に引っかかって内地に引き込まれていたと考えるほうが理にかなっている。

78 名前:岡本:2004/06/14(月) 07:57
[4]
吟遊詩人の語りによれば、彼は亡命後“多を生かした”とされる。が、他を寄せ付けぬ個人的武勇に依存した“常勝”将軍としての評があったとしても、統率者・軍略家あるいは政務家・交渉者のいずれにおいても疑問の余地が有り余る人間が、果たして亡命後の高々3年間の“善行”でこれまでの10年近くにわたって全世界に振りまいてきた“他の追随を許さぬ暴虐”の爪痕を拭い去ることができうるものであろうか?
また、彼の勇名を頼りにガリア全土から反帝国の亡命者がブリタニアに集ったというが、それこそ彼の“常勝”伝説の肥やしとしてベルガ以外のガリアの諸国は彼の手によって打ちのめされフランドル帝国の頸木に繋がれたといってよい。王族の縁者であれば言うまでもないし、フランドル譜代の将でなければなおのことフランドルの“将帥”よりフランドルの“走狗”としての認識の方が強いことは疑いの余地は無い。となれば、ブリタニアの反抗と反フランドルの運動の原動力は、信頼関係や政治的権力など薬にもしたくないようなフランドル王家の“ベルガの脳筋野蛮人”でなく、彼を手懐け引き抜いたしたたかな薔薇の女王に対する各諸国の期待感であったとするほうが自然であろう。
そして、3年後、休戦会議が成り立ちアーベルジュは御用済みになった。ローザ女王は3年前の密約の相手であるゲーフェンバウアーの手を借り、アーベルジュを今度は物理的に退場してもらうことにしたが、口封じもかねてパーシヴァルにゲーフェンバウアーをも殺させたのが裏目に出た。彼がガリア大陸において裏の世界ではあるが反フランドル帝国運動の重要人物であったため、ローザ女王の意図を他の反フランドル勢力の重鎮が疑ったのである。結局、講和条約締結はならず、ローザ女王も策士策に溺れる結果となり、戦乱終結にはさらに数年を要するようになった…。
畢竟、アーベルジュ自身は復讐と故国再興の念を根幹とした英雄といわれるが、その余りに無軌道な行動から考えるに、とりえとする個人的武勇を振り回すことしか頭にない匹夫でありながら神々の一方ならぬ恩寵で悲劇を糧とした“常勝”将軍に祭り上げられた哀れなる道化としての前半生に、したたかな薔薇の女王に外交・軍事の手札として操られる傀儡としての後半生にすぎないと評するのは酷にすぎるであろうか。
“善を百日行えど今だ足りず、悪を一日行えばなお余りあり”とは東洋の言い回しであるが、思うにアーベルジュはその悲惨な前半生を埋め合わせるかのようにこの世界を創造した神々から一個人の身をはるかに超えた恩寵を与えられていたに相違あるまい。この世界を創造した幾柱かの神々は、音曲・吟詠においては彼のアポロン・アテナに比すことも吝かではないが、蓋し人の営みや英雄の創造そして時代の潮流の制御においては、今だ砂上に箱庭を拵えて悦に浸る童たちと差して変わらぬといえようか。

註)論者であるトマス・マロリーは“アーサー王の死”なる書物を著した異世界の人物である。ナイト爵は持っていたものの、あらゆる悪事を働き幾度と無く投獄された問題人物でもあったという。

79 名前:★ぐっこ:2004/06/14(月) 23:57
(;´Д`)…。コメントハサシヒカエサセテイタダキマス。ブッチャケ ココ ファンスレナンデスガ。

80 名前:★ぐっこ:2004/06/15(火) 00:39
というわけにもいくまいか。異説長文乙であります。

>英雄を演じた詩人のほうは(中略)いささか役不足であったといえる。
ワロタ。確かに、予言者ノアのアゴが外れるほどの高笑いやら何やら、そっちの方の声が
印象深いですよねえ…。つうか、じまんぐさんの声といえば「檻の中の花」のナレーション
がインパクト強すぎたためか、ロン毛の丸眼鏡っぽい胡散臭い男の顔が浮かぶ…

>アルヴァレスの庇護者は国王?
これ激しく同意。彼の元の身分はどうあれ、異国で身を立てるには、よほどの後ろ盾が無いと
不可能なんですよねえ…。(私ゃ「アーベルジュの戦い」の歌詞から、彼は平民か、せいぜい
地方小領主のお坊ちゃんくらいかな、と思ってましたが)

こちらは考察に書くつもりでしたが、キルデベルト6世の即位を巡って一波乱あり、アルヴァレスは
そのへんの内乱で王の目にとまったのではないか、と。フランドル王国はガリアのド真ん中ですし、
たえず国境紛争なり異民族の侵入なりに悩まされてたでしょうけど、地方領主の分離独立騒ぎなんかが
あってもおかしくなさそうですし…。

>カ ス ティ リ ヤ
>>40で転載したネタスレタイの
10:たった五千でカスティーリャを征服できっかよ その7 (574)
を思い出してワロタ。きっとこういう考察が飛び交ってるのかと。
さて、「詩人達」を代表して言うならば、騎兵のみ五千+数万の歩兵輜重、というよりもむしろ、
騎兵含めた五千、という小規模の部隊でなかったか、と思います。長駆しての奇襲攻撃の可能性を考えると、
ゾロゾロ軍団が移動した、というよりは、軽装の部隊がなだれ込んだ、という印象の方が強いですので。

しかし…確かに五千の兵でウロチョロしただけで一国は滅びないでしょうねえ(^_^;)
前哨戦として北方防衛駐留部隊を撃破して国境を制圧し、本国の増援を待って再度進軍、主力同士の決戦に挑む、
といったところでしょうか。

>アーベルジュの将才
マロリー氏に反論するならば、形はどうであれ数カ国を攻め滅ぼした将軍の実績を全て無視して、個人的武勇に
頼っているからというただ一点のみで愚将扱いするのは、ちと論が行き過ぎではないかと。国王やら宰相クラス
やらでも陣頭指揮してる連中もいることですし。

>>71
( ゚Д゚)そうそれ!
アルベール・アルヴァレス少年の成長物語、なんでしょうね。これ。
そもそも「アーベルジュの戦い」じたいが、「少年よ 臆することなく進め」みたいな
主題ですし。
ただ彼の場合、「絶望の果てに辿り着いた若き騎士」とか「暗い過去に潰されそうな青年」を演出する
背負っている重さが、ローザと出会うあたりでは大分稀薄になってるんですよねえ…。なんというか、
普通の青年になっちゃってるかんじ。プロイツェン攻略あたりだと、まだ狂気というか、凄みのある騎士だった
のでしょうけど。

81 名前:那御:2004/06/16(水) 01:06
凄まじい考察が繰り広げられてて、付け入る隙が…w
>騎兵
騎兵の機動力を存分に生かした王朝と言えば、元。
実際当時のヨーロッパと元の騎馬の使い方を比較すれば天と地ほどの差があったでしょうし。
まぁ、仮にですが、アルヴァレス直属の騎兵にそれだけの機動力があれば、
一国を滅ぼすこともあるいは・・・
でもアルヴァレスは専ら個人的武勇の人でしたねOTL

>成長物語
あー、それよく判ります。
一種の小説的な要素があるというか・・・彼の心の変化が描かれてますよね。
ローザとの出会いで、彼の心及び行動が、それまでと180度近く変わっちゃうわけですが、
それが彼の魅力を半減してる・・・てぇのは言いすぎでしょうか?

82 名前:惟新:2004/06/16(水) 01:19
おお〜また大作ですね〜!
もう少し余裕が出来ましたらゆっくり読ませていただきます。
あ、細かいですが、役不足を力不足の意味で使うのは間違いですよ〜

>左平(仮名)様
音楽の方はお聞きになられました?
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↑でならまだ販売しておりますので、もし興味がおありでしたら是非。

>ぐっこ様
そうですね〜せっかくですから、アルヴァレスの遍歴を分析してみますね。

まず、少年時代。「その身朽ち果てようとも、守りたいものがあった…」
に代表されるように、彼には既存の価値観に囚われる部分が強かったようです。
踏み込んでいえば、「お坊ちゃん」であった、と(実際に身分が高いかは関係ないです)。
戦士(騎士?)として育ったと仮定すれば、戦争に対する抵抗感は薄かったでしょう。
そして、その後の彼を見ても、彼は愛国心の強い人物であったことが伺えます。
そんな彼にとって最も拘るべきは過去。ここには「約束の丘」も絡みます。

さて、青年期。思いを胸に、彼は戦います。
敗れ去って後、彼が戦場で求めたのは、復讐心の発散。
最初に怒りをぶつけられた不幸な国はPreuzehn。
その後は自らのために諸国を征服しますが、そのうちに彼には変化が訪れます。

このタイプは批判精神が薄く、価値観が一度崩れてしまうと、非常に脆い面があります。
そうして崩れていったのが、成熟期。あえてこの表現を使います。
「私にはどうしても取り戻したい場所があったのだ」
この言葉は中心としては約束の丘を指しますが、外辺には故郷そのものを含んでいます。
その思い出のために彼は恐るべき銀色の死神となりますが、
成熟していくにつれ、彼は気付いたはずです。
自分が行ってきた戦いは志のためではなく、
怒りを発散し、また、保身を図るためだったのではないか。
悲劇を振り撒きながら彼が求めた夢は、そもそもその代償に見合うものなのだろうか。
その疑問を押し殺して戦ううちに、彼の内なる正義への信仰は磨耗します。
それは彼の精力源でした。復讐鬼になりきれぬ、不幸。
やがて彼は虚無感に飲み込まれ、そうして、彼は「大人」になっていったのです。

次は変革のときでした。GefenbauerやRoseに出会い、彼は変わります。
まず前者との出会いで、彼は自分の過去と向き合わされます。
そんな彼に新しい光を示してくれたのは、後者でした。
――悲劇を終わらせ、新しい歴史を作る――
彼女の独創に満ちた世界は、さぞや輝かしいものに見えたことでしょう。
そしておそらく彼は、彼女の志に殉ずることを生きる意味としたのではないでしょうか。
いずれくるであろう、悲劇の瞬間を知りながら。
それでも敵の手で討たれたのは、ある意味では、幸せだったのかもしれませんね。

83 名前:惟新:2004/06/16(水) 15:11
ちょっと訂正。少年期4行目、「戦士〜」のくだりは
「戦士(騎士?)として育ったらしく、戦争に対する抵抗感も薄かったようです。」

もう一度流れを辿ります。
・無邪気に正義を信じた少年期
・愛のために戦い、敗れ、復讐を誓い、怒りを撒き散らした青年期
・怒りが鎮まり、自らの罪深さに気付いていく成熟期
青年期までは既存の価値観に囚われ続け、成熟期ではそれが壊れます。
しかしそれと向き合うことが出来なかった彼は、
「約束の丘」へ帰ることを唯一つの希望として生きます。
その虚しさは彼自身、よくわかっていたことでしょう。
わかっていながら、それでもなお、彼はそれにすがらざるをえなかったのです。
このタイプの人間は、基本的に善良です。
批判精神は薄く、善を信じ、自ら価値を創造することは苦手です。
彼は復讐鬼になり切れず、かといって、新しい道を切り開くこともできなかったのです。
・変革期
過去と向き合った彼は、Roseの言葉によって、過去から一応の解放をされます。
この変革期ではじめて、彼は「自らの理性で自らの道を選択した」。

一連の流れの中で描かれたのは、静かなる絶望です。
無批判の正義、それによって燃やされる復讐心と怒り。
その手は血にまみれ、全身に浴びた返り血は、彼の心をゆっくりと侵していきます。
しかし彼の善良さは、その侵食にささやかな抵抗を示しました。
その葛藤は彼の精力を消費し、心に混沌をもたらし。
打ち続くその心中の戦乱に、やがて彼は倦みだすのです。
それは、静かなる絶望。多くの人はこうして、「大人」になっていきます。

この絶望は派手な物語ではなく、一見、文学的テーマとして魅力あるものではありません。
むしろ誰の心の中にもある、リアリティのある青年像が、そこにあります。
Revoさんのこれまでの作品を鑑みるに、これはあえて選択したものと思われます。
信長や曹操、フェデリコ2世のように価値を創造する英雄や、
謙信や関羽、リチャード1世のように信念に燃え続ける英雄を描こうと思えば、
おそらく、たやすく出来たに違いありません。
また、これまでの諸作品において試みられた一つに、「表層的で派手な絶望を
提示しつつ、どこかに光を点在させる」というものがありました。
それらを考慮すると、今回は、なかなか難しい問題に取り組んだといえるでしょう。
ですが、この静かなニヒリズムは、人類永遠のテーマというべきものの一つです。

これは静かな絶望に飲まれかけながら新しく生まれ変われた、一人の男の物語です。

84 名前:★ぐっこ:2004/06/19(土) 15:02
>ウマー
騎馬民族の騎兵は、基本的に騎射がメインだったんですねえ。逆に西洋騎士物語では
重装備での華麗なるランスアタック。同じ兵科でもまるで毛色が違いますが、アーベルジュ
はどうやって戦ったのか…
もうちょい東に行けば、前職が異民族騎兵のいる混合部隊だった、という設定もOKかも。
まあ、ファンタジーですし、白い死神として敵陣を駆け抜ける西洋騎士モノと信じたい。
演義みたく陣頭で一騎討ちとかもやったたかも(;´Д`)ハァハァ

>アーベルジュ
深い! うーん、アルベール少年の成長物語…というよりも自立物語、という感さえ。
基本的にアーベルジュは内からのアクションがトロいんですよねえ…
「私は何のために戦えばいい…」とか言ってるのみてると ( ゚Д゚)アンタまだそんな
こと言ってるですか! …と背中を叱咤したくなることも。
つうかいまアムロとララァの会話思い出した。

確かに、胸がすくような英雄ではなく、軍事の天才のみを与えられた一種の平凡人
アルベールの一生。難しいテーマであると思います。

85 名前:★ぐっこ:2004/06/26(土) 00:36
ところでなー
Gefenbauer
って、「ゲーフェンバウアー」なん?
それとも「ケーフェンバウアー」なん?

86 名前:★玉川雄一:2004/06/27(日) 22:25
>>70
私の考え方だとどうしても

>全肯定が前提になってますので、音盤の出来映え、脚本設定の不備云々を語るスレではない

に抵触してくるのであまり深入りはしたくないのですが…
質問を受けたからにはお答えせねばなりますまい。

私がアルヴァレスの人格が破綻していると感じたのは、グラスメアの戦いのくだり。
ちなみに「ひどい」ではなく「破綻」という語句を使用して異なるニュアンスだと意図しています。

“殺す相手を愛する者や祈るものがいることは忘れろ
 邪教の使徒は根絶やしにしろ眼を背けるなこれが<聖戦>だ”

まず、このパートがアルヴァレスの台詞であるというのが大前提になりますが、
これがゲーフェンバウアーだったりするとその時点で私の論は成立しなくなります。
しかしゲーフェンバウアーが登場するのはこの次の“逃げ送れた娘(を)追い駈ける男”だと
思っているのですが…

話を戻して。アルヴァレスは上記の台詞で明らかに意識して虐殺をけしかけています。
あるいは「眼を背けるな」という言葉にはある意味で逆説的に虚無感なり良心の呵責なりが
込められているのかもしれませんが、そこまで深読みして良いものでしょうか。

そして場面は進み、ゲーフェンバウアーに傷を負わされたローザを助けに割って入るシーン。
アルヴァレスの動機はローザに恋人シャルロッテの面影を見て、思わず止めに入ったのだと後で分かります。。
「シャルロッテ!」という彼の声が聞こえるところから、半ば自分でも意識せず動いたのでしょう。

そしてどうにも腑に落ちないのがここから先のゲーフェンバウアーとの問答。
<聖戦>の意義を完遂すべく娘に止めをさそうとするゲーフェンバウアーに対し、
アルヴァレスの制止の言葉はこれ以上にないほどの正論を説いています。
しかしゲーフェンバウアーはそんな彼に「偽善者」という罵声を浴びせます。
つい先ほどまでのアルヴァレス自身の<聖戦>の体現者たる言動とは正反対の
変わりようからすれば当然のことでしょう。

物語の「事実」としては、確かにアルヴァレスは変わりました。
彼は結局ローザを助けて遁走し、帝国を裏切りブリタニアに身を投じます。
「死神」と呼ばれたほどの苛烈さの度合い(ベクトルの“長さ”)において「ひどい」と感じたのではなく、
転向した際のベクトル反転の振れ幅のあまりの大きさをもって「破綻」と感じたというわけです。

…とは言いましても、私は結局この限られた部分のみに判断を負っていました。
皆さんが開陳された意見を拝読するに、「アルヴァレスの成長物語」という長いスパンで見れば
もっと広角的な判断のしようがあるということを今回知ったわけでして、
グラスメアの一件をもって「破綻」と断ずるのは不適当なのかもしれませんね。

>>85
たしか、公式掲示板でRevo氏は「ゲーフェンバウアー」と書いていた記憶が。
改めてどっちかと問われると確証はないのですが。
ちなみに私は「ゲーフェンバウアー」だと思ってました。

87 名前:惟新:2004/06/28(月) 01:09
余計なことを言ってしまったようで、申し訳ありません。
なるほど、そういうことでしたか。まずは意図の取り違えを謝罪申し上げます。

まず…たぶんですね、その歌、アルヴァレスじゃないんですよ。
アルヴァレスだとすると、後半部分の
「邪教の使徒は根絶やしにしろ眼を背けるなこれが<聖戦>だ」
というのがおかしくなります。彼自身には<聖戦>を信じる動機がありませんから。
(もし信じていれば、後の話に続かず、物語が破綻してしまいます)
仮にアルヴァレス自身も歌っていたとしても、それは軍を叱咤する方便に過ぎません。
じゃあ何かというと、帝国軍の歌であり、かの軍の戦争の狂気を歌ったものじゃないかと。
何にせよ、この歌を彼の性格を描写したものとして捉えるのは難しいと私は判断します。

私の反論としては以上なんですが、折角なので以上を踏まえて論を展開してみます。

彼が虐殺と無縁だったかというと、もちろんそうではありません。
それはおそらくPreuzehn征伐から始まって、それはもう血に塗れたんじゃないかと。
そして、契機となったRoseの救出は、玉川様の仰るとおり、
良心からというよりは、彼の「過去へのこだわり」から。
しかし、その後すぐに改心できたということは、彼の中に問題意識がすでにあったからです。
ところがそれと向き合えなかったために、彼はこうして虐殺の惰性を繰り広げていた、と。
彼の虐殺が惰性であるとする根拠は、彼の自主性のなさにあります。
Preuzehn征伐のときはそれはもう生き生きと虐殺していたことでしょう。
ところが、どうも次第に戦いの動機が俗っぽくなってきます。
彼の感情的になっていた部分が薄くなってきていた証左です。
また、かのGefenbauerを「あの男は私だ…私の過去だ…」といっており、
あのときすでに、アルヴァレスは「変わりつつあった」ものとして描かれています。
つまり、ベクトルはそれほど振れていないんです。むしろ直線上にあるといえましょう。
ただし、Roseと出会わなければ、そして彼女がCharlotteに似ていなければ、
最後の一線を越えることはなく、彼はこのまま惰性の虐殺劇を演じ続けていたはずです。
彼を救ったもの、それはかつての恋人でした。
死神となってなお彼の身を焦がし続けた、彼女への愛だったのです。

良心の呵責云々は、彼の生い立ち、状況証拠から出てきた結論で、深読みといわれれば深読みです。
ですが、彼に問題意識を生じさせたものが何か、と考えれば、その結論が私には自然に思われます。
もしかするとここでも、彼の良心を微かに守り続けたのは、Charlotteだったのかもしれません。

以上、この作品が破綻していないという前提での分析でした。
何度も言うようですが、私は心理学はド素人ですので、当たっていないかもしれません。

なお、この物語には「人は赦されるのか」というテーマもあるようです。
「多くを殺し 多くを生かした 多くを悩み 多くを為した」
彼の罪は、取り返しのつかないほど、大きい。それを贖えることはないでしょう。
彼は、これほど苦しんだ彼は、決して赦されてはならないのでしょうか?
この辺、私はキリスト教的な匂いを感じます。

>ゲーフェンバウアー? ケーフェンバウアー?
私もゲーフェンバウアーだとばかり思っていました。

88 名前:★ぐっこ:2004/06/29(火) 00:02
>お 前 が 言 う な 事件
やはりココが引っかかるところ。私もアーベルジュを「大人になれない」と評したのは、
この辺の一貫性の無さ。
ただ、私も惟新様と同様、
「邪教の使徒は根絶やしにしろ眼を背けるなこれが<聖戦>だ」
のくだりは、アルヴァレスの声ではなく、男性パート不足に悩むSHのじまんぐ声使い回し
と感じました。このスローガンは、無論アルヴァレスも口にしているのでしょうけど、
どちらかと言えば全軍が良心の呵責を潰すために連呼しているものではないかなあ、と。

ただ、こういう暴虐の軍を率いておきながら、
「道を踏み外すな 目を覚ますのだ」
とは、まさに「貴様にだけは言われたくないわ」と思わずにおれない。
シャルロッテを想い、咄嗟に本音が出てしまったのでしょうけど、
武器を持たぬ者を殺さないという信念があるならば、何故フランドルの軍籍に居続けるのか、と。
やはり、まだこの時点で独立した大人たる自主性を確立していない、「戦わされている将軍」
の感が否めない。

…まあ、このときゲーフェンバウアーの直截な憎悪の目を見、自分の業の深さを改めて顧み、
漠然とした懊悩から、「苦悩」といえるほどの心境を抱えることになるのかなあ、と。
ローザに「どうしても取り戻したい場所があったんだ」云々と打ち明けている頃には、もう結論が
出ているようでしたが、それにしても「好きにして(殺してくれて)いい」という結論は、やはり
後頭部をポカリとやりたくなりました。

>Gefenbauer
うい、お二人ともどうもです!
そうですねえ、ドイツ語にGを濁点抜きで発音する風はなかったと思いますし、
やはりゲーフェンバウアーが正解か…
ただ、発音が一番綺麗なあらまりさんの声で、「黒馬のケーフェンバウアー」に聞こえた
箇所があったので、ちと不安に。

89 名前:アンタレス:2004/06/30(水) 00:15
あ〜・・・ようやく仕事で一山、いや二山越えた〜・・・

お久し振りでございます。
て言うかよくよく見れば、表に移ってからの初カキコだわ(汗)

少々乗り遅れた感もありますが、遥か↑の方で「ケーフェンバウアー」と
書いてた身としては、やはり参加しておかねばなりますまいて。

・・・まぁぶっちゃけ、あの頃は歌詞見てなかったんですわ(爆)
しばらくして名前のつづりが「Gefenbauer」と知ったものの、後の祭り。
とは言え、自分の耳で聴いた感触では「ケーフェンバウアー」だと信じて
いたわけで、実際そう聞こえるところが何箇所もあるんですよね。

ぐっこ殿ご指摘の「彼方...黒馬のGefenbauer」@あらまり嬢、
「その男の名こそ<Belgaの死神の死神>だ!」@Gefenbauer、
「Gefenbauer 世界を憎み呪うかのようなあの眼」@Alvarez、
そして「先に逝ったのか...Gefenbauer...」@Alvarez

基本的にじまんぐ氏の発音は、須らく「ケーフェンバウアー」に聞こえる。
特に3番目の独白の部分・・・何度聞いても「ケ」にしか聞こえん(^^;
でもつづり的には、やっぱり「ゲーフェンバウアー」っぽいですねぇ。

>ドイツ語の「G」
「〜burg」なんかは「〜ブルク」になりますが、文頭の「G」でカ行の
発音になるものは・・・ちょっと思い出せませんな(´・ω・`)

>「邪教の使徒は根絶やしにしろ眼を背けるなこれが<聖戦>だ」
これは自分も、アルヴァレス個人の台詞ではなく”帝国軍のスローガン”
のようなものだと思いました。

ただ私はアルヴァレスの行動、人格ともに肯定的に見てますが、この場面
での転身だけは首を傾げています。
彼にとっては、この戦いは祖国ベルガの独立自治権の掛かった大事な一戦
であったはず。そしてその戦況も、女王が居城を捨てて遥か田舎の村まで
逃げて来ている以上、帝国がかなり押している=ブリタニアめっさヤバイ
のは明らか。あれが本当にヤバくなる前の早逃げだったとはいえ、少なく
ともそうせざるを得ない状況だったわけですからね。
つまり悲願達成はまさに目前に迫っていた・・・そんな状況下で、亡命?
いかにシャルロッテを重ね見たと言え、ただの村娘(本当は違ったけど)
1人と引き換えにする道理が、(良い事なんだが)自分には理解できない。
ぶっちゃけ、自分はあの独立自治権を空手形=嘘っぱちだと思ってますが、
あるいはアルヴァレス自身も信じてはいなかったんでしょうか?

もう一歩踏み込んで、もしアルヴァレスがブリタニアまで攻略した暁には
ベルガの独立自治権どころか、彼は粛清されたのではないかと思います。
報いるに功は巨大すぎ、ブリタニアまで押さえてガリアを統一すれば最早
帝国の安泰は揺るぎ無し。更に皇帝以上の人気を博しつつあるとあっては、
戦場における最高の切り札は、既に邪魔者以外の何物でもないわけで・・・

そういうふうに思い馳せると、彼が亡命したタイミングは絶妙と言うしか
なく、正しく神ないしは運命に愛された英雄であった、んでしょうね。

90 名前:惟新:2004/06/30(水) 08:32
アンタレス様お疲れ様ですー!
あ、細かいですが、「須らく」は「当然」の意味です。

>だからゲーフェンなのかケーフェンなのか(以下略
とりあえずあらまりさんもじまんぐさんも鼻濁音使えるっぽい…
といっても、鼻濁音で発音している部分がほとんどないので推測ですが…
それはともかく、発音気にしてるなーと感じることは多々あります。

ここでアンタレス様のフォーマットをお借りして…
「彼方...黒馬のGefenbauer」@あらまり嬢:「ゲー」
「その男の名こそ<Belgaの死神の死神>だ!」@Gefenbauer:「ゲー」
「Gefenbauer 世界を憎み呪うかのようなあの眼」@Alvarez:限りなく「ケー」に近い
「崩れ落ちるGefenbauer」@あらまり嬢:歌。「ゲー」
「先に逝ったのか...Gefenbauer...」@Alvarez:限りなく「ケー」に近い
とまあ、こんな感じに私には聞こえました。
ただ、全体的に濁音を抜き気味に発音しているような印象があります。

冒頭で「ゲー」というのはまぁ、はっきり言って、日本語的には美しくないです。
語りで濁音を発音しているのはGefenbauer自身と一回目のあらまりさんですけれど、
これらの箇所は第一音節にストレスを置いているから、「ゲ」に近くなるんじゃないかと。
Alvarezの箇所はストレスは抑え気味…というか、意識的に「ケ」にしているのか。
(ってホントは日本語はピッチアクセントで語らないといけないんですが…)

>Alvarezの転向
何ぼなんでもあの空手形を本気で信じているとは私も思えません(^_^;)
相手はあの聖戦を巻き起こしたChildebert VIですし、彼もその辺はわかってるんじゃないかと。

彼の「過去へのこだわり」の目的は、「過去にこだわり続けること」その行為自体にあるようです。
彼は、本気で「故郷を取り戻すこと」をその願いとしていますが、
Alvarezにとって約束が守られるかどうかはわりとどうでも良く、
むしろ、いかに「約束を守らせるか」の方が大事だったんじゃないかと。
守ってもらえることを切に願い、信じ込もうともしていたかもしれませんが、
一方で、もし守られなければ反旗を翻せばいい、そのくらいは頭の片隅にあった気がします。
また、そうした中で死ぬのは、当時の彼にとっては、むしろ望むところなのかもしれません。
取り戻してどうするのさ、というのは、どうも直感的にはわかり始めていたようですから。

「故郷」と、あるいはそれ以上に、「Charlotte」が彼の「こだわるべき過去」なのだとしたら、
以上のように考えると、思わずRoseを助けてしまったのもわからなくもないような。
あの頃のAlvarezがほとんど抜け殻状態の戦闘マシーンだったと仮定して。
以下、例の如く私の脳内妄想。


RoseにCharlotteを重ねてしまったと思えば、その瞬間、彼は“かつての彼”に戻った。
彼の吐いた言葉は、彼の罪過を無視した正論。
――物語冒頭で語られたOffenburgでのAlvarezの悍しい凶行――
その当事者であったGefenbauerには、偽善者以外のなにものにも映らなかった。
(同様に、物語の観客にも)
それを知ればこそ、Alvarezは逃げ出す。
Gefenbauerと出会った彼には、もはやどこにも居場所はなかったのだ。

――幾度も繰り返される過ち 歴史に何を学ぶ…――
――奪い奪われてはじめて 気付く闇が在る…――

彼が振り撒いたものは、かつて彼自身が浴びせられた惨劇だった。
それを知る押し込められた直感は、このとき、ついに彼の理性に復讐を果たしたのだ!

91 名前:★ぐっこ:2004/07/04(日) 23:21
ずいぶん間が空いてしまいましたが!
まずアンタレス様ヨコソー(´∀`)ノ こちらへのご来訪大感謝!
これからも、宜しくお願い致しまっす!

それにしても考察コーナー読み直してて、イロイロ穴があるのに気づいた…
人物考書いたら、舞台考と戦史考手直ししたいなあ…

>ケ゛ーフェンバウアー
うおッ、同じ音源でも、聴く人によってこれだけ差が出るという事実(^_^;)
そうですねえ、私も借り物聴いた時に「ケ」で認識してしまったので、以後はどう聴いても
「ケ」にしか聞こえない部分がチラホラ…。最初から「ゲ」として聴いていたら、また別な
認識だったのでしょうけど(^_^;) 人体の不思議?
でもやっぱ、故意に「ケ」に発音してるトコロもある気がして…台本でも「Gefenbauer」って
アルファベットなのかしら?

>アルヴァレス
間違いなく粛清されてたでしょうね。アルヴァレスの場合、それでもよし、とする厭世的な
トコロもありますので、刺客の接近を静かに見守る加持的なヴィジュアルもありかと。
ベルガの独立自治については、もはやアルヴァレスにとっては熱望ではなく願望レベルなのかも。
信じたわけでなく、信じたいわけでもなく、ただ国王が口にしたという事実のみを奉じて
征旅に赴いた…という感を受けます。もし約を違えられても、よくて出奔隠棲か…もういっぺん乱を
起こすだけのバイタリティが残ってるかどうか。


ところで、『Grasmereの戦い』の冒頭、バックコーラスでかかってる歌詞の情報、どっかにありませんか〜?
女王の逃亡から、Canterburyの戦い、んで曲調が一変してコーラスが入る切替がめっさ好き。

92 名前:★玉川雄一:2004/07/06(火) 14:02
なーるほどね、やはり「これが聖戦だ」のところは深読みしなければいけなかったんか。
というより私の読みが浅すぎたんですな。
ゲーフェンバウアーに昔の自分を重ねているところもポイントで、
これらを通して見ればやはりアルヴァレスの中ではそれなりに筋道が通っていたというわけか。
誤解してごめんよ、あんたいい奴だったんだな。 ・・・いい奴ってんでもないか。

今まで彼について深く掘り下げて見ていなかったものですから、
皆さんの分析はとってもためになりました。
ややこしいなりに奥の深い人物だったんですねえ。
ただの戦バカじゃあないし、ルーナタンの献じた墓碑銘はお世辞じゃなかったのね。
彼の行動を想像するに当たって色々な指針を得ることができました。

93 名前:★玉川雄一:2004/07/06(火) 23:37
♪ちゃ〜らららら ちゃっちゃちゃららら ちゃっちゃちゃららら ちゃらららら〜ら♪
(↑"沈んだ歌姫”のイントロで)

R「ロベリア・・・」
J「ジュリエッタの!」
RJ「「歌姫ぶっちゃけクリニックー!」」

J「こんばんは、“蒼の歌姫”ことジュリエッタ・シモーネ・デル・ビスコンティエです♪」
R「ご機嫌いかがかしら? “紅の歌姫”ことロベリア・マリーア・デッラ・フィレンツァよ」
J「さぁいよいよ始まりました、新番組『ロベリア・ジュリエッタの歌姫ぶっちゃけクリニック』」
R「この番組では、リスナーの皆さんから寄せられた疑問、質問、悩み相談などに私達がお答えします」
J「難問、奇問、どんとお任せ! 歌姫界のダブルボランチがちゃっきりしっかり答えちゃう♪」
R「もちろん、フリートークのお葉書も大歓迎。皆さん、どんどんお便りくださいね」

 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

J「ではさっそくいってみましょうか。栄えあるお便り第一号は、えーと、東京都のふくざ…」
R「ちょっとジュリエッタ! 違うでしょこっちこっち!」
J「ありゃ!? ごめんなさい! こっちにラジオネームが書いてありました(^_^;)ゞ
  では改めて、東京都にお住まいの“子ダヌキ”さんからのお手紙です」
R「『ごきげんよう、お姉さまがた』…って、ごきげんよう」
J「ごきげんよう。いきなりお上品なスタートになったわねェ」
R「『実は私も先日、修学旅行でItaniaに行ってきたんです! お二人の故郷はとっても素晴らしいところで、
  素敵な思い出がたくさん残せました』…あら、嬉しいわ」
J「うんうん、よかったじゃない」
R「『でも、一つだけ心残りがあったんです。出発前に、先輩のお姉さまからお土産を頼まれたんですけど、
  それが“Romana饅頭”と“Firenza煎餅”っていうものだったんです。
  でも、一生懸命探したのに結局みつけられなくて… お二人は、何かご存知ではないでしょうか?』ですって」
J「あー、目の付け所はよかったんだけどねえ。Firenza生まれのロベリア姉さんとしてはどうですか?」
R「Firenza煎餅ね…懐かしいわ、子供の頃には好物だったし、今でもたまに送ってもらって頂くのよ」
J「やっぱり、いろんな種類とかあるの?」
R「そうよ。私は“三角堂”のが好みなんだけど、あれは堅すぎるって嫌がる人もいるのよね…
  “鶴田屋”のなんかポピュラーだし、ソフトで味も日本人好みでいいかも」
J「いやあ、さすが地元のアドバイス! 食べ比べてこそ分かるマル秘情報ね!」
R「“Romana饅頭”のほうは… ごめんなさいね、こちらはあまり詳しくはないの」
J「あれ、そういや“子ダヌキ”ちゃんってば修学旅行でRomanaまで行ったんだ!
  いいなあ、アタシなんかメジャーデビューするまでお預けだったんだからね(>_<)」
R「そうそう、貴方にとっては『憧れのRomana』だったんですものね」
J「あーもう! それは昔の話だからいいでしょう! …そうそう、ごめんね“子ダヌキ”ちゃん、
  “Romana饅頭”については宿題ということで。今度、故郷(くに)のお友達に聞いてみようかな」
R「修学旅行ということは、来年は“子ダヌキ”さんの後輩の娘が行くのよね?
  その時はまた“Firenza煎餅”と“Romana饅頭”、頼んでみたらどうかしら」
J「うん、それがいいよ! ぜひ、味わってみてね! その時は感想をもらえたら嬉しいな」
R「“子ダヌキ”さんもぜひ、またItaniaを訪れてみてくださいね」

 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

J「さて、今回は第一回目ということでしたがどうでした?」
R「私達の故郷の話題でとっても楽しかったわ。これからもどんなお便りが届くのか楽しみね」
J「そう、この番組は皆様からのお便りが命! 葉書、FAX、eメール、矢文、何でもOK!」
R「私達への質問、疑問、悩み、人生相談など何でもお答えします。その他のお頼りも大歓迎」
J「採用された方には、私達からの素敵なプレゼントをご用意しちゃったり!」
R「お相手はロベリア・マリーア・デッラ・フィレンツァと」
J「ジュリエッタ・シモーネ・デル・ビスコンティエでした♪」
R「では来週もまたこの時間にお会いしましょう」
J「それじゃ、まったねー!」

♪ちゃ〜らららら ちゃっちゃちゃららら ちゃっちゃちゃららら ちゃらららら〜ら…♪

94 名前:★玉川雄一:2004/07/06(火) 23:40
それはイイとして。公式サイト見れ。
コミケで何か出すらしいで。今度こそは聖地巡礼を!
つうかRevoタン命削りすぎ(-_-;) 無理しないで…

95 名前:★玉川雄一:2004/07/06(火) 23:46
>>93
今気付いた。
ジュリエッタの頭文字はJじゃなくてGじゃん_| ̄|●

久々に打っておくか。

  -----________ \  | /  ---- ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
--------------   。 ←ジュリエッタファンとしてあるまじき大罪を犯した漏れ
-- ̄ ̄ ̄ ̄ ̄       ────____      /
  ── ̄ ̄  /  /  \              //|
 ̄      /  /    \   ┼┐─┼─ /|  │
      /    /      \.. ││─┼─   |
     .    .    .      .││  │

                      ∧ ∧
                     (   )   ←殺戮の舞台女優
                    ζ    \.__   ミシェル・マールブランシェ
                    (      \ξ
                     ∫    \ \
                     ∫    ゙ l \ \、     _____
                      (   .)  ) く  (二二二二_____)
                      │  |  ノ  ゙^^^

そして六人目の獲物がルーアン郊外の廃屋へ…

96 名前:★ぐっこ:2004/07/07(水) 01:21
ワロタ
そうきたか! 子ダヌキたんの切実な悩みも笑いますが…つか
子ダヌキの妹たちが、やはりフィレンツェ饅頭頼まれて途方に暮れる
姿を想像してしまった…妹候補の二人、仲直りさえすれば、結構イイ
コンビニなりそうな予感。そしてこの赤と青の歌姫も同じく。

>>94
(((( ;゜Д゜)))ガクガクブルブル
Revoさまガンガレ。ホント無理しないように…
ちうか今、試聴へのショートカットがTOPに上がってるから、
皆様も聴きに行くように。↓
http://sound-horizon.net/

>>95
イキロ…

97 名前:惟新:2004/07/08(木) 21:35
てっ、手紙っ! とりあえず矢文で…
…手元に焙烙火矢しかないけどいいっスか?(ドキドキ

いやーワラタ! 何でそんなに軽快なしゃべりですか姫様方(^_^;)
彼女たちなら蟹薔薇さまと「究極歌姫決定戦」とかやってくれそう…(;´Д`)ハァハァ
それはそうと子ダヌキたんと思しき写真を発掘(レイニー仕様)
http://members.jcom.home.ne.jp/holly-night/raccoon.png target=_blank>http://members.jcom.home.ne.jp/holly-night/raccoon.png

>Revoさーん
いやいやいや…無茶はいけませんて!
そりゃ命削ってでもやらにゃいかんときはあるでしょうが、
なんだかもー削りっぱなしに見えるですよ?

98 名前:★玉川雄一:2004/07/09(金) 02:15
♪ちゃ〜らららら ちゃっちゃちゃららら ちゃっちゃちゃららら ちゃらららら〜ら♪

R「ロベリア・・・」
G「ジュリエッタの!」
RG「「歌姫ぶっちゃけクリニックー!」」

G「こんばんは、“蒼の歌姫”ことジュリエッタ・シモーネ・デル・ビスコンティエです♪」
R「ご機嫌いかがかしら? “紅の歌姫”ことロベリア・マリーア・デッラ・フィレンツァよ」
G「えー、今夜は第二回目ということですが、『ロベリア&ジュリエッタの歌姫ぶっちゃけクリニック』」
R「さっそくお便りをたくさん頂けて嬉しいわ。もちろん、ぜんぶ読ませてもらってるわよ」
G「はーい、でもいいかなー? 福岡県の“龍伯”さん! あなた焙烙火矢なんて物騒なもの送らない!( ゚д゚)」
R「ダメよ二度とこんな事しちゃ。今度は司直のお世話になっちゃうぞ☆」
G「皆さんも、ルールを守ってお便りどんどんちょうだいね♪」

 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

G「はい、じゃあ今回はお悩み相談いってみましょうか」
R「それじゃ…“管理職は辛いよ”さんからのお便りね。あら、サラリーマンの方かしら」
G「毎日お仕事、お疲れさまです!」
R「『こんばんは。お二人の新番組ということで残業しながら聴かせて頂いています』・・・あら、大変ですこと」
G「ひぇ〜、こんな時間まで?」
R「『さて早速ですが相談に乗って頂きたいことがあるのです。私の会社にAという部下がいます。
  彼はとてもよく働くのですが、最近少々度を越してきてまして… 業績は群を抜いて素晴らしく、
  まだ若いのに次期社長候補か? などと騒がれ始める始末。有能であるのに越したことはないのですが、
  正直痛し痒しといったところで… 先日も、同僚と一杯やりつつつい愚痴が出てしまいました。
  いったい、彼をどのように扱ったらいいのでしょうか?』ですって」
G「あら〜、なんだかいきなりドロドロしちゃってますねぇ(-_-;)」
R「役立たずよりかは断然マシだけど、扱いかねる部下というのもまた… 中間管理職の悩みどころね」
G「姉さん、ここはズバッと解決策はありませんか?」
R「そうねえ… せっかくバリバリ働いているのに、やる気をそぐのは良くないわよね。
  ここはひとつ、こちらからこまめに目標を設定してコントロールするというのはどうかしら?」
G「なるほど、好き勝手にはさせないってことかな?」
R「そうね、アメとムチを使い分けて、上手くやる気を引き出しつつ手のひらの上で踊らせる、ってとこかしら」
G「うひゃあ、なんだか難しそう…」
R「そこはそれ、“管理職は辛いよ”さんだって伊達にお給料を頂いているわけではありませんもの。
  あとは腕の見せ所というところね」
G「でもでも、Aさんはなかなかのやり手っぽいけど?」
R「それならば… そうそう、対抗馬をぶつけるというのも一つの手ね」
G「はぇ? それってどゆこと?」
R「つまり、Aさんと競い合える部下を見つけ出して、牽制させるのよ。互いが刺激しあってくれれば、
  Aさんの独走も抑えられるし、それに会社の業績もさらにアップするじゃない?」
G「まさに、一石二鳥、ってヤツね!?」
R「それに、最終手段だけど… いざとなったら共倒れさせるというのもアリよ」
G「うひゃあ、姉さん黒っ! こんな悩み相談でいいの?(^_^;)ゞ」
R「甘い、甘いわジュリエッタ! この世は弱肉強食なのよ? 何より、自分が負けたらお終いなんだから。
  “管理職は辛いよ”さん、彼方も負けずに頑張ってくださいね」
G「でも、残業とお酒は程々にね♪ それじゃここでCMをどうぞ〜」

99 名前:★玉川雄一:2004/07/09(金) 02:16
R「今夜はもう一通いくわよ。今度は…『悩める死神』さん。あら、死神にも悩みがあるのかしら」
G「うーん、このご時世だからねー。もちろん、どなたのお悩みにもお答えしちゃいますからね。
 『ロベリアさん、ジュリエッタさん、こんばんは。新番組おめでとうございます。
  私は今、会社で残業しながらこのメールを書いています』…ありゃー、ここにも企業戦士が!」
R「朝も早いでしょうに、お疲れさまです」
G「『私はとある商社に勤める営業マンですが、自分で言うのもなんですがいわゆる『出世頭』という奴です。
  とある事情で仕事の鬼と化した私についたあだ名が「死神」ですが、それはむしろ誉め言葉だと思っています。
  ですが最近ふと、仕事一色の自分がこれでいいのか、と気付いてしまったんです。
  ノルマ、ノルマの毎日で、おまけに最近は私を異常にライバル視する同僚まで現れて…
  情けない話ですが、彼女いない歴もかれこれ○年となり、なけなしのプライベートも寂しい限り。
  今はもう、お二人の歌声だけが心の支えです。私はこれから、どうすればいいのでしょう?』だって…」
R「“死神”さん… 相当テンパってるようね」
G「アタシ達の歌がお役に立ててるのは嬉しいけど、もっと根本的な解決が必要みたいねぇ」
R「仕事一筋に生きてきて、ふと周りを見てしまったのね。“死神”さんはまだお若いようだけど、
  全力疾走してきたから息切れしてしまったのかしら?」
G「あんまり思いつめるのは良くないですよー。ここは思い切って、パーッと遊んじゃいましょう!
  仕事のことなんか忘れて! そうね、きれいな湖のほとりで何にも考えずに過ごすんですよ」
R「ああ、それはいいかも! コンクリートジャングルから遠く離れて、大自然の中に身を委ねるのね」
G「そうそう! そ・れ・に♪ もしかしたら、ステキな出会いが待ってるかも!? きゃー☆」
R「人間、お仕事ばかりが人生じゃありませんわ。どこかで息抜きも必要です。
  十分にリフレッシュして、英気を養いましょう!」
G「『自分のために』もいいけれど、大切な誰かのために頑張るというのもまた立派な生き甲斐よね。
  そんな道を探してみるのもけして無駄にはならないはず。“死神”さん、ガンバ!」

 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

R「今回は、サラリーマンネタ二連発だったわね」
G「私達の世界とはまた違うけど、目指すもののために頑張る姿はどんなお仕事でも美しいのよ!」
R「でも、一本道しか見えない人生は寂しいわよね… 一休みして、空を見上げてみませんこと?」
G「そんなお悩みも私達にどんとお任せ! お葉書、FAX、メール、時空間通信なんでもOK!」
R「私達の答えがもし力になれたら、その結果もお寄せ下さいね」
G「それでは今週はこの辺で…」
R「お相手はロベリア・マリーア・デッラ・フィレンツァと」
G「ジュリエッタ・シモーネ・デル・ビスコンティエでした♪」
R「では来週もまたこの時間に、このダイヤルで」
G「それじゃ、あでゅー!」

♪ちゃ〜らららら ちゃっちゃちゃららら ちゃっちゃちゃららら ちゃらららら〜ら…♪

100 名前:惟新:2004/07/10(土) 18:04
第二弾キタキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!
きゃーたしなめられたっ! よーし今度は福岡タワーから毒電…(パーン

今回はまた本気のお悩み…ってサラリーマンですか(^_^;)
さすがはロベリア様、なんて策士なアドバイスなんでしょう…(ウットリ
荀[或〃]曰く、これならば必ずやあの両者を(以下略

さらには人生に疲れた死神さんがっ!
見事にサラリーマンな状況設定にねじれるほどワラタ…
あれ、この人ってもしかしてAさ(スパパーン

やーアドバイスも含めてまた巧妙な造りで!(;´Д`)ハァハァ…

101 名前:★ぐっこ:2004/07/10(土) 22:02
(゚∀゚)ノ 歌姫コンビ乙!
この二人にDJぴこまり☆たんが入ったらもうどうすれば(;´Д`)
つうか、Webラジオとかでやってくれんかね…

サラリーマンネタ。・゚・(ノД`)・゚・
みんな苦労してるのね…
キルd…社長は社長でイロイロ気苦労あったんだなあ…
というか、そういう社長の曖昧な扱いが、Aさんをかえって追いつめたんと
違うかと小一時間。

そして社長道あれば社員道あり。この方も大変なようで(´Д⊂
つうかアレですか、ライバル登場は社長の応援ですか( ̄□ ̄;)!!

102 名前:那御:2004/07/11(日) 11:17
ご無沙汰です。
>玉川様
歌姫コンビキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !
第一弾から続けて読ませていただきましたが、久方ぶりに爆笑。。
サラリーマンネタのドロドロっぷりが見事(何。
来週時空間通信でもしてみるか・・・

103 名前:★玉川雄一:2004/07/11(日) 21:19
まーなんといいますか、窮すれば通ずってヤツですか。
仕事でめんどくさいことがあって、現実逃避しようとしてたら思いついたネタなんですが、
ここまでシリーズ化するとは思いませなんだ。
あ、でも二回目のリーマンネタはその時のを引きずってたわけじゃないですよ。

>>97
この子ダヌキ(?)… 立ってる? 合成?
なんか見てるとビミョ〜に気味悪くなってくる。
いや、よく似合ってるんですが。

>>101
あれ、実は社長(陛下)じゃなくて中間管理職(悪大臣)だったの。
ほら、『我ら<唯一神>の名の下に…』の。
っつか唯一ネ申か。イエス?

104 名前:★玉川雄一:2004/07/11(日) 21:54
♪ちゃ〜らららら ちゃっちゃちゃららら ちゃっちゃちゃららら ちゃらららら〜ら♪

R「ロベリア…」
G「ジュリエッタの!」
?「歌姫ぶっちゃけクリニックー♪」

G「ああっ!? ちょっとまだ早いって!」
R「もう、おとなしく待ってなさいってば!」
G「…いけないいけない、ラジオの前の皆さんこんばんは、いきなりハプニング気味のスタートになっちゃいました。
  “蒼の歌姫”ことジュリエッタ・シモーネ・デル・ビスコンティエです」
R「お騒がせしちゃってごめんなさいね。“紅の歌姫”ことロベリア・マリーア・デッラ・フィレンツァです」
G「この『ロベリア&ジュリエッタの歌姫ぶっちゃけクリニック』もめでたく第三回目を迎えることができましたが…」
R「誰かさんのおかげで大変なことになっちゃったわね」
G「そうなんですよ。今回は初のゲストをお迎えしてお送りするはずだったんだけどね」
?「あのー、私の出番、まだなんですか?」
R「ああもう! 段取りがむちゃくちゃになっちゃうでしょ!? しょうがないわね、さっさと自己紹介しちゃいなさい」
B「こんばんは☆ “黒の歌姫”ことベアトリーチェ・シズカ・ロサ・カニーナです♪」
G「なんかもう疲れちゃったわアタシ(-_-;)」
R「収録ブースの外で、彼女のマネージャーのガレアッツォさんが頭抱えてる…」
B「ふふっ、今夜は私も皆さんのお悩み解決してさしあげますわ♪」
G「しかもいきなり仕切ってるし!」
R「ふう、私達の悩みも解決してほしいわね…」

 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

G「さて、気を取り直していきますか。カニちゃん…って、私は彼女のことをこう呼んでるんだけど、
  カニちゃんことベアトリーチェは私達の事務所の後輩さんなんです」
R「学校を中退して歌の修業のためにItaniaに渡り、声楽の勉強をしながらストリートミュージシャンまで
  やっていたっていうんだから、こう見えて相当のタマよね」
B「いえいえ、それほどでもありませんわ、おほほ」
G「しかもデビューのきっかけはPisaの洗礼堂をジャックしてゲリラライブをやったのが
  私達のプロデューサーでもあるアレッサンドロ師匠の目にとまったから、ってんだから破天荒もいいとこだわ」
R「まあ、私達のデビューもたいがいだったけど、それはまた今度のお話にとっておきましょうね。
  それでもこの娘には負けるわねえ」
B「もう先輩がたったら照れるじゃありませんか。
  そんなに誉めて頂いてもデビューシングルぐらいしか差し上げられませんよ?」
G「いや、誉めてないし。ま、でもそのデビュー曲のセールスも好調みたいだし、私達もうかうかしてられないわね」
R「ちょーっとばかり、おいたが過ぎるのが困ったちゃんだけど」
B「はぁい、気をつけます♪ そうそう、悩み事相談しましょうよ。私、楽しみにしてたんですよー」
G「あーはいはい、急かさない急かさない。ちゃんと準備してあるから」

 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

R「では、今日のお便りは… ラジオネーム『子育てパパ』さんからです。
  『みなさんこんばんは。実は私、とある事情で身よりのない子供達を養育しているのですが…』」
B「わーすごい! 素晴らしいことじゃないですか」
R「『最近、その子供達がどうも反抗的なのです。本を読んであげても、“歴史は変えられるんだ”とか、
  “間違ってる、そんな論理は間違ってるんだ”などと口答えする始末。あげくの果てには、
  最も反抗的だった女の子と数人が連れ立って組織…いや施設を抜け出してしまいました。
  私の教育方針が間違っていたのでしょうか? ちょっと自信をなくしかけています』ですって」
B「あの… とりあえず捜索依頼出した方がいいんじゃないでしょうか?」
G「それもそうだけど、うーん、子供の教育って大変らしいですからねえ」
R「ちょうど、自我が芽生えてきたころなのかしらね。『子育てパパ』さん、真正面から子供達に向き合ってます?」
G「あんまり居丈高でも反発されちゃうわね。子供達の言い分も聞いてみてはどうかな」
B「ともかく、心を開いてぶつかりましょうよ!『いつでもかかっておいでなさい』ってぐらいの心構えで!」
R「あら、うまくまとめられちゃったわね。『子育てパパ』さん、大変でしょうけど前向きに考えてくださいね」
G「そうそう、ちょっと反抗してみたいお年頃なんですよ。家出(?)していた子たちだってきっと帰ってきますって」
B「その時は、暖かく迎えてあげてくださいね」

105 名前:★玉川雄一:2004/07/11(日) 21:58
 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

R「続いて二通目ですけど、ここはちょっと趣向を変えて…」
G「前回の放送で、私達の回答で問題が解決したら結果報告も聞かせてね、って言ったらなんと来ちゃいました!」
B「そうなんですか!? 効果覿面じゃないですか」
R「はい、お便りをくれたのは同じく前回の相談者で『悩める死神改め暴れん坊将軍』さんからです」
G「暴れん坊て… またはっちゃけたわねえ(^_^;) えっと、お仕事が大変で煮詰まっちゃったんで、
  気分転換でもどうですか? ってお勧めしたんだよね」
R「そう、それでどうなったかというと… 『ロベリアさん、ジュリエッタさん、こんばんは!
  先日の放送ではアドバイスをありがとうございました! さっそく実行してみましたよ!』」
B「なんかこの方、やけにテンション高くないですか?」
R「『ちょうど、会社の出張で田舎に出かける機会があったんですけど、そこで一緒に来ていた例の同僚…
  仮にG君としておきますが、かれが地元の娘らしき女の子にナンパしようとしていたみたいなんです。
  とっさにその娘を助けて逃げ出したんですが、ちょうど湖の辺りまで来て落ち着いたところで話を聞いてみると
  なんと彼女はベンチャー企業の若社長でした! それからつい自分の現状を愚痴ってしまったんですが、
  彼女に一括されて目が覚めました。もっとのびのびと生きるということを教えられたんです。
  私はピンと来ました。彼女のもとでならきっと満足して働くことができるに違いないって。
  もうその場で辞表を書いて、G君に叩きつけてやりましたよ! ああすっきりした!
  今では新たな職場にも慣れ、有意義な毎日を送っています。お二人のアドバイスのおかげです。
  本当にありがとうございました。p.s.今度のあだ名は“暴れん坊”になりました』ということなんだけど…」
G「あー、“死神”さん、やっちゃいましたねえ」
R「読んでいてこっちまでせいせいしたんだけど… 前の会社とのゴタゴタはなかった? 大丈夫?」
B「そのG君って方、なんだか損な役回りだったみたいですね」
G「とりあえずは“死神”さん改め“暴れん坊”さん、元気になられたようでなによりです」
R「今度はあまり張り切りすぎないでね。うっかり落とし穴に落ちたりしないように」
B「私はむしろG君さんの方が気になりますねえ。気持ちを切り替えて頑張ってください」

 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

G「最初はどうなるかと思ったけど、何とかうまくおさまったよね」
R「ベアトリーチェも真面目にやればできるんだからいちいち茶々入れなければいい線いくのにね」
B「ほほほ、これが私のキャラですんで(^_^;)ゞ」
G「さて、それじゃカニちゃんからプレゼントのご紹介いきましょうか」
B「私のデビューシングル『スイートシュガー・トライアングル』を10名のリスナーの方にプレゼントしちゃいます」
R「葉書に住所氏名年齢をお書きの上、あて先は(中略)までどんどんご応募お待ちしています」
G「いつも通りのお便りも引き続き募集CHU! 郵便、FAX、メール、伝書鳩なんでも大歓迎!」
R「来週はまた、私とジュリエッタの二人でお送りします」
B「今日はとっても楽しかったから、また遊びに来ちゃいますね」
G「あんたが言うか! 今度はもっとおとなしくしなさいよ(^_^;)」
R「それではいつもよりお騒がせしてお送りしました。お相手は私、ロベリア・マリーア・デッラ・フィレンツァと」
G「ジュリエッタ・シモーネ・デル・ビスコンティエ」
B「ベアトリーチェ・シズカ・ロサ・カニーナでした☆」
RG「それでは、また来週ー!」
B「♪ラーラララー♪」
R「もうええっちゅうねん!」
B「てへっ☆」
G「ふぅ…(-_-;)」

♪ちゃ〜らららら ちゃっちゃちゃららら ちゃっちゃちゃららら ちゃらららら〜ら…♪

106 名前:★玉川雄一:2004/07/11(日) 22:26
あーマズい、二ヶ所ほど誤字かましてしもうた。
>>104の「捜査依頼」→「捜索依頼」
>>105の「テンション高いくないですか」→「テンション高くないですか」
ちなみに「G君さん」はこのままでいいから。

ところで、どうもジュリエッタとロベリアそれぞれのキャラが不安定ですな。
ついジュリエッタ攻めロベリア受けの展開にしてしまうけど、
元々はロベリアが「情熱的で華やか」、ジュリエッタが「清廉で穏やか」なんですよね。
少しずつキャラを矯正していかないと。
ちなみに一番最後でツッコミを入れるのとため息をつくの、
それを踏まえて割り振ってみました。(最初は逆だったけど直した)

カニさんはゲストなんで(^_^;)ゞ ちょっとハジけ過ぎたかしら。

107 名前:★ぐっこ:2004/07/12(月) 00:26
(゚∀゚)! 新作乙!義兄上!
なる、イターリヤつながりで蟹ですか! 偽黒薔薇さまですか!
キャラ弾けてるなあ…(^_^;)

…って前回の管理職さんは大臣さんの方か…。同僚と一杯やりつつっつう
愚痴がアレか(;´Д`)

そんで今回は…むう、施設の偉い人か!( ゚Д゚)
そうですよねえ、よく考えたらあのオッサン直々に子供達を育てていたわけで、
そう考えると微笑ましいものものあるようなないような。予言書ごっことかも
見て見ぬ振りだったのかと。
そして暴れん坊さんも、復帰できたようでなにより…
でもしばらく飼い殺し状態で大変そう(^_^;) Gさんに気をつけないと…

108 名前:惟新:2004/07/12(月) 00:52
キマシテヨ━━━━━━≡゚∀゚)≡゚∀゚)≡゚∀゚)≡゚∀゚)≡゚∀゚)━━━━━━!!!!!
カニーナ! カニーナ! ビバカニーナ! ツッコミが辛辣ですよカニーナ!
ていうか「子育てパパさん」

   子 供 に 一 体 何 を 読 ん で や が り ま す か

すげえ! もう声高らかに大笑いしてしまいましたよ!
なんでそんなアットホームですか! ていうかセリフミスマッチすぎますってば〜!

そして暴れん坊さんの後日談キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!
白い自動二輪なんかでうぃんだみあ池辺りにいったんでしょうね〜
ていうかGさん…(泣

>同僚と一杯やりつつっつう愚痴がアレか(;´Д`)
そうか! って想像したらむっちゃ笑えました(^_^;)


それはそうと先ほど一人布教完了〜ちなみにクロニクル2nd。
音楽とかすごいうるさい人なんですけれど、「本当にすごい」と言わしめてました。
適度につっこみも入るんですけれど、普通に聞き入ってらっしゃられて…
う〜ん、やっぱりそれだけのパワーがあるんですねー。
Revoさん、本当に無理しない程度に頑張って…

109 名前:那御:2004/07/13(火) 21:44
蟹薔薇登場(嘘。
ともあれ、玉川様グッジョブ!
しかし、“間違ってる そんな論理は間違ってるんだ”てw
ソレを真顔で言うお子様を見てみたい衝動に駆られました。。
カニーナのアドバイスもバッチリですね〜。

いやぁ、死神さんも上手くやってるようで、安心しました(爆。
Gさんどうなっちゃったんだろう・・・気になるw

>惟新さま
布教乙!
僕の判断だと、どうやら音楽に造詣深い人ほど、布教しやすい傾向にあるような・・・
Revoタンの体調が心配でならないですが・・・
(想像を絶する努力をしてるんでしょうね・・・

110 名前:★玉川雄一:2004/07/14(水) 01:48
ふと思い浮かんだのですが、敢えて強引に相対化するならば

ロベリア=エクセル(あんなにはっちゃけてないけど)
ジュリエッタ=ハイアット(あそこまで出血過多じゃないけど)
ベアトリーチェ=エルガーラ(まあ似たようなもんか)
アレッサンドロ=イルパラッツォ様(これはなかなか…)

のような図式といえなくもない。
ベアトリーチェのツッコミが鋭いのは多分影響受けてる。

111 名前:★ぐっこ:2004/07/18(日) 17:10
なるほど、そういうキャスティング(?)か(^_^;)
ぱっと出のエルガーラと共謀のガレアッチョって誰がいいんだろ。
っていうか、本編のエルガーラも、あれで結構裏が在るキャラ
なんですやねえ…

>惟新様
布教GJ!

112 名前:★玉川雄一:2004/07/22(木) 22:14
この度一念発起して夏コミに行ってみようかと思い、カタログを買うてきた。
……重ッΣ(゚Д゚;)

第一目標はもちろん『Sound Horizon』。
何やら出すそうだからゲトしてみせる!
……休日出勤が入らなければな( ゚Д゚)

113 名前:★ぐっこ:2004/07/22(木) 23:36
うおッ!? 義兄上が噂に聞く夏の祭に…!
ガンガレ…つうかドジン音楽をメイン目的で行くケースは珍しい
かも。少なくとも少数派。

二枚組の噂もあるし、夏込み作品は気になるところ…

114 名前:那御:2004/07/30(金) 21:55
玉川様、夏の祭典に向けて気合入ってますな。
私も予定さえ無ければ北海道から上京したであろうものを・・・

てか、今日札幌のコンビニで、「黒の予言書」のOFFボーカルバージョンが流れてた。
多分間違いないと思うんですが・・・
もはやコピMIDI出回ったか!?(私も作ったが、、、)
それともRevoタンが何か・・・?
いずれにせよ、気になるところであります。

115 名前:★玉川雄一:2004/07/31(土) 21:46
オフボーカルバージョンですか… 発売前の限定試聴版もボーカルは入ってたし。
あ、初代Chronicleに入っている『Black Chronicle』だったりは…
いや、でもこれ似てるのはタイトルだけで曲は明らかに違うな。
やはり、在野の猛者が作ったのかしら。
つうかコンビニで流れてましたか! 剛毅な店員だなおい(^_^;)

ところで、今日私は秋葉原に行ってきたのですが、最近は『とらのあな』でもクロ2を扱うようになってまして。
CDコーナーでガンガンにかけられていたのですよ。時あたかも『聖戦と死神』!
思わず♪どんな敵も恐れはしない〜 国を護る為に剣を振るえ〜♪と突撃行軍歌かましそうになりましたが、
それやっちゃったらただの危ない人なんで自粛しておきました。
正直、ちゃんと売れてくれるといいなあ。Revoタンの次回作促進(と体調維持)のためにも!

116 名前:アンタレス:2004/08/01(日) 08:20
Revoタン、C66に予定していた『Pico Magic Double』間に合わないらしい(´・ω・`)

 『Chronicle 2nd』(2000円)
 『Pico Magic Double』うちわ(無料)
 『恋人を射ち堕とした日』オルゴール(6000円)
・・・何だか微妙なラインナップ?
でもオルゴールはめっさ欲しい! 1人様1個限定で、”余れば一般販売”か・・・・
『Chro2』以降、信者数を膨大に増やした感もあるので一般には回らないか?
あるいは回っても入手困難っぽい。通販やってくれYo!ヽ(`Д´)ノ ウワァァァン!

あぁ・・・でもあの曲オルゴールで聴いたら絶対泣きそ。・゜・(ノД`)・゜・。

117 名前:★玉川雄一:2004/08/01(日) 10:42
>ぴこD落ち
_| ̄|●
いきなり決意が萎えるような… やってくれるわRevoタン(つДT)
しかし、撃墜オルゴールか… これはまた逃せんぞ。
予定通り征くしかないのか!

118 名前:那御:2004/08/01(日) 15:22
ぴこD・・・間にあわんかったか。。
あー、撃墜オルゴール欲しすぎ。何とか量産してもらえんもんでしょうかね・・・
ぴこD落ちてもそれだけで客を呼べる逸品かと・・・

119 名前:惟新:2004/08/01(日) 17:16
小用でとらのあなに寄ったらChronicle2ndが流されてました〜
これでこっちの悪友どもにも買いに行けと言える訳ですな( ̄ー ̄)

>Pico Magic Double
あら…残念。こればかりは仕方ないですが…
それにしても、公式の近況は読むたびに心配させますね(^_^;)

120 名前:★ぐっこ:2004/08/01(日) 22:36
最近勇気を振り絞って、クロ2含む全サウンドホライズン作品をMP3にして
電車の中とかでも聴いてるわけで。ジムで走ってるときとかも。
なんかドラマパートのところ、声が外に聞こえてないだろうな、とか
妙に緊張したり。
でも「間違ってる そんな論理は 間違ってるんだ」(←マイベストパート)
のところは、いつもの癖でつい口ずさんで耳まで真っ赤になったことも。
それも満員の地下鉄終電で…恥ズィ…

一般認知はまだにしても、だいぶSH世界は広がってるのかしらん? 三宮の
メロンブックスも試聴してたみたいだし。同人音楽、って棚がある店だと、結構
メジャーな存在なわけですね…。そういや更新してない聖戦と死神考コーナーも
単純ヒットは3000ちょっと越えたカンジ。ほとんどグーグル経由ですが。

>Pico Magic Double
残念…JTO
まあ伝説のPico Magic revolutionを期待しつつ。
でも恋堕ちオルゴール(やなネーミングだな…)はスゲー。録音でもイイから
聴いてみたい…。

121 名前:貂天点:2004/08/08(日) 20:46
皆さんはじめまして、てんてんてんと申します。前々からこのHPは見させてもらってたんですが、
どうしても気になることがあるので初カキコに踏み切りました。今日クロニカ2ndを購入したんですが
2曲目{詩人バラッドの悲劇}と16曲目に詩が入ってないんですが、これは仕様ですか?歌詞を読むと良
さそうな曲なので聴けないとしたら残念です。

122 名前:★玉川雄一:2004/08/08(日) 22:17
ついにここでSound Horizonの輪も広まり始めたか!
貂天点さん、ようこそいらっしゃいました。
そしてクロ2ご購入おめでとうございます。

さてご質問の件についてですが…
このCDで『詩人バラッドの悲劇』と『雷神の左腕』、加えて
『アーベルジュの戦い』と『蒼と白の境界線』にボーカルがないのは“仕様”なんです。

CDのタイトルに“2nd”とありますように、
これは元々“Chronicle”というCDのリメイク版として作られたものです。
上記の4曲はその収録曲の中からスライドしてきた曲でして、
初代“Chronicle”では基本的に全曲オフボーカルなんです。
ですから、歌詞カードに「詩」はあるけどボーカルはないんですね。

そしてお聴きになるとおわかりかと思いますが、
“2nd”にはそれぞれの曲に対応するボーカル版がありますよね。

『詩人バラッドの悲劇』→『辿りつく詩』
『アーベルジュの戦い』→『聖戦と死神』
『蒼と白の境界線』→『碧い眼の海賊』
『雷神の左腕』→『雷神の系譜』

それぞれ、どこかで共通するメロディがあります。
つまり、初代の曲をさらに膨らませつつ、併せて2ndに収録したということになります。
色々と創造力を喚起させる内容ですから、聞き比べてみるのも良いでしょう。

ここでは私のヨタ話はともかくとして皆さん色々と活発に考察してらっしゃるので、
貂天点さんもどうかまたいらして下さると嬉しいです。

123 名前:★ぐっこ:2004/08/09(月) 01:09
はじめましてー!貂天点さま! なるほど、てんてんてん、と(^_^;)
書き込みありがとうございます!そしてChronicle2nd購入おめでとうございますー!

はい、>>122の通り、いわゆるインストゥルメンタルver、というやつでしょうか。
…というより、もともと歌無ししか無いものだったのですが、歌詞だけ公開されてて、
皆があれこれその歌詞から背後のストーリーとかを想像して…という楽しみをしていた
らしいですねえ。その集大成が2nd、というわけで。

とりあえず、いっぱいいっぱいになるまで、クロ2ndの世界をお楽しみください〜!
で、「聖戦と死神」で気になることとかがあれば、このサイトのコーナーが役立つかもしれません。
どんどんご参加くださいませ〜

124 名前:貂天点:2004/08/09(月) 10:51
玉川さん、ぐっこさん返信ありがとうございます。そうですか、
あれはボーカル無しなんですね。あれからとりあえず2周ほど
聴いてみたんですが、いやあ奥が深い。僕は一回聴いてから歌詞をじっくり読んで、
それからもう一回聴いたんですが、まだまだ分からないことだらけです。
とりあえずこれから今まで自主規制していたネタバレコーナーものぞいてみます。

125 名前:★玉川雄一:2004/08/15(日) 03:20
盪寇将軍仮節都督房総二州諸軍事きゅるるんっ子の臣タマ申し上げる。

本日、魔都ビグサイト攻略作戦を発動せんとす。

第一目標、『恋人を射ち堕とした日』オルゴール。
第二目標、ぴこDうちわ。
クロ2は…さすがにいいや。
また、あわよくばRevoタンと接触を図らんと期するものである。

作戦発動は0340。以後、作戦終了まで通信を封鎖。

健康を祈る。オーヴァー。(゚∀゚)ゝ

126 名前:★玉川雄一:2004/08/15(日) 15:13
行ってきたぞい。オルゴールゲト! あとうちわも。

売り子さんが二人いて、イイ感じに日焼けしてサングラスかけた
精悍そうなお兄さんと、浴衣着たおねいさんだった。
あと行列整理しながらうちわ配ってた人もいたな。
グラサン兄さんがRevoタンだったんだろうか。
私ゃ浴衣おねいさんの方に応対してもらったんで訊けなかったが、
とりあえず「頑張ってくださいね」と伝えておいた。

列の何人か前の人が新作CDについて訊いてたみたいだけど、
おねいさんが「必ず情報は告知しますので」って言ってた。
4thストーリーCDはまた大所帯らしいけど、
くれぐれも体に気をつけて頑張ってたもれ。

127 名前:那御:2004/08/15(日) 22:25
盪寇将軍もとい玉川様、攻略作戦乙です。
両方ともゲトできましたか。羨まスィ。
SHの売り場前は、さぞかし盛況だったことが想像されます。
Revoタンらしき人物も見ることができたようで、良かったですね。

なにやら4thは楽団の人数も増えて、いよいよ期待大。
そうなると楽器編成のほうも増えてくるのかなぁ。。
Revoタンのギターテクのほうも見逃せない・・・

128 名前:★ぐっこ:2004/08/16(月) 00:36
意表をついてじゃみんぐ氏だったというオチはどうか>精悍そうなお兄さん

それにしても義兄上、夏の祭典参加乙!
そしてオルゴールゲトおめ! この日に新作CDが出てたらなあ…
ちうか、新作はさらに大所帯でつか! 今の生楽器編成でも十分イイ感じだと思うのですが、
もっと豪勢になるということか( ´∀`)

129 名前:★玉川雄一:2004/08/17(火) 00:16
ちなみにお兄さんの風貌はというと、
カリウス軍曹(ガンダム0083に登場したガトー少佐の部下)に
サングラスかけたような感じ。果たしてその正体は…?

そしていま一人のおねいさんは誰か?
最初はもしかしてあらまりおねえさんか? などと期待してもみたけど、
彼女はSound Horizon専属というわけでもないので楽観はできない。
顔は… あらまりさんのサイトに自身のものと思われる写真があるけど、
似てるといえば似ていたような…?
声ははっきりしていて、しゃべり慣れている感じ。
強いていえば『ぴこDJ』なんかのぴこまりモードが
比較の対象になりうるだろうか。

現時点ではSound Horizonのサイトにもあらまりさんのサイトにも
コミケ後の記事がないので断定はし難いのだけれど、
あらまりさんのサイトの掲示板には15日にはコミケに来るとの書き込みがあった。
Sound Horizonの関係者としてなのかまでは解らなかったけど。
真相はいかに?

130 名前:★ぐっこ:2004/08/17(火) 00:28
なんと! あらまりおねえさんの可能性もあり!?
ええなっ!義兄上!

恐縮しまくりのあらまりおねえさん(;´Д`)ハァハァ…

131 名前:★玉川雄一:2004/08/17(火) 01:22
とりあえずSound Horizonの方でコミケレポ出ました。
オルゴール、開場一時間早々に完売か…そりゃそうやんなあ。
ちなみに私は10:30までにはゲトできていたと思う。

そうそう、ちょうど私の順番が来たとき、くだんの売り子おねいさんが
「(オルゴールを)追加で並べるからちょっと待っててね?」とのたもうた。
否やもあるまい。「はい、どうぞ」と答えてしばし待つ。得した気分〜ヽ(´∀`)ノ

132 名前:那御:2004/08/17(火) 12:03
オルゴール1時間で完売ですか・・・再販の予定もなさそうだしOTL

ココに来て、売り子さん=あらまりおねえさん説浮上!?
なんか日に日に羨ましくなってきますなぁ。
ぴこまりモードが素なんでしょうか・・・
だとすると玉川様、あらまりおねいさんと暫しトーク!?
得しとるわぁ・・・

133 名前:★玉川雄一:2004/08/17(火) 23:30
あらまりおねえさん確定キタ━━━(´∀`)・ω・)゚Д゚)゚∀゚)・∀・) ̄ー ̄)´_ゝ`)-_)゚∋゚)´Д`)゚ー゚)━━━!!!!
ご本人の掲示板にて確認。感激もひとしおだ!
うーむ、やはりあの滑らかなトークは本物であったか。
行った甲斐があったよ!

134 名前:★ぐっこ:2004/08/18(水) 00:35
ひいぃぃぃぃ!(゜皿゜;)

ええなっ! 浴衣姿のあらまりおねえさんええなっ!

>そもそもSHの主な機動部隊は小さなグループです。っていうか二人です(笑)
>お恥ずかしながら…不肖あらまりも毎年慣れないながらも店先に立っていたり。

(;´Д`)ハァハァ…

135 名前:那御:2004/08/18(水) 01:03
あらまりおねいさんの浴衣姿キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!
大学入ったら絶対行ってやるんだ!お二人のお姿を拝見するまではッ!
玉川様ええなー。

136 名前:★玉川雄一:2004/08/25(水) 00:40
♪ちゃ〜らららら ちゃっちゃちゃららら ちゃっちゃちゃららら ちゃらららら〜ら♪

R「ロベリア・・・」
G「ジュリエッタの!」
RG「「歌姫ぶっちゃけクリニックー!」」

G「こんばんは、“蒼の歌姫”ことジュリエッタ・シモーネ・デル・ビスコンティエです」
R「ご機嫌いかがかしら? “紅の歌姫”ことロベリア・マリーア・デッラ・フィレンツァよ」
G「前回は色々とお騒がせしちゃいましたけど、今回は気を取り直して…」
R「今日はどんな相談が来ているのかしら? 腕が鳴るわね」
G「お、姉さん張り切ってますね? その前に今日はお報せがありまーす」
R「この度、私達のライブツアーが開催されることが決定になりました」
G「プロデューサーのアレッサンドロさんもまた何か企んで(笑)いるみたいですねえ」
R「今度はどんなイベントになるのかしら? 会場で皆さんとお会いできるのが楽しみね」
G「詳しい内容は雑誌などでも順次発表されますので、そちらもチェックしてみてくださいね」
R「それじゃ、今夜もいってみますか!」
G「CMのあとは、一本目のお悩み相談です」

 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

G「さてそれでは早速今週のお悩み相談、いってみましょうか」
R「はい、一枚目は…『愛の狩人』さんからいただきました。
  『ロベリアさん、ジュリエッタさん、私の悩み… いえ、苦しみをどうか聞いてください』
  あら、なんだか深刻そうじゃない」
G「番組始まって以来の難問登場かな?」
R「『私には将来を誓い合った恋人がいるのですが』…ってなんだ、いい人がいるんじゃないの。
  それで…?『こんなことをいきなり相談するのもどうかとは思ったのですが、
  思い切ってペンを執りました。実は… その彼は魔物になってしまうというのです』」
G「…………!!!」
R「ほほう、なかなかヘビーな相談が来たわねえ。でも安心なさい、私達は動じないわよ。
  魔物が出ようと雷神様が憑依しようと、どーんと任せなさい−」
G「姉さん、余計なおしゃべりはいいから早く続きを」
R「あら、貴女そんなに真剣な顔してどうしちゃったの? …それじゃ続きを読むわね。
  『そもそも、私が魔物に襲われそうになっていたのを助けてくれたというのが
  私と彼の出会ったきっかけでした。でもその時、彼は魔物に傷を負わされてしまって…
  古の伝説によれば、魔物の呪いが体中を巡り、いずれ同じ魔物になり果ててしまうというのです』
  うーん、そんないきさつがあったのね」
G「そんな、恋に落ちたきっかけがすでに悲劇を運命付けていたなんて……」
R「『彼はその事を私に打ち明けてくれました。そして、避けられない終焉が待っているというのなら、
  せめて私の手で引導を渡してくれ、と言ったのです。
  でも、愛する人をこの手にかけるなんて考えたくもありません。しかし一方で、
  何かを必死に堪えている彼の姿を見る度に、彼が人でなくなってしまう、魔物になってしまうと思うと
  苦しみから少しでも早く解放してあげた方が良いのだろうか、という思いがよぎるのです。
  私は、どうしたらよいのでしょうか…』」
G「………」
R「こ、これは思った以上の難問ね… 最愛の人を失うどころか、人ですらなくなってしまう…
  苦しみを断ち切るためには、自分の手でその命を…って究極の選択じゃない!
  ジュリエッタ、貴女はどう−」
「殺れ。撃墜せよ」
R「……もし?」
G「だってそうでしょう? 人が人でなくなるっていうことがどういう意味かわかる? もうこれまでのような生き方は望むべくもないのよ? 他人の目を避け、全てから隠れるようにして生きる… それがどんなに辛いことか! いいえ、それだけならまだしも魔物となって人の心を失ってしまったとしたら… 恋人との思い出も何もかも全てを失くしてしまうというのならば、そしてそれが辛いことだと思うことすらできなくなってしまうのならば、そんなことは誰も望まないに決まってる!」
R「あの… ジュリエッタ?」
G「私は断言できる、魔物として生き長らえるぐらいならば命を絶つに如くはないと! 私が許す、射て、射ち堕とせ、銀色に輝く矢を放て! 何度でも、彼が息絶えるまで!」
R「あーこらこらこらこら! ジュリエッタご乱心!? 皆の者、であえ、であえ!」


 〜 しばらくお待ち下さい(・∀・) 〜

137 名前:★玉川雄一:2004/08/25(水) 00:41
R「えー、お聞き苦しい点がありましたことをお詫びします、と。
  何だかジュリエッタのトラウマに触れちゃったらしくて… 彼女には休んでもらうことにしたわね。
  それで… どうしようか、これ。えーと、『愛の狩人』さん、こっちも大変なことになっちゃたんだけれど…
  とりあえず、今の内に彼とじっくり話し合って、二人にとって最善の手段を考えてみて。
  決して早まらないで… 最終的には、お二人の問題だから。私から言えるのは、悔いだけは残さないように、ね。
  …それじゃ、ここで一旦CM入れましょうか」

 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

R「はい、何だか大変なことになっちゃったわね。私一人じゃ相談事もやりづらいし…
  そうだ、久しぶりにフリートークのお葉書を紹介しようかしら。えーと、このお葉書は…
  はい、『雨少女』さんからです」
R「『歌姫のお二人さん、こんばんは。突然ですが、そちらの今のお天気はどんなでしょうか?』
  えーと、どうかしら…(スタジオの外を見る) あ、よく晴れてるわよ。といっても今は夜だけどね。
  この辺りは夜でもかなり明るいのだけれど、雲のない夜空に星の光が映えているわ」
R「そうそう、お便りの続きね。『こちらは来る日も来る日も雨ばかりで嫌になっちゃいます。
  それに、周りには誰もいません。長い間眠っていたような気もするのですが、
  気が付いたとき目の前には荒れ果てた野と、豪奢な廃墟が広がるばかり…
  崩壊した世界とは、こういう景色のことを指しているのでしょうか』って…
  あの、『雨少女』さんはいったいどんなところに… これ、まさか本当に時空間通信?」
R「続きは、えーと… 『でも、私には大切な友達がいるんです。黒銀の毛並みを持つ大きな犬で、
  赤い首輪に赤い紐、いつも一緒に歩いています』ですって。よかった、ひとりぼっちじゃあないのね」
R「『私が物心ついたときからずっと一緒で、言葉だって通じているんじゃないかって思える程です。
  だから、この世の終わりのような廃墟の中でも私はさびしくなんかありません。
  いつかその降り止まない雨の向こうに何色の空があるのか、確かめてみたいと思っています』」
R「なるほどね… 貴女にはきっと、その世界でなすべきことが待っているんじゃないかしら。
  それが破壊か創造かを知っているのは神様だけでしょうけれど…
  案外、貴女自身がそんな存在かもしれなくってよ? ワンちゃんにもよろしくね」
R「そうそう、私も子供の頃に犬を飼っていてね。大型犬だったからいざというときの力の強いこと。
  でも、基本的に大型犬はおとなしいのよね。よく懐いていたし、引きずり回されるようなことはなかったわね。
  ただ、遊んでいるときにじゃれつかれるともう、覆い被さるような勢いで来られてね、
  それでも相手の方も遊びだって分かっているから怖くはなかったけど…
  『雨少女』さんのお友達も、言葉が伝わるような、なんていい関係よね。私にも分かるわ、そういうの」
R「というわけで、犬のお散歩が趣味…でいいのかな?の『雨少女』さんからのお便りでした。
  新しい空、見つかるといいわね」

 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

R「さて、今回はまた予想も付かない展開になっちゃったわね。次回の放送が危ぶまれるところだけれど、
  当クリニックではめげずに引き続きお便りを募集しちゃいます。
  郵便、FAX、メール、玉帯の密詔などどんどんお寄せ下さいね」
R「最初にもお報せしたけれど、そろそろ私達はライブツアーに向けての準備が始まろうとしてるの。
  生の臨場感は、リハーサルの内からでも全身に伝わってくるのよね。
  本番で観客の皆さんと一体になって味わう熱気が今から楽しみだわ」
R「では今週はこの辺で… お相手は、途中退場のジュリエッタ・シモーネ・デル・ビスコンティエと、
  私ロベリア・マリーア・デッラ・フィレンツァでした。それではまた来週。お休みなさい」 

♪ちゃ〜らららら ちゃっちゃちゃららら ちゃっちゃちゃららら ちゃらららら〜ら♪

138 名前:★玉川雄一:2004/08/25(水) 00:58
とかゆって『澪音の世界』をちょっとイイ話風にまとめちゃったんですけど、
元の曲からするとニュアンスが違ってくるんですよね。

『Chronicle 2nd』の曲は紆余曲折あるけども
なんか最後には希望が見えるような印象があるんだけど、
『Pico Magic Reloaded』のコンセプトは
“平然と降りかかる崩壊あるいは破滅”つうか、
狂気と幻想が自明の現象として当然のように進行していくというか。

クロ2から受けるのが動的なインパクトとすると、
ぴこまりに見えるのは穏やかな狂気といったところで、
却って薄ら恐ろしさすら覚えるような感覚があるんですが。

だからそのままだとめでたしめでたし、なオチがつけづらいんで
今回のネタはニュアンスを変えてアレンジしてみました。

 「閉ざされた少女の瞳が 開かれし瞬間世界は
   幻想し得る最悪の狂夢を...残酷な死神を見る...」

これじゃあんまりだものなあ(-_-;)

139 名前:那御:2004/08/26(木) 23:05
おお!Sound Horizon屈指の名曲シリーズ乙っ!
まずはオルゴールでタイムリーな恋射ちですね。
心理外傷のジュリエッタたんご乱心・・・

そしてヴァイオリーンの澪音の世界。
メロといい歌詞といい、なかなかハードな曲ですが、巧く和やかにしちゃってますねー。

ぴこDでこの辺の名曲がリメイクで再録されていたりすると嬉しいですね・・・

140 名前:安曇春日:2004/08/29(日) 02:28
ぐっこ様おひさしぶりっすー(*゚Д゚)ノ
覚えてないかもしれませんけど…
三国志でお世話になったものです(*ノノ)

考察とかいろいろ書かれていてびっくりしました、というか
ぐっこ様もクロニクルにはまられているようで嬉しかったり。
考察とかも楽しく読ませていただきました。
人物考にキターイ。

でもChronicle2nd以外のSoundHorizonのCDを持ってないので
掲示板の話を指をくわえてみているだけだったり。

これからも更新期待しておりますです〜(*´ω`)

141 名前:★ぐっこ:2004/08/29(日) 15:39
>>136-138
ワロタ…って言っていいのか(((( ;゜Д゜)))
鬱音楽としては相当打撃力あるからなあ…恋人を撃ち墜とした日…
オルゴール版もええなっ!
つうか、人では無くなる恐怖を知り尽くしている歌姫ジュリエッタたん…
海の魔女の一節、「聞いて…嫌…聞かないで…」の部分、彼女の理性の残滓
がまた切ないのよ…。・゚・(ノД`)・゚・

自分の手で、魔物と化してゆく恋人を殺す…っつうシチュは、なんか男が女を殺す、
ってパターンが多いと思ったけど、逆も胸にきますな。息絶えるまで撃ち続ける…
って光景がまた。
凛と白く最期の弓矢 私を射ち堕とす・・・

>澪音
こちらは、未だに曲の全貌が掴めん…。最初聞いたときは、曲がハードだったから
アグレッシブなノリかと思ったのですが、詞はえらく鬱でしたし。バイオリンが綺麗〜。
作中にある「澪音の世界」って…。なんつうか、本当に救いがない世界観だなあと。
でも雨少女さんとこはうまくまとまりそうで(^_^;)

>>140
キタ━━━ヽ(ヽ(゚ヽ(゚∀ヽ(゚∀゚ヽ(゚∀゚)ノ゚∀゚)ノ∀゚)ノ゚)ノ)ノ━━━!!!!
春日さま!めっさお久しぶりでございます!
ああ、春日様もChronicleスキーでいらっしゃいましたかっ!
あー、わかる気がする(^_^;)
あっはっはー。人物考もがんばるです!そういや止めたままだった…
ほかのCD…絶版ばかりですものねえ…_| ̄|○  こればっかりは
オークションで10k単位の覚悟をするか、ツテを辿るしか無く…
ただChronicle 2ndと違い、他の作品は、単品の集まり、といった雰囲気。
共通項は、どちらかといえば狂気か鬱サイド。KanonよりAir…かな。

142 名前:惟新:2004/08/29(日) 19:22
歌姫シリーズキテタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!
よーしパパ指を噛み破って血で密詔(ry
あーうージュリエッタたんのトラウマがー!(つAT)
そして何と雨少女さんからの投稿まで!
何だかいい感じでまとまってます(;´Д`)

>澪音の世界
普通に読み解くとニヒリズムの擬人化に見えますね。
前段はその具体例。ちょっと具体的過ぎて面白みがないくらい。
後段はニヒリズムに関する人間一般の描写、ニヒリズム世界の描写になってますね。
価値が無価値になるニヒリズムの瞬間こそが絶望の本質というものです。

…って、そんな風に考えるとちょっと面白みがなくなりますが(^_^;)
あまり深く考えずに聴くのが一番賢い鑑賞法かもしれません。
でも、後段に関してはなかなか面白い描写になっていると思いますよ。

143 名前:Xavier:2004/09/10(金) 12:59
こんにちは、初めて書き込みさせて頂きます。
戦史考の
9巻 838頁     ◇辿りつく詩
ですが、わたしにはどう聞いても883頁と聞こえるのですが如何でしょうか?

人物考が未実装なのが少し残念です・・・
一番気になっている問題としてパーシファルは雷神の民なのでしょうか?

144 名前:★ぐっこq:2004/09/12(日) 18:18
>>143
はじめまして、Xavierさま!
早速ご指摘ありがとうございます!
ホントだ、883ページだ(^_^;) 訂正しておきます!

>人物評
(;´Д`)ガンガリマス…

>パーシファルと雷神
ええと、「雷」つながりでしょうか。
んー、正直言えば、私は無関係かなあ…と思います。
「戦場を駆けめぐる一条の雷」というのは、あくまで
パーシファルの武勇か用兵の形容であって、本当にバチバチ
雷飛ばしながら戦っているというイメージはありません。
とりあえず「聖戦と死神」を「三国志・戦国時代的に考察する」当サイト
としては、極力ファンタジーを省く方針でありますので。
同様の理由で、彼が振るう「雷槍」も、得物の美称なのかなあ…
と。本当にそういう銘かもしれませんけど。

ブリタニアの登場人物は、パーシファル、トリストラム、と、まあ
アーサー王伝説がモデルと思しき命名なので、それぞれに曰わく付きの
エピソードはあるでしょうね…

雷神の話は第1巻、その血を継ぐ少年の話は第4巻ですから、
第9巻以降の「聖戦と死神」に、その民の子孫たちが登場する
可能性は当然あるわけですが、雷神の系譜には国名が登場しない
ので、正直何とも…

145 名前:夜型人間・シドウミツキ:2004/09/23(木) 00:06
はじめまして。
SHの掲示板には以前から良く書き込んでいた者ですが、
訳あってこちらでは別名で参加させていただきます。

さて、アーベルジュ考について参考になるかどうかは分かりませんが、
かつて2ndでない方の「Chronicle」が発売された際、予約特典として、
「詩人バラッドの悲劇」のコピー本が作られたことはご存知でしょうか。
バラッドをはじめ、若き日のルーナや冬薔薇の女王、牢番の兵士などが描かれており、
2ndが発売された今また読んでみると、また違った発見があるかもしれません。
私も以前は持っていたのですが、いつの間にか無くしてしまったことが悔やまれます・・・。

それから、「Chronicle 2nd」以外の作品についてですが・・・
”単品の集まり”と見るのは、せめて「Pico Magic」あたりにしておいた方が良いかと。
死や喪失といったテーマとは別に、個別の物語で繋がっている部分も大きいですからね。
それら物語の背景世界についての考察レポートをまとめるのが、私の夢の一つだったりします。

それではまた。

146 名前:アンタレス:2004/09/25(土) 07:57
かな〜りご無沙汰してまっす☆

SH公式にて、ななななんと!メジャーリリースの情報ガッΣ( ̄□ ̄;)
幻想楽団[Sound Horizon]
Major 1st Album 『ELYSION 〜楽園への前奏曲〜』
品番:BZCS-5004 定価:\2,500(税込) 発売日:2004年10月27日

しかも収録曲が
 1. Ark 
 2. 辿りつく詩 
 3. 恋人を射ち堕とした日 
 4. 魔法使いサラバント 
 5. 澪音の世界 
 6. 雷神の系譜 
 7. 檻の中の花 
 8. Yield
って・・・・「ぴこまじ」「ぴこりろ」の俺的ベスト盤+α???
すっげぇ豪華ラインナップなんでつが(;´Д`)ハァハァ
某コトーコと違って(?)、最初から新規顧客を一気に惹きつけようという
並々ならぬ意気込みが見えますな。

アルバムタイトル的に、今回の主役は「Ark」? 第4の地平線より早まる
ことにはなったけど、ようやくフルで通して聴けるのか( ̄ー ̄)ニヤ

147 名前:★玉川雄一:2004/09/25(土) 09:13
んー、こう来たか!
しかしやっぱ楽園は『ELYSION』なわけか。
4thの予告で出てた『ATR:E』とは別なのかしら。
いよいよ「Ark」がフルで聴けるのねー。(4thとは別バージョンらしいけど)
この曲とか「魔女とラフレンツェ」とか聴きたいなあと思ってたけど、
片っぽはいよいよ実現するわけだ。

しかしつくづく豪華ですねえ。ラストの曲はどんなんかしら。
またイベント狙ってみっか?

148 名前:那御:2004/09/25(土) 21:30
いやぁ、メジャーとは!歓喜感涙。
すかさず、アマゾンのほうで予約すませましたーw
挙句伝説ともいえる名曲を結集させた、珠玉の1枚。
Arkもフルで聴けそうだし(ギタソロが楽しみな。。

149 名前:★ぐっこ:2004/09/26(日) 00:38
>>145 シドウミツキ様
はじめまして! リアルタイムでSH掲示板参加されてましたか!
おいでませー!ヽ(´∀`)ノ
「詩人バラッドの悲劇」のコピー本…確か、以前同人板かどこかで
そういう噂を聞いた事はあるですが…そんな豪華な内容でしたか!?
うう…激しく見てみたい…シドウミツキ様、もったいない…
当時(バラッドたち)の様子…って、イラスト等での紹介でしょうか!?

>単品の集まり
Chronicle2ndのような「一つの物語」の形態をとっていない、という意味です。
言葉足らずでした…

>>146
メジャー( ゚Д゚)!?
いよいよ一般のお店に並ぶですか!? うわ、こりゃ凄い…
確かに豪華なラインナップ…。インストではないバージョン
なんでしょうか、全部。
それにしても「前奏曲」っつうサブタイに更なる期待を感じる。

150 名前:夜型人間・シドウミツキ:2004/09/26(日) 23:54
>詩人バラッド本
昨日、たまたま実家に帰ったところ・・・なんと、偶然にも見つかりました!
これで詳しいことをお話できます。

まず、装丁は袋とじのコピー誌で、モノクロ10ページ。
内容は、Chronicle 2ndのブックレットに書かれている物語(ChronicleではHTMLで収録)に
場面ごとの挿絵が入った、絵本のような作りになっています。
イラストはYokoyan氏ではなく「よちきん」という方で、米田仁士氏のようなタッチの絵柄です。
豪華かと言われると判断に迷うところですが、イメージを膨らませるには良い材料になると思います。
後の作品に通じる部分も多いですしね。
ちなみに、バラッドはセミロングの髪に短い口髭を生やした青年の姿で描かれています。
じまんぐ氏が参加する前に描かれた絵ではありますが、いかにも氏の声が似合いそうです(笑)

それから、先日より気になっていることが一つ・・・。
Chronicle 2nd発売前に「聖戦と死神」の試聴曲が公開された際、
"時系列としては今まで公開された二つの曲の中間にあたる"
というようなコメントがあったはずなのですが、その二つの曲が何だったのかはっきり思い出せません。
一つは「アーベルジュの戦い」、もう一つは恐らくLostの「緋色の花」ではないかと思うのですが・・・。
もしはっきり覚えているという方がいらっしゃいましたら、正しい曲名を教えてください。

あと、今更ですが、夏コミのサングラスの男性はRevoさんで間違いありません。
最近は海外からの問い合わせも増えてきたのが嬉しいとのことでした。

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