【─衝動という名の忌避すべき悪夢 壊れたマリオネットは誰?─】 【救いなき世界に生まれ堕ちる者達】 【その身に絡み付くのは…死の鎖】 【見えない鎖を繰り寄せ それはやって来る】 【タナトスの使者は 決して逃さない】 この世界に生まれた人間には死ぬ。その運命からは逃れられない。 死という鎖をたぐり寄せ、タナトスの使者、つまりマリオネットがやってくる。 【突然の衝動に突き動かされるように】 【駈け出した母子 追いかけるは銀色の馬車】 【吹雪の夜の情景 白夜に彩られた悲しい物語…】 死から逃げる母子。それを追いかける銀色の馬車…マリオネット。 ここまではナレーション。つまり客観的視点。 【吹雪の雪原を 駈けて行く女(ひと)】 【幼子を抱きかかえて】 【銀色の馬車は 疾風のように】 【逃げる影を追いかける】 吹雪の中、母親は幼子を抱き逃げいてます。逃げる影→母子ですね。 【黒衣の男は凍てついた 蒼く燃える手を振りかざす】 黒衣の男…。タナトスですね。 マリオネットに指示を出した…いや、マリオネットを操ったってことですかね。 銀色の馬車はタナトスの乗り物で、使者であるマリオネットも同席。 【眩い光に包まれて 目覚めた時には遅すぎた】 【女が雪原に埋めたのは…鳴呼】 【愛しい我が子の亡骸よ…】 ここなんですが、確かLostのゆりかごと繋がってるって考察がどっかにあったんですよね。 ゆりかごで子供は最初から死んでいるとか色々ありますが、今回はそれなしです。 【Never cries, Never moves, Baby is under the snow.】 【Never smiles, Never grows, Sad song of fate.】 【Never cries, Never moves, Baby is under the snow.】 【Never smiles, Never grows, Sad song of fate.】 訳が「もう泣かない、もう動かない、我が子は雪の下 もう笑わない、もう育たない、運命の悲しい歌よ…」 子を亡くした母親の嘆きですかねこの部分は。