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■ イベリア発売前から雑談とか妄想スレ

1 名前:ぐっこ:2007/07/24(火) 00:35:27 ID:f33W8muF
2007年8月1日発売のStory Maxi 『聖戦のイベリア』!
発売まであと1週間を切り、いよいよPV等での楽曲情報がゾクゾクと!

と言うわけで、まあ発売まで1週間、ここでイベリア話をしましょうや(^ω^)
発売後は沈めつつ雑談場でも。あと議論禁止。

■PV
・Oh!samaTV
 http://ohsama.tv/

・声グラ
 http://www.seigura.com/soundhorizon/pickup_soundhorizon.html

・オリコン
 http://www.oricon.co.jp/tv/realvoice/soundhorizon/070711_index_movie02.html#movie

2 名前:大黒:2007/07/24(火) 00:45:41 ID:vBoMh1iu
華麗に1ゲット。ぐっこ様有り難うございます

書の落書きからの転載なうえ、25日以降は何の役にも立たない書き込みですが

王様TVと声グラのPVを見て自分なりに石畳の緋き悪魔を想像してみました
もちろん発売前のかなり断片的な情報なので発売したら解釈も変わってくると思いますが
時間のある方はお付き合いください


曲の順序としては声グラ→王様TVの流れだと思います
声グラのPVの最初に何かが炎に包まれるシーンがあるところから
この曲でいわれている『君』とは『焔と契りし少女』ではないでしょうか。PVの中でも3姉妹ではない少女に悪魔(シャイタン?)が囁きかける場面がありますし
そして
『君を害すもの全てこの腕で退けよう』
『流れる血潮が河になる前に全てを終わらせよう』
『君が憎むもの全てこの腕で滅ぼそう』
『流れる涙が河になる前に誓いの口付けを』
といった節々からシャイタンは少女に契約を迫っているのではないでしょうか
『君が愛すもの全てその腕をすり抜ける』
『君が望むもの全てその腕を振り払う』
といった部分からは少女の無力さが伺えます。
恐らく、大切なものを守ろうとしてもその力がないのでしょう
『悲しい時代の諦め顔で無力に嘆くのか君に今敢えて問おう』
というところからはシャイタンの自分と契約すれば力が手に入る。
その機会を自ら捨てて無力な自分に嘆くまま日々を送るのかという
問いかけのようなものを感じました
そして少女は契約を交わしたのではないかと思います
その結果が焔と契るという行為。
シャイタンは悪魔は悪魔でも炎を操る悪魔なのかもしれません
シャイタンと一緒に踊ってる流浪の3姉妹ですが
この3姉妹もシャイタンと何らかの契約を交わしているかもしれません
もしくは、シャイタンと同じく彼女たちも悪魔なのかも。
これは突拍子もなさすぎですかね
最後に離散の老預言者ですが彼はPVの最後で寺院のようなものに向かっています。
もしかしたらそこは彼にとっての聖地なのかもしれません
あるいはなんらかのお告げを受けそれを実行に移すために
神々の加護を求めにいったという見方も出来ます
以上がPVを断片的にみて縫い合わせた解釈です
とりあえずオリコンでPVの全貌が明らかになる25日までは私の頭ではこれが精一杯でした
皆さんの補完を期待します

まあ、断片的なPVを見た状態ではこういう解釈も成り立つのだなと思ってもらえれば幸いです

3 名前:胡雪:2007/07/24(火) 10:12:08 ID:d0CLF9+Q
未だに流浪の三姉妹をどう扱うべきか処遇に困ってます胡雪です。

石畳の緋き悪魔の全貌が明らかになったとしても、まだ前後二曲分の妄想が!
…と、言っても序章はレコンキスタの説明だろうからまだ想像しやすいのですが、
終章は…どうオチたモノか想像つきませんね。


〜美しき夜の娘について〜

彼女は美しい娘だった。しかしそれを知る者は家族ほど近しいもの達のみ。
夜色の長いローブを頭からすっぽりと被り、その美しさは隠されていた。
彼女の"父"は今は昔、かつて侵略者だった。

初めはイベリアの対岸に住み、イベリアにも何人かの貿易商が渡った。
ある時、一人の商人がその地の者によって殺された。
怒った彼らはイベリア南部の港を制圧し、やがて海域を封鎖。海上貿易を独占した。
それを引き金にイベリアでの聖戦は始まる。
左手には聖書を掲げ、しかし右手では剣を振りかざす。
宗教戦争、聖戦という名をかりた侵略戦争。死を恐れない彼らは強かった。
やがて彼らはイベリアを彼らの国の属領とした。

レコンキスタの鐘が鳴り響く。
宗教の違いが争いを生む。異教徒狩りが始まる。
その時代の流れは彼女の住む土地も例外なく飲み込んだ。
彼女は逃げた。父は刈られ、母も狩られた。
彼女は逃げた。何処までも、何処までも。遠く南を目指して。

元の住処からは遠く離れた山の中、一晩の休息と安寧を求めてさまよい歩く。
やがて彼女は古びた遺跡を見つけ、そこに隠れた。

そこは不思議な空間だった。鳥の声すら聞こえないほどの静寂。
遺跡の壁に描かれた文字。フェネキアが遺した古代の文字。
時間さえ止まったかのような静寂の中、彼女はその文字を辿りその音を呟く。
「S・H・A・Y・T・A・N…Shaytan…」

何処からとも無く聞こえる声。名前さえ忘れ去られていた悪魔の囁き。
復讐を果たす力。戦火を覆す力。悪魔は契約と解放を求める。
そして、彼女は契る事を選んだ…


・あとがき・
声グラで焔と契った娘が焔のエフェクトが消えるのと同時に現れますが、
その前段階で同じ場所に居た長いローブの娘は「美しき夜の娘」かな?
…と思い、自分なりの背景を詳しく書き出して見ました。
穴埋めストーリーの粗筋を作るのは楽しいですが、
後で見ると気恥ずかしい気持ちで一杯になりますよね。

4 名前:大黒:2007/07/24(火) 17:38:20 ID:8zVFKVyk
預言者とシャイタンが対立するものとして三姉妹がどうしてシャイタンと踊ってるのかが解りませんからねぇ
明日オリコンで公開されるPVで解るといいんですが
(超個人的にはせっかく初回版予約したんだから発売日まではフルバージョン流すなよとか思ってたりw)
終章はタイトルが『侵略するものされるもの』ですから恐らく戦争というか復讐の永遠性(?)とその虚しさを歌い上げたのではないかと想像してます
胡雪さんのストーリーをみるとイベリアの中でもジブラルタルがクローズアップされてるようですね
確かにあそこはヨーロッパとイスラムの貿易の玄関口であると同時に地中海と外海を結ぶ貿易の要衝ですから真っ先に狙われるというか手に入れたい場所ですよね
ちなみに、現在イベリア側のジブラルタルはスペインではなくイギリスの領土になっています


>後で見ると気恥ずかしい気持ちで一杯になりますよね
いやいや、そうやってストーリーを考えられるだけで大したものだと思いますよ
私なんか機械的に歌詞を見て「あ、ここはこうなのかな」とか「あそこはああなってるからそこがそうなるのか」とか考えるだけですもん
おかげであまり周囲からは賛同の意見もらった事ないんですよね。説得力がないんでしょうか(嘆息)

5 名前:胡雪:2007/07/24(火) 23:28:29 ID:d0CLF9+Q
歴史の教科書上、イベリアでの聖戦の始まりが711年のヘレスの戦い。
ジブラルタルのやや西の方ですが、海峡を挟んで睨み合う位の事はしてたでしょうから。

個人的に、娘の移動はトレド→コルドバの旅路を希望。
「ポエニ戦争の爪痕としてアラブ系の魔人が封印されてても楽しいかな?」
…という理由から遺跡の文字はフェニキア系。
(ローマ系でも良いのですが…語源が同じなのと、封印に必要な言語を考慮に入れて。)

ところでイスラム教とキリスト教の原点って実は同じだったりするんですよねぇ…
アラブのアル・シャイターン(悪魔の王)がキリスト教におけるサタンに相当するとか。
天使ガブリエルが神託を預かって告げに来るのはどちらも同じですし。
…と、宗教に関してはここまでで。(知識は少ないし、スレも違う。)

> あまり周囲からは賛同の意見もらった事ないんですよね。説得力がないんでしょうか(嘆息)
えっと…大変言い難いのですが、機械的な解釈は考察する上で皆が一度は通る道なので。
周知の事実として「何を今更?」と思ってしまい、あえて意見しない可能性が一つ。
もう一つは行間の埋め方が特異的で、「私とは違うな…」と思われやすいのかもしれません。

私としては"預言者は神々の加護を求めに〜"は素敵な発想だと思いますよ。
あの時期のイベリアの宗教といえばローマ・ゲルマン系多神教とキリスト教、イスラム教。
…なのに、PVで流れたのは釈迦(?)如来。(仏教は紀元前5世紀頃からなので存在はしますが…)
仏様を神と呼んで良い物かどうかはさておき、"神々の加護"でもないと説明つけ難いですよね。
あるいは、実はSH固有史の流れの関係でチャンポンしてるとか…

25日まで残り約30分…

6 名前:大黒:2007/07/25(水) 00:39:11 ID:iO95XVMb
うーむ、私が得意なのは日本の戦後史なので西洋のしかも古代〜中世史はどうも理解が追いつきません(笑)
ポエニ戦争はハンニバルが出てくる戦争ですか。確かにアラブ系の魔人ならフェニキアでよさそうですね
イスラムとキリストの同一性は私も聞いた事があります。
でもまったく縁もゆかりもない教祖に同じ天使が舞い降りてきて全く違う神のお告げを下すのはどうしてだろうなと思ったものです
うーん、やっぱり機械翻訳では力不足ですか。解ってたんですけど改めて突きつけられるとどうしたものかと思いますね
私は仏も神と呼んでいいと思います。実際東南アジアの大乗仏教では神としてきちんとあがめられてますし
日本みたいに八百万も仏もキリストもいいとこ取りでイベントや慣用句に使ってる国(民族)の方が少ないんじゃないでしょうか
お隣の韓国や台湾では儒学(これは思想で宗教とは違いますが)が幅を利かせたりしてますしね

7 名前:胡雪:2007/07/25(水) 10:17:09 ID:ftXBZ5it
高校時代の社会科は世界史B(古代史→現代史)専攻だったので。
"名前さえ忘れ"られるほどの遠い昔に魔人が封印されたのなら、
その過去はいつの時代だろう…と思い当たったのがフェニキアの植民市。

ポエニ戦争で駆り出され、猛威を振るった魔人がイベリアに封印され、
イベリアのレコンキスタに再来し悲劇を繰り返すという物語は
SH(というか陛下)らしいように思えたので。
何よりフェニキアもムスリムも「退く側」ですしね。
ならば終章は悪魔の封印かしら…。

"全く違う神のお告げ"というわけでもないですよ。
イスラムの言う「預言者」にはイエス・キリストが含まれ、どちらもユダヤ教から発展したものです。
時間が経つにつれて、その土地の風習が交ざって別物のような形で完成しますが…
神の名前もイエスは神を"父"と呼んだし、ムハンマドも"神"としか呼んでません。
ユダヤ教の前身にはゾロアスター教(拝火教)が有りますが、これも善と悪をハッキリさせた一神教で、
神の名前も「○○する者」と言った感じだったかと。
中近東発祥の宗教は共通項が多いですし、あながち全て同じ神様だったり…?

仏教の元々の形は儒教の方が近いので、神と呼んで良い物かどうかと思ったのです。
大乗仏教は、さしずめ儒者が孔子様を神格化して崇めてるようなものですから…
お寺で葬式〜って言うのも日本固有の文化らしいですね。

公開前ですがオリコン見てたら
「弱い私は誰も憎めない。誰か教えて?→やっとわかった…。」
これをどう解釈すべきだろうか…
誰か=緋き悪魔?
わかった=憎しみの連鎖が?

8 名前:胡雪:2007/07/25(水) 14:54:42 ID:ftXBZ5it
思ったほどには明らかにならなくて安心したような残念なような…

今まで気付かなかったのですが、三姉妹と預言者をよく観察すると、
どちらも(三女は不明ですが)ひたいにアラビア系の文字の刻印が有りますね…
三姉妹は預言者(封印の管理者)サイドなのかも…あるいは封印は割と自由に管理出来たとか。
イスラムに帰依したガリア人の管理番号の可能性が無い訳でも無いですが、
考えようによってはこの4人、娘が遺跡に行くようにけしかけたとも考えられますね。

9 名前:ここ:2007/07/25(水) 15:09:59 ID:RfPIxk1N
考察じゃなくて申し訳ないですけど、
彼女の名前はライラが有力なようですね。
オリコンのPV、REMIさんの後の少女のとこで
眼開けた瞬間に「ライラ」ってShaytanの声で聞こえますし。

そういえば、ライラとマジュヌーンっていう古典で
その主人公が悪魔(ジン)に憑かれた青年に恋されるっていうのがあって、
なんとなく似てるんですけどねぇ…。

とりあえず期待!

10 名前:胡雪:2007/07/25(水) 20:09:33 ID:ftXBZ5it
>>ここ様
考察スレでは無いようなので発見報告とかもアリでしょう。多分。
確かに「ライラ」って聞こえますね。気付きませんでした…

その「ライラとマジュヌーン」の詳しい内容を教えて下さい!!
作品想起の原典となった可能性のある物は考察の上で立派な資料になりますから!!
一度「千夜一夜」を読んでおきたい気もするのですが、なにせ資金と時間が…

11 名前:羽那:2007/07/25(水) 21:18:18 ID:WO3P7vCA
>>胡雪様
ちょっと横から失礼しますが、先週のオリコンで出た歌詞は、私は

「弱い私は 誰を憎めばいい 嗚呼 誰か教えて」
            ↓
「弱い私は 何を憎めばいい 嗚呼 やっと分かった」

だと思ったのですがどうでしょう?
『誰を』が『何を』になるとこから、初めは憎しみの連鎖に入りかけながらも、
最終的にはもっと根本的なところに問題があることに気付くのかと。
「黒の預言書」の歌詞にもそんなところありますし、インタビューの内容も戦争のことでしたし・・・。

って、すごい勝手な考察なのですが・・・(汗)失礼しました。

12 名前:大黒:2007/07/25(水) 22:06:27 ID:+Bp3sgcx
さすがに発売前にPVを全公開する事はなかったですね
陛下のお言葉も言葉を選んでるというかネタバレを避けるように慎重に話してるなという印象を受けました
悪魔は第三者的な立場との事
とすると悪魔が封印から解き放たれたとして何を目的に動くのか、むしろなぜ封印されたのかといった部分に興味を覚えます
ところでPVの最初のところ恐らく次女のソロパートだと思うんですけど何て歌ってるか解りました?
私はどうもよく聞き取れませんでした
預言者の刻印は解りませんでしたけど3姉妹は確かにありましたね
これがシャイタン封印の証なのかそれとも3姉妹と預言者は同じ一族というか共同体の中で暮らしていて
預言者がシャイタンを封じた事でそこから離散したのかは解りませんが面白い共通点だと思います

>ここさん
確かに「ライラ」といってますね
それが焔と契りし少女の名前なのかそれとも悪魔にとって特別な意味を持つ別の存在なのかは解りませんが
「ライラとマジュヌーン」は面白いですね
ただこの話をベースに考えるとシャイタンは普通の青年にとりついた悪魔(精霊)みたいな存在になるんでしょうか
私もちょっと内容が知りたいです

13 名前:大黒:2007/07/25(水) 22:45:56 ID:+Bp3sgcx
あ、書きもれがあったので追加
オリコンのHPにある通常版のジャケ絵を見てると美しき夜の娘だけがいないんですよね
これは何か意味があるのか?
半島を飲み込む戦火
その中を逃げ惑う一人の娘。娘はその美しさで夜の街では名の通った存在だった
しかし戦火は人を区別しない。美しさは戦火の中にあって力にはならない。むしろそれは媚薬。兵士達を滾らせる至高の生贄
昼夜の区別無く逃げ惑ううちに娘の顔からはかつての美しさが抜け落ち焦燥が濃くなってきた
そんな中娘は人気のない寺院を見つける。雨露をしのぎ戦火から隠れるために神の元で安らごうと中へ足を踏み入れる娘
その中には巨大な神像と見た事のない文字が彫られていた
その文字の意味も知らず指を走らせる娘。すると神像が大きく揺らぎ中から炎を纏った男が現れた
男は自らを炎を司る悪魔シャイタンと名乗り娘に契約を迫る
「今、汝には守るべきものを守る力がない」
「我と契約せよ。さすれば我が力を持って汝の害悪を退けようぞ」
そして娘は契りを交わした。焔と契りし娘として
そして戦火に新たな歯車が加わる。焔の力を手に入れた娘を中心に
そしてその動きを察し導かれし者が集う。かつて悪魔を封じ、それがため自らの仲間と離散した預言者
悪魔の封印を補助しその鍵としての役割を受け持ち、常に流浪を重ねる事で悪魔の力を狙うものから逃げていた三姉妹
戦火は新たな幕を開ける………

ストーリーを考えてみましたどうでしょう。時間があれば皆さんで添削してください
前提として美しき夜の娘=焔と契りし少女、離散の老預言者=シャイタンの封印者、流浪の三姉妹=封印の鍵という感じです
面白ければ幸いですが

14 名前:ひさ:2007/07/26(木) 00:44:32 ID:UvBo5qgC
私は三姉妹のほうが第三者的な立場だと思っていました。
Shaytanと少女の契約やその後の戦争のことを、ウタという形で後世に残している人たちなのかなあと……
でも何だか怪しくなってきましたね…;
陛下も『悪魔は第三者』って仰ってましたし;

>>大黒さん
初めまして、ひさと言う者です。横から失礼します。
次女と言うとREMIさんのパートでしょうか?
私が聞き取れたものは

千の責め苦が 苛む檻の底(?)へと
沈む(?)この身を 解き放った 緋き光

ちょっと曖昧なので
『底』か『中』かはっきりしません。
『沈む』もちょっと自信ないです…
あとの部分については合ってると思うのですが……

15 名前:大黒:2007/07/26(木) 01:11:05 ID:PqDoions
>ひささん
初めまして大黒(だいこく)と申します
REMIさんかどうかは人の顔を覚えるのが苦手なので解りませんが
歌詞の抜き出し有り難うございます
しかしこの歌詞を見てるとシャイタンは三姉妹にとっては解放者なのかもしれないという気がしてきました

姉妹は流浪を続けていた
一つところへは留まれない。少しでも定住すればすぐさま追っ手がやってくるだろう
自らが犯した罪に後悔はない。あるとすれば最後の最後で詰めを誤った自分たちへの甘さへの戒めだけ
もし捕まればどうなるか。そんな事は容易に想像できる。様々な拷問を受けともにあった仲間たちの事を問いただされるだろう
いや、もしかしたら仲間たちはもう捕まってるのかもしれない
そんな逃走という名の流浪に疲れた三姉妹の前に謎の男が現れる
男は自らを、悪魔・シャイタンと名乗り自らと契約すれば力を与えようといってきた
追っ手を気にする事無く平穏無事に暮らす事も出来るだろうとも
姉妹にとってその言葉は何よりも甘美な響きを持って鼓膜へと響いた。もう国中のあらゆる場所を逃げ回ってきた。これ以上どこへ逃げようというのか
そして姉妹は契約を選んだ。逃走からの解放。それは姉妹が最も欲していた安らぎだったから
しかし姉妹は引き替えにシャイタンの眠る寺院の守護を命じられた
姉妹にとっては一見、動きを封じられ不利な契約にも思えるが姉妹にはそんな感覚はなかった
自分たちにはシャイタンが与えた力がある。この力を持ってすればあらゆる障害をクリアする事が出来るのだから
そして姉妹たちは知らない。今まさにその寺院へ向かってる老人がいる事を。そして老人との出会いが姉妹の人生に大きな影響を与える事を

えぇと、今回も懲りずにストーリー付けしてみました
前回は姉妹=封印の鍵としましたが今回はひささんが抜き出してくれた歌詞を参考に
姉妹=シャイタンによって追ってから解放された者という観点から書いてみました
前回の話とあわせると矛盾だらけですがその辺は視点の違いという事で見逃してください(笑)

16 名前:セイ:2007/07/26(木) 13:08:10 ID:RhrUFLjL
はじめまして。横から失礼します。
ひささんの聞き取った部分は、底で間違いないと思います。

私がPVから聞き取れた歌詞は
「…へと 朽ちゆく その身を 解き放った 緋き光
(ライラ)
君が愛すもの全て その腕をすりぬける
流れる涙 河になる前に 誓いの口づけを
ライラ...君が望むもの全て その腕を振り払う
悲しい時代の諦める顔で 無力に嘆くのか...
君に今敢えて問おう…」
というように聞こえました。
皆さんのご参考になれば幸いです。

17 名前:黒猫:2007/07/26(木) 17:45:10 ID:APH6mXJp
えと、セイさんの歌詞に付け足しで、
「流れる涙 河になる前に」は、
「流れる涙が河になる前に」だと思います。

18 名前:き。:2007/07/26(木) 18:49:52 ID:/cDAxXYx
こんにちは。
私もセイさんの歌詞に付け足しと、私が聞き取れた歌詞を載せたいと思います。
「悲しい時代の諦める顔で 無力に嘆くのか…」
「悲しい時代、と諦め顔で 無力に嘆くのか…」だと思います。

ちなみに…


名前さえ忘れていた LaLaLaLaLaLaLaLuLu
君の焔(ひかり)見るまでは... 君が呼んでくれるまでは...

だから君を害すもの全て この腕で退けよう...
流れる血潮が河になるまでに 全てを終わらせよう
ライラ、君が憎むもの全て この腕で滅ぼそう...
それは異教徒が冒涜を課す…(PVここで途切れる) 


君が愛すもの全て その腕をすり抜ける...
流れる涙が河になる前に 誓いの口付けを
ライラ、君が望むもの全て その腕を振り払う...
悲しい時代、と諦め顔で 無力に嘆くのか?

---君ニ 今 敢エテ 問オウ---

こんな感じかな、と思ったんですが。

19 名前:しーな:2007/07/26(木) 21:56:33 ID:9go2M6b4
>き。さん
それは異教徒が冒涜を課す…(PVここで途切れる)
は携帯サイトの方のPVで観た感じ、

それは異教徒か同胞かそれとも争いそれ自体か?
と聞こえましたよ☆

20 名前:Diska:2007/07/26(木) 21:59:43 ID:DmhP2KjG
「ポストカード」と「2007/07/25公開のPVでのキャスト」
の対応付けをまとめてみました。
思い違いとかあるでしょうか?
文字は、便宜上、近い形のギリシャ文字で表記してみました。
(それぞれ、Ω=おめが(大文字)、λ=らむだ(小文字)、ν=にゅー(小文字))

石畳の緋き悪魔=Shaytan(赤目・赤毛の黒い男性)
焔と契りし少女=YUUKI(赤目・赤黒毛の黒い女性)
離散の老預言者=Jimang(灰色の老人。)

流浪の三姉妹・長女=RIKKI(紫の服の人。額にΩ)
流浪の三姉妹・次女=REMI (赤い服の人。額にλ)
流浪の三姉妹・三女=KAORI(橙の服の人。胸にν=PVでは見えない)

美しき夜の娘=(PVには登場なし。Rica Fukami氏?)

21 名前:セイ:2007/07/26(木) 22:14:32 ID:RhrUFLjL
もう一度聞いてみましたが、確かに黒猫さんとき。さんの言う通りでしたね。
皆さん良い耳をお持ちで羨ましい…!

22 名前:大黒:2007/07/26(木) 22:42:29 ID:8EiYGd7Z
私のストーリー面白いですか皆さん?(ぉ)

>セイさん・黒猫さん・き。さん
歌詞の抜き出しご苦労様です
自分が>>2で抜き出したものと見比べてどこか違いがないか探してます
>>18でき。さんが指摘された「悲しい時代、と諦め顔で 無力に嘆くのか…」の部分ですが
確かに私の『悲しい時代の諦め顔で無力に嘆くのか君に今敢えて問おう』よりはそっちの方が文章的に綺麗ですね
また同様にき。さんの指摘された「名前さえ忘れていた…君の焔(ひかり)見るまでは... 君の焔(ひかり)見るまでは... 君が呼んでくれるまでは... ... 」
焔=ひかりかどうかは解りませんが君の焔(ひかり)見るまでは... 君が呼んでくれるまでは... という部分は興味を覚えました
シャイタンは自らの名前も忘れるほど長い間封印されていたのか。それとも万一封印が解けても大事に至らないように記憶にも鍵をかけてたのか
そういう見方が出来る歌詞だと思いました

23 名前:hujimiya:2007/07/28(土) 00:10:46 ID:8apz/PDx
Diskaさんのに付け足し(になるのかな?)
http://www.barks.jp/news/?id=1000033170のページに、
“美しき夜の娘”(のちに、“焔と契りし少女”となる)という文がございましたので、
美しき夜の娘=YUUKIである可能性が高いかと…
ただ、容姿が変わっているので、声も変わる可能性があるのかなぁ?
この辺りはCDで全編聞くまでのお楽しみですね。

24 名前:大黒:2007/07/28(土) 00:15:43 ID:5ve/ts+G
>hujimiyaさん
情報有り難うございます
やはり美しき夜の娘=焔と契りし少女でしたか
声グラの特設ページでもYUUKIさんが『悪魔とともに生きる選択をした少女』とコメントしてたので
何か関係あるんだろうなと思ってましたが
これで確信に近いものを得る事が出来ました
しかしこんな重要なネタバレ出しちゃっていいんですかね。陛下が大らかなのかBARKSの取材力が凄いのか…

25 名前:あきら:2007/07/28(土) 00:38:04 ID:uJZ2pL64
冒頭の

『名前さえ忘れていた
……(省略)……
だから 君を害すもの全て この腕で退けよう』

の「だから」にとても引っかかりを感じてしまいました。
契約……というよりも、シャイタンの意思・感情のようなものを感じます。
名前を忘れるほどの長い間、孤独だったシャイタン。
彼の名を呼び、彼を目覚めさせた少女に対して、シャイタンは救われ、少女への恩返しの意味を込めて契約を持ちかけるのかな?と変な方に妄想してました。

名前って人に呼ばれないと、結構忘れませんか?(あ……私だけですね(汗)

因みに、レコンキスタですが、8世紀後半開始→10世紀本格化→15世紀終了、となっています。
なので、もしかしたら、3姉妹、炎の少女、預言者、そして夜の娘全員が全員同じ時代とは限らないのでは無いでしょうか?
そして、それぞれの人に契約を持ちかけてるとか……

8月1日が楽しみで楽しみです。

26 名前:わり:2007/07/28(土) 17:49:01 ID:CZuR6+pF
はじめまして。
歌詞聞き取りをおかしな耳で頑張ってみましたので投稿させていただきます!

---------------------
オリコン

千の責め苦が苛む檻の底(外?)へと
朽ち逝くその身を解き放った証になり・・・

キミが愛すもの全て
その腕をすりぬける
流れる涙が川になる前に
誓いの口付けを
君が望むもの全て
その腕を振り払う
悲しい時代の諦め顔で無力に嘆くのか
君ニ今敢エテ問オウ・・・

キミが愛すもの全て
その腕をすりぬける
流れる涙が川になる前に
時代に口付けを(自信ない)
君が望むもの全て
その腕を振り払う
悲しい時代の諦め顔で無力に嘆くのか
君ニ今敢エテ問オウ・・・
-----------------------
声グラ

ララララララララララル
名前さえ忘れていたララララララララララル
キミの光見るまでは
キミが呼んでくれるまでは
だからきみを害すものすべて
この腕で退けよう
流れる血潮が川になるまでに
全てを終わらせよう
ライラ キミが憎むもの全て
この腕で滅ぼそう
それは異教徒が暴徒をか・・・(フェードアウト)(?)

27 名前:大黒:2007/07/28(土) 18:49:41 ID:kw6FszLG
初めまして大黒(だいこく)と申します
歌詞聞き取りご苦労様でした。私が聞いた範囲で修正というか追加点といくつか上げたいと思います
まずオリコンの
『キミが愛すもの全て』の前に小さくささやくような声で『ライラ(ララ?)』と入ってます
また『君が望むもの全て』の前にも同様に『ライラ(こっちの方はどちらかというとララだと思いますが)』と囁いてます
あと、歌は1回だけでリフレインはしてないように思います
声グラの方ではとくに違うなと思った場所はなかったです
小さな声で聞き取りにくい部分ですが参考になれば幸いです

28 名前:ぐっこ:2007/07/29(日) 09:30:05 ID:???
ちょいと失礼…
連投規制実験中。

29 名前:ぐっこ@管理人 ★:2007/07/29(日) 10:14:58 ID:6WzsHlZP
キャップつけてみた。
さておき、まだ規制されてる方は、お手数ですが
gukko123☆yahoo.co.jpにご連絡下さいまし。

30 名前:わり:2007/07/29(日) 13:56:07 ID:+YEnWReK
大黒さま、修正ありがとうございます!
オリコンのほうはコピペしたときにうっかり消すのを忘れていたようです^^;
「君が望むもの全て」の前の「ララ」ですが、じっくり聞いてみましたが
ライラとしか聞こえなくなってきました。これは名前ということでいいのでしょうかね・・・?

オリコン正しくは(大黒さまの助言もお借りしますと)
以下のようになります。

------------------------
千の責め苦が苛む檻の底(外?)へと
朽ち逝くその身を解き放った証になり・・・
(ライラ)
キミが愛すもの全て
その腕をすりぬける
流れる涙が川になる前に
誓いの口付けを
ライラ 君が望むもの全て
その腕を振り払う
悲しい時代の諦め顔で無力に嘆くのか
君ニ今敢エテ問オウ・・・

31 名前::2007/07/29(日) 16:58:31 ID:VmhPEqAz
はじめまして、円という者ですが、
私もPVを聞いたのですが『証になり…』
ではなく『赤き光』と聞こえたのですが…。
間違っていたらスミマセン;;

32 名前:大黒:2007/07/29(日) 17:41:45 ID:aeN9pfB6
>円さん
初めまして大黒(だいこく)と申します
PVの部分ですが聞こえ方は確かに微妙なので人それぞれ違ってくるかもしれません
また、CDそのものも発売されてないので歌詞も正式には発表されてません
なのでどう聞こえたかはあまり重要ではないと思いますよ

ちなみに私はアマゾンで予約したのですが
発送は発売日後になるという事で発売直後の祭りには参加できそうにありません
アマゾンしっかりしてよアマゾン(´・ω・`)

33 名前:胡雪:2007/07/29(日) 17:55:14 ID:QXOdZUyP
連投エラーだった内に結構な情報量が!
…と思ったのですが。途中から歌詞聞き取り合戦になってますねぇ…
考察とか妄想とかは何処に言ったのだろう。^^;

>>11 羽那さま
訂正有難う御座います。道理で解釈し難かったわけだ…
一応「負の連鎖の起きる理由が解らない。弱い私は誰を憎んだって何も変らない。」
と思ったではないか?…とか考えたのですが、いまいちシックリ来なかったので。
私の耳は歌詞を拾うのに向いてないようなので、多分そちらが正しいと思いますよ。


>>14 ひさ様
確かに姉妹は「詠い継ぐ人」のようにも取れますね。
不明な点のほうが明らかに大きいので色々な解釈が出来ます。
こうやって有る事無い事関係無しに妄想を膨らます事が出来るのもあと3日…


> 大黒さま
ご心配おかけしました。
>>13私の場合、YUUKI嬢の声質やイスラムでの女性の位置付け等から考えて
「夜の娘=夜の蝶」は敢えて避けて考えて居たのですが…思い切りましたね。
夜の街で媚びを売るほど強かなら悪魔に頼らずに生きて行けそうな気もします。
「今、守るべきものを守る〜」…も、守る物は己の命程しか無い娘にそれは無いかと。
父も母も十字を掲げた者達に奪われたようですし。(オリコン2弾:陛下コメントのBGM)
また、声グラ版PV序盤の"君の光見るまでは 君が呼んでくれるまでは"の点から、
「光を与えてくれた君の力になりたい。だから契りを。誓いの口付けをくれないか?」
といった雰囲気に取っていたので、やや高圧的過ぎるかな?…と思いました。

>>15姉妹について描けるとは…。結構な勇気の持ち主ですね…。
ヘブライ文字の刻印という共通点が何処に活きているかというのは妄想膨らみますよね。

個人的な贅沢を言えば、文章に音楽性(=読みやすさ)が欲しい…かもです。

34 名前:胡雪:2007/07/29(日) 18:03:38 ID:QXOdZUyP
描けなかった分描きたいことが積もりに積もってまして。
長く成り過ぎてしまったので分割。

>>20 Diska様
調べ直してみたら文字はアラビア文字ではなくヘブライ文字でしたね。
オリコン陛下コメントの方でよく見たら三女の胸にνっぽい物の上部が見えました!!
離散の老預言者の額に"S"っぽい刻印が見えるのですがいかがでしょうか…?(通常ジャケ)


>>25 あきら様
似た妄想をしてらっしゃる方が居らして少々安心しております。
レコンキスタは10世紀に一度激化しますが12世紀以降の進行は緩やかなので。
(イベリア南部にナスル朝が建っていた頃は特に。)
モデルとなった時代は10世紀→11世紀頃。
娘の旅の目的地はコルドバかなと思ってます。

音も光も無い闇の中に鎖されて居ると、時間感覚が曖昧になるだけでなく
自分の存在を確認できないためアイデンティティが崩壊するらしいですね。
悪魔も同じなのでしょうか…


>>28-29 ぐっこ様
調整お疲れ様です。有難う御座いました!

35 名前:大黒:2007/07/29(日) 19:05:20 ID:aeN9pfB6
>胡雪さん
お帰りなさいませ。バグが解けたようで何よりです

「夜の蝶」は確かにイスラムの世界観からは逸脱しますが
イベリアが舞台という事でイスラムの教えも厳格には守られてないのではと思って書きました
むしろキリスト教と混じり合って現地独特の宗教観があったのではないかなと
夜の街で媚(体)を売るという事は確かに強かさがないとできませんが
それゆえに有事になると昼の街で生きていけなかった脆さが出るかなと思ってそういう設定にしてみました
シャイタンについては腐っても鯛というか悪魔ですからただの人間ごときに下手にはでないんじゃないかなぁと
この辺は"君の光見るまでは 君が呼んでくれるまでは"の歌詞とその前後ははっきりすればもうちょっと解りやすくなるかもですね

姉妹については思いつきが結構なウェイトを占めてます(笑)
ただ書いてるうちにアイデアが膨らんでいってこのような形になった次第です
この解釈というか姉妹の設定があってるかどうか…発売日を期待半分不安半分で迎えたいと思います

読みやすさですか。うーん、確かにプロットを立てて書いたりしてるわけじゃないので
読みにくいのはあるかもですねとはいえ今すぐスタイルを変えるのも難しいし…
どうしたものか悩みます
まあ文章素人の案だと思ってこれからも大らかにお付き合いください
感想や添削をいただけるとかなりの励みになりますので

36 名前:胡雪:2007/07/30(月) 10:49:59 ID:vulu8LEL
〜ヘブライ文字の刻印〜

その三姉妹は旅をしていた。
切っ掛けとなったのは一人の老人が語って聞かせた恋物語。

当時、両親を失った娘たちは今後の生活に酷く悩んでいた。
そこへ現れたのが得体の知れない一人の老人。
青いローブを纏い、口元には白く長い髭が蓄えられ、額にはヘブライ文字。
3人の娘たちが「何者か」と問うよりも先に。その奇怪な老人は語りだした。

「あれから、もう300年になるんじゃろうか…
 わしが子供の頃に祖母に聴かされた昔話を語って聞かせよう。

 わしらの祖先がこの半島に住み着き始めた頃の話じゃ。
 一人の男が妻を連れて半島の侵攻に加わった。
 その男の妻は魔人を使役することが出来たのだそうな。
 もちろん、その男の率いる部隊は大勝を納めた。

 やがて半島の大半を平らげる頃、魔人の力は不要となった。
 ある時、男は妻に魔人を封印するように言ったのじゃ。

 理由は一つではなかった。
 その夫婦には三人の子供が居たのじゃが…
 後に産まれた二人は父親とは似ても似つかなかったそうな。
 額には…そう、お主らと同じ。…古代文字の形をした痣(あざ)があった。
 使役していた魔人との子供。相容れぬ筈の人間と魔人の恋。
 女はその魔人を封印し、夫に見つからぬよう独り泣いた。

 男は下の二人を可愛がらなかった。むしろ、虐待さえしたそうな。
 女は下の二人を男から護った。そして、父親について何度も語って聞かせた。

 その女の名前は『ライラ』。奇しくもお主らの母と同じ名前じゃ…。」

それだけ言って老人は去ってしまった。
そして、三姉妹の旅は始まった…

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