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■ 【総合】「Moira」全体考察スレ

1 名前:ぐっこ@管理人 ★:2008/09/03(水) 17:02:01 ID:shFhTYcb0
このスレは、6th Story CD「Moira」の、全体を通しての考察スレッドです。
今回は一部を除き、各曲が一本のストーリーをなぞっているので、それらをぶち抜いての
縦断考察、全体を俯瞰した上での考察などを、ワラワラと群がって行いましょう!

「結局ショッパーさんは何がしたかったの?」
「冥府を開けちゃうのおとこのひとって…」

などなど、メタな部分も含め、6番目の地平線明かしに挑みましょう!


※注意

「感想」「小説」「妄想」の類は板違いですが、

論 拠 の な い 、 空 想 だ け に 基 づ く 自 説 披 露 もお控えください。

それらについては、書の落書き掲示板にてお願いいたします。

毎度ながら、ムリに他の地平線と結びつけようとするとブッ飛んだ考察になりがちです。

ネタバレ解禁は、9/3の21時からです。


603 名前:名前あるかもしれない:2009/08/11(火) 13:45:44 ID:+tYbO5BT0
 <598 同時に再生はしてみましたが、俺が聞いたところなにもありませんでした。
 4:44の「タナトス」の声も、まったく関係のなさそうな時でしたよ?

 <601 ということは、オルフとオルフェウスは同一人物・・・?

 <602 タナトス=エレフ、ミラ=ミーシャじゃなくて
 タナトスの器エレフ、ミラの器ミーシャ じゃないでしょうか?

     

604 名前:波音:2009/08/16(日) 18:27:24 ID:6t8jU0h70
失礼します

くだらない訂正ですが
フリージア→フリュギア
リディア→リュディア
イオニア→イオーニア
ドリア→ドーリア

です。
六姉妹の名前は会報誌などで完璧なので
これで間違いありません

605 名前:名無しさん@死すべき者:2009/08/21(金) 18:04:08 ID:xiTIiAil0
オリオン・スコルピオス・レオンティウスの戦いのあたりを、そろそろ
聴きたいです。シングルとかでも出してほしいな。
それとも次回のアルバムの物語に絡めて収録されるのかな?

606 名前:hiroya:2009/08/23(日) 23:06:28 ID:bWq/pk6i0
初です

すみません、大分前の話になるのですが3:33のところでは風と焔がはぜる音以外に
聞き取れないのですが、本当にミーシャと言っているのですか?
5:551のなにか落ちる(?)見たいなのはかろうじて聞き取れました。
それから、たまに(台詞の聞こえるちょい前)から弦楽器らしき音、コーラスの音
が聞こえるのですが何のメロディーかわかりますか?

605>>
シングルとかでは出ないと思います。次のアルバムでは次の物語が語られるでしょうし。


607 名前:名前あるかもしれない:2009/08/24(月) 13:32:42 ID:If6Vmc3M0
 3:33は私もなにも聞こえません
それと、私には焔がはぜる音ではなく、水が沸騰したようにプクプクいって
るように聞こえます。

 

608 名前:星ナビ見習い:2009/10/30(金) 11:39:53 ID:Y4PvElEq0
星図(星座早見)を見てて、気になったことがあったので書き込みさせていただきます。

西側には沈む『ミラ』東には昇る『おとめ座』
南には『ポルックス(ふたご座)』その西側には『オリオン座』
ふたご座とおとめ座の間に『しし座』

登場人物に関係する星・星座のほとんどが
3月中旬 午後8時の空に見れるんですよね。
見れないのはさそり座と冥王星。
しかし、うみへび座はしし座からおとめ座の下側(南側)にかけて、長く伸びているので、
蠍殿下≒ヒュドラ(うみへび)とすると、何か意図的な物があるのかなぁ...と思ってしまうのですが。

それから、<死せる者たちの〜>「何処かで双星を見てる」の双星について、考えてみました。
初め、この双星はふたご座のことだと思っていました。
ですが、「秋が廻れば〜」「夕陽に潜む闇が〜」という歌詞で、秋にはふたご座は見れないので、
おとめ座の<スピカ>ではないかと思ったんです。
スピカは2つの恒星からなる連星でお互い同士ぐるぐる回りあっているのだそうです。
俗に<双子星>ともいうそうです。
また、スピカは日本名を<真珠星>といい、1.04等級の青白く明るい星です。

そこで、考えたんですが、
<死せる乙女〜>での、「死せる蒼白き乙女〜」は、ミーシャのことではなく、
このスピカを見て、ミーシャと重ね合わせたのではないかな?と、勝手に想像しています。
その後の歌詞が「捜したんだよ 君の面影を」となっているので...

そうそう、おとめ座が西へ沈むとき、
頭から落ちるような感じで沈んでいくんですよね。
そのときには、蛇使い座の近くに冥王星があるんです。

予定していた発売日が延び、待ちに待って発売されたと、
どこかのレスに書いてあったと思うのですが、
初め予定されていた日が8/13の前後1週間以内だったら、すごいなぁと思ったのですが...
その日にちが検索しても出てこなかったので、
どなたかご存知の方がいれば教えていただきたいと思います。
8/13の星空を示すような歌詞がところどころにあって、
もしかしたら...と、思ったのです。

関係ない、といわれればそれまでなんですが...
長文、失礼いたしました。



609 名前:キタキタ急行電鉄社長:2009/11/02(月) 18:54:35 ID:QKySRZlZ0
はじめまして、世界史オタク(本当は中国史)
シュリーマンがハラショーのおっさんのモデルというのはほぼありだと考えています。
なぜなら彼が発掘した場所トロイアは風の都イリオンですから。

あと、双子は奴隷にされますが、古代ギリシャには奴隷制が実際にありました。
おそらく元になった時代はペルシア戦争時代頃だと思われます。
あまり参考にならないかもしれませんが、一応書かせていただきました。
最後に、双子が最初に住んでいた場所はどこでしょうか?
どこかで出てきたアルカディアはオリンピアのあるところです。イリオンまで遠いなぁ。

610 名前:キタキタ急行電鉄社長:2009/11/27(金) 23:16:07 ID:NQ46XK0L0
連続です、すみません。
今日学校で「トロイア戦争とシュリーマン」という本を借りてきました。
というのもズボリンスキー=シュリーマンであるのは私的には確信しているからです。
有名な叙事詩イリアス=イリオン=トロイアのことですが、彼が発掘した場所ですね。
貧しい一家〜の歌詞がシュリーマンの子供時代と重なる点。彼は奉公に出されている。
シュリーマンが影響を受けた「イリアス」は叙事詩。
さらに、シュリーマンの奥さんの名前はソフィア。ソフィアはブルガリアの首都でもある。(この辺が旧マケドニア)

ちなみに、トロイアは都市が9層あって、moiraの時代的には8番目。(自分的には紀元前500〜400年頃)
ギリシア人の入植は紀元前1000年ころ。勝利のために生贄を捧げる風習あり。
すごい、関連付けたらここまで膨らんだ。
結構史実の文章ですみません。


611 名前:名無しさん@死すべき者:2009/12/03(木) 16:37:46 ID:OCm144N20
>>610
私もズヴォリン=シュリーマンだと思っています。

唯、私はミラの舞台はギリシア神話のトロイア戦争の時代だと思います。
まあ私が思ってるだけなんですが・・・
トロイア戦争の始まる少し(?)前にトロイアの王家に子供が生まれます。
しかしその子は忌み子で捨てられる→しかし羊飼いに拾われ育てられる。
その子は成長しトロイアの競技大会へ→王たちが競技大会を見に来ていてその子が捨てられた王子だと分かる
でその子が原因でトロイア戦争が起こる訳なんですが・・・

この話ってなんかミラに通じるものがありませんか??
トロイアの別名はイリオンですし。

ミラはトロイア戦争の話をもとにして作られているのではないでしょうか?
とくにこのトロイアの王子様はオリオンを思わせます。

話が変わりますが私は「雷神域の英雄」での忌み子はオリオンだと思います。
赤子の泣き声が一つしかなかったからって一人とは限らない
と言う方もいますが生まれたばかりの子が泣かない=死産
なのではないでしょうか。
なのでここで生まれた子は一人だと思います。

でもそれだとエレフとミーシャはどうしたのかってなりますよねー・・・

612 名前:キタキタ急行電鉄社長:2009/12/15(火) 23:29:28 ID:r9YKADgZ0
>612 学校で借りた本を読んでかなり通じるところがありました。
ちなみにソフィア=サッフォー(レスボス島出身の女性作家)ミロス=ホメロス(イリアスの作者:トロイア=イリオン)
がモデルではないでしょうか?

そういえば、今丁度双子座流星群がよく見えるそうで。あれ?と思ったのが、
今年はすでに獅子座流星群と射手座流星群がよく見えたのです。
まさかとは思いますが、陛下はこれを暗示しての組み合わせにしたのでしょうか?
だとしたらやはりオリオンは3兄妹と何かのつながりがあると(おそらく血縁関係ではないが)
思います。



613 名前:名無しさん@死すべき者:2009/12/24(木) 12:19:45 ID:lof8QDNz0
>611
オリオンがトロイアの王子モチーフだとすると、イーリオンはアルカディア領土ではなく、アナトリアの領土なのでレオンやエレフ、ミーシャとの血縁関係はなくなると思います。
唯、仰る様にMoiraはトロイア戦争がモチーフでしょうから、オリオンはアナトリアの王子だと思ってます。
だとすると、雷神域でレオンにアナトリア(風神の国)の王子を「雷神の血を分けた貴方の兄弟」と紹介するのはおかしいので、雷神域の赤子はエレフとミーシャだと思います。
陛下がレオンとエレフは兄弟と明言してらっしゃいますし、「蝕まれし日の忌み子」が同じ日に生まれている以上、オリオンはアルカディア兄弟達とは血縁は無いのではないでしょうか。

614 名前:名無しさん@死すべき者:2010/01/20(水) 02:16:58 ID:+e08TgGI0
>>608
当初の発売日は正に8月13日でしたよ!
具体的に、どの部分が8月13日の夜空を暗示しているのか教えて頂きたいです。


615 名前:名無しさん@死すべき者:2010/03/03(水) 01:23:54 ID:ls/UyuoR0
忌み子は双子で間違いないと思います。
雷神域〜でその辺が語られるくだり、「背中で聞いていた鼓動 今でも〜」のメロディですし。
陛下が曲中で明言していない設定を自ら口にするって珍しいですよね。
やはりまだまだ詰め込みきれなかった物語が山ほどあるんでしょうね。

オリオンはアナトリアの要衝であるイーリオンの護りについていたようなことを
エレフ=アメティストスが言ってますけど、もしオリオンが本当にアナトリアの王子で
「破滅を紡ぐ」とまで言われて捨てられたなら、そんな大事な任務につかせるか?と思います。
私は(かなりねじくれた考察かもしれませんが)オリオンは双子の代わりに捨てられたポリュデウケスの子で
それが紆余曲折あってアルカディアの元王子という噂が立って、
「破滅を紡ぐ」=「アルカディアにとっての脅威となる」と神託を解釈したアナトリアが
あらかたの戦いが終わった後、アルカディアを裏切って征服するために
オリオンを上手いこと取り込んだのではないだろうか、と思ってます。
で、噂を聞きつけたスコピーが「お前を捨てた父親が憎くはないか?」とか何とか焚き付けて
王を殺させたのでは、と。

しかし、私が全くわからないのはスコピー殿下です。
レオンティウスをあんなに目の敵にしていたわりに、イサドラ王妃が雷神の血を引く子を
また生んだことに関しては最後まで知りもしないふうに感じました。
知ってれば殿下の性格的に、「忌み子なんで捨てました」じゃ納得せずに
探し出して完全に葬り去るだろうと思うのです。
けれど双子に気づきもしないでさっさと奴隷として売ってしまうし
(これも、子供二人分のはした金になぞ頓着しなさそうな殿下にしちゃおかしな行動。母親は殺したのに…)
ミーシャのことも、あくまでヒュドラへの生贄として殺してますし。
なんだかスコピー殿下の行動は不可解な点が多いです。

616 名前:名無しさん@死すべき者:2010/03/03(水) 10:08:28 ID:KmiyNdzQ0
>>615
私は蠍殿下がオリオンを焚きつけて王を殺させた解釈の方を懐疑的に捉えてます。
王は死ぬ前、傀儡となってました。私は王を傀儡にしていたのは蠍殿下ではないかと思っています。
「雷を制す者」の神託がある以上、雷神の血を引いていない蠍殿下はどう頑張っても世界を統べる王にはなれないと思われます。
其れでも諦めていない蠍殿下は、どうやって世界を統べる王になる心算だったのか?
私が思うに、「世界を統べる王」を傀儡とする事で、影の黒幕的なポジションに立とうとしたのではないかと思います。
其処で当時のアルカディア王を傀儡とし、此れで王子が居なくなれば他に雷神の血を引いてる者はいないから王様が確実に世界を統べる王になるだろうとか考えて、王子邪魔だって思ってたのかなと。
そうやって段取りを整えてたとこに、ミーシャが王の死の神託を下してしまったから、ミーシャを生贄として殺したのじゃないかと思います。
でも結局は王はオリオンに殺され、オリオンは寧ろ蠍殿下の野望を防いだ形になるのではないかと。
オリオンがジャケットで蠍殿下に背を向けてるのは、蠍殿下の存在を知らなかったからではないかと。
黒幕の存在を知らず、其の傀儡を屠って黒幕に屠られたのじゃないかなと思ってます。
世界の王となる為の傀儡を失った蠍殿下は「雷を制す者」を「雷神の血族の王」から「其の王を制した(屠った)者」という解釈に変え、王子を殺そうとして返り討ちにあったのじゃないかと思います。

破滅を紡ぐ忌み仔を要職につかせるかって事ですが、元の神話でそうなってますし・・・有り得るんじゃないでしょうか?
恐らくオリオンの元になってるのは、トロイアの王子パリスだと思われます。
彼を簡単に紹介してる文章を参考までに・・・

彼は「生まれてくる子はトロイアを滅ぼす」という予言を受け、召使に依って捨てられています。
しかし5日経っても無事だった為、其の召使が羊飼いとして育てられる事になります。
後にパリスが優勝したプリアモス開催の運動競技で、トロイア王女カッサンドラによってパリスがプリアモス王の息子である事が発見されます。
そしてプリアモス一家はかつての不吉な預言を忘れ、パリスを王家の一員としてしまいます。
後に彼が原因の1つとして戦争が起こります。
パリスは弓の名手であったが、やる気がなかった。
トロイアの総大将であったパリスの兄ヘクトルが戦争10年目のアキレウスとの一騎打ちで亡くなってから、パリスは総大将となった。
そのときパリスはよく戦い、アキレウスも射殺したが、その後ギリシア一の弓取りピロクテテスの矢をうけ、オイノネの治療も得られずに亡くなった。

とありますので、当時のギリシャで考えるなら、嘗ての忌み仔が要職に就く事も十分、考えられるのではないかと思います。
忌み仔であったり、弓の名手だったり、王子である事が発覚してたり、勇者を射殺してたりと、共通点は多いですよ。

617 名前:名無しさん@死すべき者:2010/03/04(木) 05:47:28 ID:A+METvsI0
>>616
確かにそれでも筋は通るのですが…私は615三の節でも通ると思ってますよ。
スコピーは王を殺した大罪人を討つことで、王の座を奪おうとしたのでは、と思ってました。
織田信長と豊臣秀吉の様(秀吉は自分で企んだわけではないでしょうが)に。
オリオンはそのための捨て石ということで。

>>615
スコピーが知らなかったわけは多分忌み仔(の身代わり=オリオン)は殺したはずだったんでは、と。
双子はあくまでもポルの子供だと思ってたんではないでしょうか。
スコピーは双子が生まれた当時はいい年だったでしょうから、戦場にでもいたのかと。

618 名前:名無しさん@死すべき者:2010/03/07(日) 00:11:21 ID:yJaU63G/0
どうも、615です。ご意見ありがとうございます。
私が「オリオンは替え玉でポルの子説」を支持してるのは、
オリオンは「勇者」と表現されることはあっても「英雄」とは呼ばれてないからです。
どうもこのアルバムの中では、
英雄→神の眷属:エレフ、レオン、イーリウス(イーリオンでエレフに討たれた人)
勇者→神の血は引いてないけど強い人:オリオン、デミトリウス、ポリュデウケス
(スコピーが台詞で「アルカディアの双璧と謳われた勇者」と言っている)
てな感じで区別されてるように感じられるのです。
陛下はそのへん「ただ何となく」で言葉を使い分けるような方でないことは、
全サンホラーがよおっく知ってると思います。
で、アナトリアには風神の眷属イーリウスがいるのだから、その区分でいけば
神の末裔ではないと思われるオリオンが王家の人間とはいえないような。
オリオンもスコピーのように、妾腹で神の血が入らなかったとすればアリかも
しれませんが、曲中にもギリシャ神話にもそんな設定はないし。

さまざまな箇所にギリシャ神話のモチーフがちりばめられているけど、
あくまで話の根幹の部分は陛下の創作ですから、全部が全部神話の通りに
話が進むようにとこだわりすぎないほうがいいのかな、と思います。
モデルはパリスかもしれないけど、moiraのオリオンには昔捨てたヨメがいるなんて
設定もありませんし、オリオン座の神話ではサソリにオリオンを刺せと命じたのは
アルテミス(≒アルテミシア=ミーシャ?)だし、
これらをそのままmoiraに当てはめたら話がワヤクチャになりますw

619 名前:616 :2010/03/08(月) 12:21:00 ID:C/8yr4XA0
>>618
正直、「英雄」と「勇者」の違いについては盲点でした。
調べてみると、確かに古く有名な「英雄(勇者とは別)」は神と同列に扱われたりもする等、
「Moiraの英雄=神の眷族」と思われる話も見受けられたので、充分に有り得ると思われます。

唯、イサドラ様がレオンに態々「雷神の血を引いた〜」と弟妹を紹介したり、蠍殿下が雷神の血を引いていなくとも王族であった様に、
必ずしも「王族」が神の眷族だけで成り立っていた訳では無いように思います。
王族ともなれば側室もいたと思われますし、オリオンがアナトリアの王子だとしても、必ずしも神の眷族という訳では無かった可能性も考えられると思います。

私としてはやはりデミトリウス王を傀儡とする様な人物が蠍殿下以外に考えられません。
そうなると態々傀儡とした者を屠る意味が無いかなと思ってしまいます。
端から殺す心算なら傀儡にする必要はありませんし、王が死んだ方が都合が良いなら、王の死の神託を下したミーシャを邪魔と思う理由も無い様に思います。
王を傀儡として何をさせたかったかを考えると、やはり王を通して間接的に世界を統べる王になろうとしたのではないかと思えます。

確かにギリシャ神話は飽くまでモチーフですが、「ギリシャ神話をモチーフにしている」というのは明言されている訳ですし、飽くまで個人的な想像の域ですが、
語られていない部分はモチーフを参考にする事を前提として、言わなくても解るだろう的な感じで語られなかった様に思います。
勿論、全て元の通りにとは言いませんが、明らかに元としている設定を無視してしまうのも乱暴かなぁと私は思います。

と、生意気にも否定的な意見ばかりで申し訳ないのですが、結局、SHは考察する人の数だけ物語がある訳ですし、自分の中で整合性があれば良いのかなとも思います。
最初に述べました様に、「英雄」と「勇者」の違いは盲点でしたし、凄く納得出来ました。
貴重なご意見、ありがとうございました。

620 名前:名無しさん@死すべき者:2010/03/10(水) 23:33:22 ID:9/Xigdzg0
流れをぶった切って相当申し訳ないのだが、傀儡のくだりはレオンレィウスだと思っていた。
Moiraの思うままにその道を辿る一途だったし…あれ、なんか大いなる矛盾。

621 名前:名無しさん@死すべき者:2010/03/11(木) 08:41:16 ID:vKPv6Bs80
嘗ての勇者=勇者デミトリウスだと思いますし、デミトリウス王が生きてる以上はレオンが王にはなってないので、
傀儡と化した王=デミトリウスは間違い無いと思います。

622 名前:名無しさん@死すべき者:2010/05/03(月) 20:36:42 ID:1y8paKtA0
話が戻るのですが、
スコピー殿下がオリオンに王を殺させ、
後に自分で殺したのには、
スコピー殿下は、雷神の血を引いていません。
なので、世界の王に離れないのです。
しかし、王を殺した敵(オリオン)を自分が仕留めるという
まさに英雄らしい行動をとれば、

『王も排除でき、しかも英雄という称号も得られ、
世界の王になるのに相応しい座を手に入れられる』

これを計算しての行動だったのでは?

623 名前:名無しさん@死すべき者:2010/05/06(木) 21:16:54 ID:8ioR8rHw0
端から蠍殿下が「王と王子が邪魔だ」と言っていればまだ解るのですが、王については一切、触れておりません
例え英雄らしい行動を取ったところで、「雷を統べる者」の神託がある以上、先王が死ねばレオンが王位を継承するだろう事は明らかである様に思います
例え其の行動で蠍殿下が王位を得られる可能性があったとしても、雷神の血を引くレオンが王位に就く可能性の方が高いでしょう
高く無かったとしても、可能性はゼロでは無い事くらい、狡猾な蠍とされる彼が思い至らないとは思えません
そして万が一、レオンが王位に就いてしまえば、王子である頃より、余程殺し難くなります
でしたら、憂いの方を先に絶っておくに越した事はありません
まして、アレだけレオンの王位継承権に固執しておきながら、傀儡として思い通りになっているだろう王を先に殺すメリットは無いと思います
其れでしたら、傀儡となっている王を利用してレオンを先に屠ろうと暗躍する方が良いでしょう

また、オリオンが王を射た矢は、巫女を殺されて怒った星女神が寵愛する勇者に授けた星屑の矢です
謂わば神の意志の働いた矢であり、星女神は人間(巫女)に未来を示唆する神託を下す女神です
其の女神が、自分が授けた矢がどの様な使われ方をし、結果を齎すかを知らない訳は無いと思います
巫女を殺されて怒った星女神の矢が、巫女を殺した実行犯であり黒幕の姦計の為に使われ、
挙句、寵愛する勇者までも殺される・・・というのは私には不自然に感じられます
例え其の後、蠍殿下が殺されるにしても、其の件はオリオンや彼の矢とは余り関係が無い様に思えますし・・・

ですので、私はやはり、オリオンは蠍殿下に利用されたのではなく、逆に彼の陰謀を邪魔した側だと考えます
オリオンのせいで打つ手の無くなった蠍殿下が、仕方無く自ら獅子を屠ろうとして返り討ちにあったのだと

624 名前:名無しさん@死すべき者:2010/06/03(木) 02:02:18 ID:yk9SqKcF0
運命は残酷だ されど彼女を恐れるな
Moiraが戦わぬ者に 微笑むことなど決してないのだから


Moiraの微笑みを手に入れる(良き運命を手にする)には戦わねばならない・・・
それがまた残酷な運命を生み、憎しみを生みまた戦う者が現れる

なんという皮肉・・・
これこそが残酷な運命というものか


625 名前:名無しさん@死すべき者:2010/06/20(日) 13:59:46 ID:RuqtfjFM0
神の●、曲終了が7:06=6:66なのが怖い

626 名前:名無しさん@死すべき者:2011/07/31(日) 20:18:33 ID:vM3TT8Jk0
いきなりすみません

オリオンは結局星座で表記すると何になるのでしょうか?
名前をそのままとするとオリオン座、オリオン座のモデルになったオリオンはサソリに刺されて死んだという伝承もあるので
のでそのあたりはつじつまが合うのですが物語の成り行きを見ると射手座ともとれるので…


627 名前:名無しさん@死すべき者:2011/08/03(水) 10:58:14 ID:i7nZwp3d0
星座ではオリオン座で良いと思いますよ
キャラクターの生い立ちとしては射手座より、ギリシャ神話のパリスが当て嵌まるのではないかと
神託が原因で捨てられた王子で、弓の名手です
恐らくはオリオンとパリスを合わせた様な感じだと思います

628 名前::2011/09/25(日) 23:52:14 ID:SuEsPcj00
流れを切ってすみません

はじめまして、零です
「雷神域〜」のところで赤ん坊の泣き声が一人しか聞こえないというのについて
自分なりに考えてみました

当時の王族としては、重要なのは王位を継ぐ王子であり、たとえ双子であっても
姫よりも優先されたのではないでしょうか
あの場面で泣き声が一人しか聞こえないのは、まずエレフが先にレオンと謁見さ
せられたからであり、ミーシャは別室にいたということだと思います

予定としてはエレフのあとにミーシャが謁見をするはずだったのに、神託が出て
きてしまい、の流れだと思うのですが・・・・

629 名前:ぷぅにゃん:2011/11/24(木) 00:04:32 ID:R6A7tNRL0
もっと欲しいにゃん♪(ノ゚Д゚)ノシ♂ gffz.biz/

630 名前:素人です:2011/12/04(日) 02:59:59 ID:mmOrqBua0
騎乗位だけで月100万d(´∀`*)グッ★ ktjg.net/index.html

631 名前:投稿 ★:2012/08/18(土) 18:16:22 ID:xLMM7lou0
はじめまして、最近サンホラを知りました。(落ち葉です)
今までのレスを読み始めたばかりで何とも言えないのですが、
「雷神域〜」のことで、私も自分なりに考えてみました。

まず、赤子の泣き声ですが、あのシーンのバックにオルゴールのメロディは「死せる者たちの物語」の
「背中で〜(略)」のところだと思います(このメロディーは死せる者たちの物語だけだと思います)
そして、この歌詞はエレフとミーシャが歌っていて、
エレフの声が、L側(より)
ミーシャの声が、R側(より)に聞こえると思います。
そして、「雷神域〜」の赤子の泣き声はL側に聞こえるので
赤子の声の主はエレフだと思います。

だから何?って言う話ですが・・・ただそれだけです。

質問なのですが、
「冥王」で[黙したまま死を告げる冥王の瞳]のところで
いろんな声が飛び交う中で、レオンティウスの声だけ無いような
気がするのですが・・・あと師匠の声も・・・どういうことですか?
冥王は双子しか見ていないのであれば、なんとなくわかるのですが・・・

長文になってすみませんでした。(文章が伝わりにくくてすみません)


632 名前:名有り@投稿 ★:2012/10/27(土) 19:43:21 ID:/VZC3NjU0
「神の光」がないのでこっちに。既出でしたらすみません。

「神話の終焉」の冥府の扉を開いた「或る男」が誰かわかりませんが、「魔女とラフレンツェ」のイントロが冒頭に来ていることからしてもエリ組と全く無関係とは思えません。
で、そこから続けて「神の光」を聞いていて恐ろしい想像が浮かびました。

「終焉」の方でエレフ=冥王は、目の前の光景を見て「これが貴方の望んだ世界なのか」と叫んでますが、聞く限りではかなり焦燥というか、嘆いているように思えます。
続く「光」の方は、歌詞を聞く限り結構前向きに思えましたが、「サンホラにそんなポジティブな曲があるか?」といささか失礼な先入観を入れて見たところ、印象が丸っきり反転しました。
「神の光」の前半では、環境破壊や失われゆく信仰心などを謳った上で「それでも、お往きなさい仔らよ」と締められています。
少し遡って「奴隷市場」の最後は「未だ見えざる歴史の果てに 舞い降りるのは誰の光」ですが、これは承知の通り「神の光」ですね。

歴史の果てに舞い降りる神の光、です。歴史の「果て」、です。つまりは「歴史の終焉=人の滅び」とも見られます。
遙か遠い未来、神の光によって滅びがもたらされます。そして、わずかに生き残った人々に女神は例のフレーズで告げるわけです。
著しくミラのイメージを破壊しそうですが、「入れ子人形」でも既に「運命は残酷だ」と言われてますし、むべなるかな、です。

恐らくですが、「終焉」でエレフを器に現界した冥王が見たのは、「神の光」の後半を占める無音の部分、つまり「滅びた世界」ではないでしょうか。
そして、女神を知る冥王は、「これが〜」と嘆くわけです。で、それに対して彼が何をしたかというのは、「冥王」で既に本人が言ってます。
つまり、「滅びた世界に貴方がなお命を運び、苦しみを与えるのならば、自分はそれを殺めることで安息を与えよう」という話です。

「神話の終焉」に語られる「死人戦争」は、ズヴォリンスキーが本を閉じる音からして、多分神話の最終章に語られているのでしょう。「神話」〜から「英雄たちの戦い」、「神話の終焉」冒頭までが、ズヴォリンスキーの知る神話の内容です。
つまり、彼の時代にはもう「死人戦争」は終わっています。だからこそ神話に残っているのでしょうし。
ズヴォリンスキーのモデルはシュリーマンですし、「神の光」で歌われたのは近現代です。

ですから推測込みで時間軸を整頓すると、

「神話」(そもそもの始まり)

「雷神域の英雄」後半の語り部分(王家に双子が誕生。「破滅をつむぐ」と神託に語られていたため、双子をポリュデウケスが連れ出す)

「運命の双子」(双子はポリュデウケスの子として育てられていたが、スコルピオスの襲来で捕縛される)

「奴隷市場」(奴隷として売られ、離ればなれになる)

「死と嘆きと風の都」「雷神域の英雄」歌部分(ミーシャは娼婦見習いとして、エレフは奴隷としてイーリオンに。同じ頃、レオンティウスはラコニア軍を降していた)

「聖なる詩人の島」「遙か地平線の彼方へ」(脱走後、嵐でまたも離ればなれに。ミーシャはソフィアの許に、エレフはミーシャを探し老爺と旅、オリオンはアナトリアへ)

「死せる者達の物語」(エレフはミーシャを探してソフィアの許を目指す。レオンティウスは別の戦いを制していた)

「星女神の巫女」(アストラの巫女となっていたミーシャは、星読みで己の死を見る。時同じくしてスコルピオスが襲来)

「死せる乙女その手には水月」(ヒュドラへの生贄としてミーシャは落命。一足遅くソフィアの許に到着したエレフはそれを機に復讐に走る。一方オリオンは自分が捨てられた王子だという話を信じ、傀儡と化した王をアストラの矢で射殺したが、スコルピオスに斃される)

「奴隷達の英雄」(各地の奴隷を解放したエレフは「アメティストス」と呼ばれるようになる。奴隷達を連れてバルバロイへ走る)

「死せる英雄達の戦い」(バルバロイの軍を率いてイーリオンへ侵攻。レオンティウスと一騎打ちを繰り広げてその母=実母諸共殺害、完全に冥王と同化する)

「神話の終焉」冒頭(エレフを器に現れた冥王は、「死人戦争」の果て、滅びた世界を垣間見て嘆きの叫びを上げる)

 ←恐らく何らかの形でエリ組が関わっている

「人生は入れ子人形」(この時代にはとうに「死人戦争」は終戦。ズヴォリンスキーがこの時代を示す遺跡を発掘)

「神話の終焉」後半(エイレーネが懐妊。双子の名はズヴォリンスキーがとうに決めていた)

「神の光」(それから時代が下り、歴史の果てに舞い降りた神の光によって滅びが齎され、それでも生きろと女神が言う)

「冥王」(ならば自分は彼らを殺めることで救おうと冥王が言う)


というところでしょうか。あくまで自分の解釈ですが。


633 名前:投稿 ★:2012/12/08(土) 14:09:01 ID:7BWHF9rh0

エレーネの妊娠発覚→叙事詩(神話)が終わった後(神話の終焉?)
叙事詩と言う事は史実を詩にしたもの
ズヴォリンスキーの手元に叙事詩が長くあった事(人生は入れ子人形)から
「生まれて来る子供の名は…」
→双子の生まれ変わり?
もし生まれ変わりであるなら歌詞の一部の「廻る→廻る」が輪廻とも取れる>>169
Moiraと関係の深いThanatosのアルバムの内1曲に「輪廻の砂時計」がありますね
「星屑を集めるように朽ちていく世界で…」→ミーシャが世界の終焉を悟る?(ミラの声が聞ける)
でも持っている人が限られるThanatosとのリンクは流石に有り得ませんよね…
それにだんだんこじつけっぽくなってきたのでこの辺で止めます

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