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■ 【Roman】01.朝と夜の物語 【考察】

59 名前:柏木:2006/11/28(火) 00:44
はじめまして。
「右腕には菫の姫君〜」の仏語についてですが、既出の表記には文法等で
おかしいと思われる点があったのでちょっと失礼します。

C'est mademoiselle violette,qu'il est dans la main droite
セ マドモワゼル ヴィオレット キレ ダン ラ マ(ン) ド(ホ)ワット
et

C'est mademoiselle hortense,qu'il est dans la main gauche
セ マドモワゼル オルタス キレ ダン ラ マ(ン) ゴーシュ

mainが女性名詞のため、「la」「droite」となり、発音が若干変わります。
あと、「qui」ではなく、「que」かと。
因みにフランス語の「r」は日本語に該当子音が無く、
(私には)ラ行子音というよりハ行子音に近い発音であるように聞こえます。
ですので、私がハ行子音に近いと思ったところは勝手に読み方を置き換えてあります。

ところで、私自身はmain(手)の部分はbras(腕)に聞こえるので
そちらの方の訳もやってみました。brasは男性名詞です。

C'est mademoiselle violette,qu'il est dans le bras droit
セ マドモワゼル ヴィオレット キレ ダン ル ブ(ハ) ド(ホ)ワ
et

C'est mademoiselle hortense,qu'il est dans le bras gauche
セ マドモワゼル オルタス キレ ダン ル ブル ゴーシュ

私はこちらの方が近いと思うのですが、どうでしょうか。
あと、何故「elle(彼女)」ではなく「il(彼)」を使っているのだろうとか思っていましたが、
なんてことは無い、姫君たちは「人形」であって「人」ではないので
「il(それ)」が使われているんですね…。

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