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■ ★☆蒼天航路スレッド☆★

1 名前:.:2002/10/16(水) 21:35

司馬康介 投稿日:2000年12月11日 (月) 00時36分25秒 

こちらでも一番乗り〜!
なんか皆さんに恨まれそう…。
今週のモーニング、私も読んでませんよ。先週は、確か孔明が
呉へむけて激流降りやってましたよね(笑)
 ぐっこ様が仰るとおり、孔明があの「軍師スタイル」するだけで、
ずいぶん作品の印象が変わりました!でも、今週でまたブチ壊して
たりして……(汗)。
 なにせい、あの「秀才周瑜」が、どれだけあの「バケモノ孔明」
とやりあえるかですね〜。


835 名前:義憤:2004/09/10(金) 12:43
確かに曹仁はハン城が無いと、不完全なままで終わるだろうね。
でもゴンタは曹仁を気に入っているんじゃないかな?劉癖戦を
あれだけ大きく取り上げたし、早い段階からキャラ立ちもしてい
るから、ゴンタも最後に成長した曹仁に関羽撃退という最大の功績
を上げさせると思う。しかも馬超戦以後活躍してないだけに、この戦い
をカットしたら、読者も曹仁を成長武将にした意味がわからない
まま終わりかねない。

836 名前:★玉川雄一:2004/09/16(木) 22:59
で、今週も休載でした。
展開を練っているのか編集とケンカして臍を曲げたのか、
はたまたクロニクルエディションの修正か?(←本末転倒やん)

ゴンタ先生のゲリラ休載ももうこれで見納めかと思うと、
寛大な気持ちで見守る………わけにもいかないですね(-_-;)
休んでる分しっかりストーリーを練り上げて頂きたいものです。


……本誌巻末の次号予告にはタイトルすら出てませんが。

837 名前:★玉川雄一:2004/09/19(日) 02:13
なんかもうクロニクルエディションも惰性と化しつつありますが。
學仁センセの原作が読める、っつうのがウリですかね。
単行本の帯の内容も再録してくれないかなあ。
初期の巻にはかかってなかったのかしら?
ずっと保存してあったの、捨てなければ良かった…

でもまあこれを機に最初から読み返して、
蒼天航路人物事典完全版の編纂を目指してみるのも良いかも。

838 名前:★ぐっこ:2004/09/20(月) 19:16
>曹仁
に関しては、まあ大丈夫な気も。馬超戦ではすでに「冷静沈着な将」
という評価を頂いてるし…。気に入らんのは個人的武勇に劣っている
ってところですが。
関羽戦での活躍っぷりがどう描かれるかですが、夏侯淵クラスの大物
扱いされるか、満寵と二人で関羽の猛攻を堅実に支える「良将」扱い
されるか…

>クロニクルとか
あー…人物辞典あるなあ(^_^;) コレどうしよう。本気で仕切り
なおしてみようかしら、てな気も。
どうせやるなら、人物辞典と言うより用語辞典みたいなのにしたい
のだけど…

839 名前:司馬:2004/09/21(火) 18:57
曹仁は関羽戦が実は一番活躍したといっても過言じゃないはずです。
魏の司令官として戦い、ウ禁らの援軍が全滅したにもかかわらず、城を
守り抜きましたから。蒼天曹仁は統率力のある武将とあるので、関羽
とは武対統率という図式で描かれると思います。曹操は彼を王たる武将
と淵と共に言ってましたが、結局敗死した淵とは違い、勝利して、
後には大将軍、大司馬というまさしく王並みの官職についてるだけに
ゴンタもそれに見合うぐらいの大物に成長させてくれるんじゃないかと思いま
す。

840 名前:★玉川雄一:2004/10/21(木) 22:37
うわ、前の書き込みから一ヶ月経ってるのか…
もはや「休載」が自然の成り行きと変わりつつある中で、
不意打ちばりに連載再開と相成りました。

なんか魏諷の生い立ちが語られちゃってます。
それにしても私、今でも分からんのですが
魏諷って結局乱を起こして何をしたかったんでしょう?
史実でも蒼天航路でもそれが見えてこないので
この人をどう評価したものか困ってしまいます。

あとは毎度ながら何晏がイイ感じに勘を働かせています。
司馬懿への一言は示唆的でした。

そして曹丕。なかなか気概に満ちた啖呵を切ってくれました。
願わくは、その意気を忘れずやがて来る己の時代を生きられんことを…
今回の曹丕の描写は、ゴンタ節の利いた雄大さが爽快でした。
どうしても言葉の端々に父を意識しているのが見えるのはご愛敬でしたけど。

841 名前:左平(仮名):2004/10/21(木) 23:03
もう二ヶ月近く続いてたんですね、休載が。何か急な再開です。

魏諷の生い立ちですが…名を「諷」に、ってところをみると、養父が魏氏
なんでしょうけど…殆どオリジナルキャラみたくなってますね。
何故か傍に猿がいます(それはそうと、二十七、八歳という設定かい!)。
一応、ちくまの正史を引っ張り出して魏諷の出てるぺ−ジを見たんですが、
その人となりがさっぱり見えませんでした。叛乱者としてその事跡が抹消
されたのでしょうか。

何晏の子が、どうやらしゃべれる様になってますね。この顔つきがまた父親
によく似てます。かわいいのかかわいくないのか、何とも微妙な描かれ方で。

曹丕の描かれ方…これは難しいところですね。我々はどうしても曹操と比較
するわけですから。

842 名前:左平(仮名) :2004/11/11(木) 22:37
あれ…よく見ると、書き込みがない…。

さて、今回は、漢中に向かう曹操の軍中の様子から始まります。
曹操、実に楽しそうです。あの頭痛からも解放されてます(もっとも、夜中に夢遊病状態で剣を
振り回すから危なっかしいことこの上なし)。蒋済や郭准に髯が。あと、趙儼が出てます。

一方、劉備側に目を転ずると、法正が生き生きと動き回ってます。張飛や趙雲も一目おいてて、
まさに軍師。
張飛と馬超のやりとりも、様になってきてます。
何というか、久しぶりに明るい感じの回でした。

843 名前:★玉川雄一:2004/11/11(木) 23:12
さすが、「夏侯淵亡き後の関中方面軍を支えた」郭淮の面目躍如といったところ。
張コウがスルー気味なのはちょっと残念ですが。
今は郭淮が急速にレベルアップしてゆく段階だからそれを前面に出したのかしら。
十年後、二十年後に華開く「鎮西の守護神(←今命名)」の素地が
今まさに作られてゆく真っ最中で、マジな表情にちょっと惚れた。
蒋済も合肥から召還されて勉強中ですね。趙儼もさりげなく登場してるし。

法正はようやく「劉備軍随一の野戦参謀」とのお墨付きが与えられました。
良かった良かった。ちょっとおセンチな張飛と風格溢れる趙雲、
壮年の域に達しながらまだまだ若く見える馬超とそれぞれ色々な意味で
対照的な描写だったのが印象に残りました。

…曹操ヤバイ(;´Д`)

844 名前:左平(仮名) :2004/11/18(木) 23:58
何と言いますか、法正のボルテ−ジが上がりまくってます。

曹操という大敵との戦いに身を置く高揚感、かつての郭嘉を髣髴とさせます。
って、これでは身が保たないか…。
そんな中、劉備の脇に簡雍がいる事で、場の雰囲気が和みます。

一方、魏サイドに目を転ずれば、ヴェテラン・張郃に若手・郭淮の姿。
(歴戦の将・張郃を、織り続けられる織物に喩えてるのがまた、ツボに
はまりますね)
ぼちぼち、火蓋が切られる…かと。

845 名前:左平(仮名):2004/11/25(木) 20:50
いよいよ、曹操自身も本格的に戦闘モ−ドに入ってきました。
それにしても、大ヴェテラン・賈詡をも一瞬ながら震え上がらせるとは…
(賈詡自身は決して認めませんけど)。法正の存在感がますます大きく
なってます。

それはそうと、髪の色については、賈詡の方が曹操より若い…。もう従心も
過ぎてるはずなのに、どうしたもんでしょうか。まさか、作者自身が彼の年
齢設定を忘れてるとか?

黄忠の再登場、名前のみとはいえ向寵も出てくるなど、ボルテ−ジはさらに
上がりまくってます。

846 名前:★玉川雄一:2004/11/27(土) 14:48
>>843で心配しましたが、
先週号できちんと張コウについてフォローされていましたね。
ただああ評されると「負けばっかり」に感じられて不憫ではありました。
そして若い郭淮との新コンビ誕生といったところで、
十年後に諸葛亮の北伐を粉砕することになるかと思うと感慨深いものがあります。

今週号は法正がいよいよクローズアップ。
上の張コウ、郭淮の扱いといい、蒼天航路らしくていいですねえ。
カクは何を考えるにしても常に自分と絡めているのが笑えます。
曹操の言う「我褒め」にも繋がるある種の自己中心的なキャラクターが
『蒼天版』の味ですね。

黄忠は相変わらずがっついてますね。ホント成都で静養してくれよ…
やはり夏侯淵戦での戦傷が翌年の死去への伏線となっているようで、
真っ青な顔をして定軍山へ襲いかかるのでしょうか。

847 名前:左平(仮名):2004/12/02(木) 21:04
>真っ青な顔をして定軍山へ襲いかかるのでしょうか。
え−と…。ちょっと、想像以上に危なっかしい状況です。しかも、一人だけではなく。

まず、軍規に反してまで出撃した黄忠。
連れていたのはわずか50騎。しかも、杜畿の罠とみるや、ただ一騎突進して行ってます。
えぐられた脇腹の痛みを堪えながらも、岩をも砕く強弓ぶりを見せるのはさすがですが…
まさか、ここで討死なんて事は…

しかも、その救援に赴いた趙雲もまた、曹操自ら率いる部隊に囲まれるとみるや、ただ一騎
敵に突進してます…。一体どうしようっての!これを突破するとなると、長坂以上の働きを
せねばなりませんが…。

一方で、法正もまた、夢と現の区別もつかないほどのテンションの上がりよう。見てるだけの
こちらも消耗しそうなほどです。

なお、新たな登場人物が一人。正直、えっ、この時期に?という感じもしますが。

848 名前:★ぐっこ:2004/12/04(土) 00:00
よんだ( ゚Д゚)!

うーむ、ちいと目を離した隙に、こんな燃える展開になっていたとはな!

張翼キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!

イイ感じにダンディな漢だ! あと漢中は曹操VS法正、つうコンセプトで大満足!
諸葛亮は成都でお留守番!(・∀・)イイネ!!
あとは黄忠老人…。李典の礼もあるし、こりゃあ討ち死にかな…
問題は趙雲ですが、まあ彼は肝ッ玉エピソードがあるし…

849 名前:左平(仮名):2004/12/09(木) 21:45
扉絵は、獅子奮迅の黄忠。体に矢を受けてはいますが、これはまぁ致命傷ではない様です。
爺さん、どこまでやれるのでしょうか。

さて、今回は趙雲から始まります。許褚評は、「スズメバチ」(己の毒針【→力量か】を
鼻にかけず、ぶんぶんとうるさく、かつよく働く)。
華麗な動きと、何だかんだいって常人離れしているパワ−で、曹操達を翻弄します。
ただ一騎で、あの曹操に冷や汗だか脂汗だかをかかせてますからね。

一方、劉備達は万全の体勢で出陣!といきたいところですが…法正の様子がどうも…。
斥候が戻らないという事は、互いの情報戦が熾烈さを増しているということでしょうか。

なお、最後にえっ?という人が。

850 名前:★玉川雄一:2004/12/11(土) 11:13
先週号は張翼祭りでしたわな。眉毛がちょい短い?

今週号は扉のみの黄忠、あれ生きて還れるのかしら。
趙雲は相変わらずの曲乗りが炸裂しております。みんな元気だなあ(^_^;)

で、また諸葛亮? 夏侯淵のクライマックスといい、また雰囲気ぶちこわしだよう。
これで法正リタイヤ→諸葛亮にバトンタッチとなったら激萎えなんですが。
次回ではどう展開するんですかねえ…

851 名前:左平(仮名) :2004/12/27(月) 17:55
え−と…この時点でまだ見た人の書き込みがないですが…連載、ありましたよ。

法正がいきなり退場。「この翌年、逝去」ってなもんで、1頁で終了でした。

で、「スズメ蜂」趙雲相手に、曹操、かなり翻弄されてます。かつて呂布や張飛を
相手にして気後れしてなかったのになぜ?と思ったら…そ、そういう事なんですか?
ってなオチでした。
もう完結も近いってのに、今頃になってそんな秘密をばらされても。

そして、劉備軍の一斉攻撃!!かと思いきや…
(何か、「年内完結」とかいう話がありましたよね。今週の木曜は
まだ年内ですから…次回で、なんて事もあるのかも)

852 名前:左平(仮名) :2004/12/28(火) 16:01
>年内完結
すみません。最後のぺ−ジの下を見ますと、「次回は1月6日号」とありました。
なので、年内完結はないです。

853 名前:★玉川雄一:2004/12/31(金) 22:50
結局「年内完結」は編集サイドの勇み足だったということでしょうか。

法正はお片づけモードに入ってしまいましたね…
搬送される彼の横で筆を差し出す簡雍が泣ける(つДT)

曹操はいよいよボケが入ったか? と思わせるようなはしゃぎっぷりで、
ネタ半分としてもやはりこれまでとはどこか変わってきたような印象が。
さてこの先どう展開してゆくことになるのでしょうね。

854 名前:左平(仮名):2005/01/06(木) 22:07
総攻撃は中止されました。法正が倒れ、諸葛亮の計を採った為です。
当然、張飛などは目をひんむいて嚇怒!なのですが…実は、なかなか
危険な状況だった様です。
で、それを報告したのは…傷だらけの黄忠!爺さん、生還しました!!

曹操達は、いまだ総攻撃中止の理由が分かりませんので、暫しにらみ
合いの状態に。そんな中、上庸からは孟達の攻撃とともに、「若き猛
将」と。はて?ひょっとして劉封?

ちょっと急展開もありそうです。

855 名前:★玉川雄一:2005/01/06(木) 23:08
再激突に向けて一旦仕切り直しというところでしょうか。
劉備軍の四大将勢揃いもなかなか見物でしたが、
私は出だしのシーンの魏軍幕僚連中に痺れましたね。
賈詡、郭淮、蒋済、張郃に… もう一人は趙儼でしたかね。
新旧の俊英が見事に並びました。やっぱ蒼天航路はこうじゃなくっちゃ!

「若き猛将」なんですけど、やはりここらで劉封出て欲しいところですね。
最初は私、魏延か?と思ったんですが、正史を確認したら
確かにこの時期、劉邦は孟達と連動して作戦行動に出ている!
そろそろ一度また荊州方面に視点を向けてもいい頃合いじゃないですかゴンタ先生!?

856 名前:呉智星☆:2005/01/13(木) 01:35
うーん・・・。
法正軍師あれは、完璧な過労死ですねぇ・・・。
ナムー・・・・・・。

857 名前:★ぐっこ:2005/01/14(金) 23:11
なんで法正VS曹操にしないんですかねえ。・゚・(ノД`)・゚・
諸葛亮と曹操なんか接点ないんだから、あのまま突っ切れば
よかったのに…

そして久々にコンビニ開いてる時間に帰ったら、休載でつかそうですか。
先週号読みたかったな…

858 名前:★玉川雄一:2005/01/15(土) 00:19
しかも巻末の次回予告、「孔明の策」って…
あそこを法正で戦い抜いてこそ蒼天航路だったろうに。
(黄権も噛んでればパーフェクトだった。今更だけど)
蒼天曹操にとって諸葛亮は赤壁のアレで
縁が切れたんじゃなかったんですかゴンタ先生…

859 名前:呉智星☆:2005/01/15(土) 13:58
玉川様!
黄権は漢中の戦いでどのような活躍をしてるんですか?

860 名前:★玉川雄一:2005/01/15(土) 19:26
えーとですね。蜀書黄権伝にいわく。

「殺夏侯淵、據漢中、皆權本謀也」
(夏侯淵を殺害し、漢中を支配することになったのは
 すべて黄権がもともと立てた計略にそったものであった)

…これだけなんです。これだけなんです(つДT)
いつどこで、とか具体的に何を、とかまでは伝わってないんですが、
また法正との連携についても何も言及されてはいないのですが、
存在すら出てこないというのはあまりにも…

ただ、蒼天航路では「ひとり奮闘した末に倒れる法正」というプロットを組んでしまったためか、
彼とあるいは比肩しうる立場として黄権を出せなかったのでしょうね。
法正が健在なままか、あるいは彼をサポートし事によっては任務を継承できる存在を出してしまうと、
それこそ何のためだか諸葛亮を登場させる余地がなくなってしまうのではないかと。

せめて張翼が初登場したシーン(第372回)で代わりに黄権を出すとか、
それくらいの描写ならば支障もなかったとは思うのですが。

861 名前:左平(仮名):2005/01/20(木) 21:03
今週はありましたが…結局、策も何も出ずじまいでした。

曹操という存在をどう捉えるか。劉備と孔明とが全く異なる見方をしているのが鍵みたい
なのですが…
漢中攻防、ひょっとしてこれでしまい?

862 名前:★玉川雄一:2005/02/10(木) 00:32
今週は水曜日(昨日)に出てましたね。なんでだろ?

863 名前:★ぐっこ:2005/02/10(木) 01:05
あ、やっぱりアレ今週号だったのデスカ? 先週号が残ってる
と思った…。耕作が取締役になってたが。

なんか蒼天の漢中はビミョ(´・ω・`) マジに法正が全部やったほうが
盛り上がってたって。

864 名前:左平(仮名) :2005/02/13(日) 18:53
木曜に出てるのを今日確認するというのがまた…。

何というか、曹操、劉備とも、喧騒が過ぎた後の虚脱状態ってな感じですね。
(ラストにちょっと【曹操にとっての】衝撃はありましたが)

今回は、ついに魏諷が動き出したというのがメインですね。ただ、彼が目指してた
ものって何?と考えると…
確かにスケ−ルの大きい話ではあるのですが、どうしても「史書による裏付け」は
不可能なところですからね。ちょっと微妙な感じ。

865 名前:★玉川雄一:2005/02/13(日) 22:20
魏風の戦略構想が見えてきましたね。ただ、

魏・呉・蜀の連合による漢室奉戴 > 曹操から曹丕への継承

という不等式が果たして成立しうるのかと疑問を抱いてしまうのは後世の視点だからでしょうか。
確かに曹丕の継承と登極を巡ってはきな臭い悶着(弟たちへの処遇とか)ありましたが、
それ以上に蒼天魏風の模索する「新国家体制」とやらの実現に向けた困難の方がよっぽど大きいのではないかと。
そもそも「ただ一度の戦で乱世を終わらせることができるならば?」という目論見がどんなものやら。

以前に言及していた「関羽との連動」をどう描くのか、
その前提として関羽の北伐がどれほどのインパクトを与えることになるのか、
この辺りまでうまくまとめないとせっかく持ち上げた“魏風の乱(未遂)”も尻すぼみになっちゃうよ、と。

…ということは曹仁の役目は重大ですな( ̄ー ̄)

866 名前:司馬:2005/02/23(水) 08:33
ところで気になったのですが、関羽配下の孟達が、荊州の都市をいくつか落として
ましたが、曹仁はなにやってるのでしょうか?なんか手も足もできずに、引き篭もって
るようにしか見えないのですが。

867 名前:左平(仮名) :2005/02/25(金) 00:07
劉備が漢中王となった事の衝撃というのは、それなりにあったみたいですね。

蜀の王でも漢中の王でも、王は王…とはならないのが面白いところ。数百年も
経っており、もはや同じ姓(氏だったかな)という以外何の共通点もない高祖・
劉邦と劉備とをだぶらせようとする孔明の作戦は、まずは成功しました。
(曹操自身、そういう類のフィクション【虚構ではなく擬制という感じ】は否定
してないんですしね。もはや実権のない漢帝を擁立し続けるのはなぜか?と考える
と…)

そんな中、関羽は樊城の攻略に臨み、孫権はまた合肥攻めを開始。三勢力が、また
動いています。
(それはそうと、温恢、もはや5頭身未満です。どれだけでかい頭なのか)
(また、鄴にいる何晏も出てきます。「もう隠棲しちゃおうか」なんて言ってますが…)

868 名前:魏将:2005/03/10(木) 12:40
今週曹仁が強すぎでびっくりです。一気に荊州戦の主役に踊り出た
感じですね。

869 名前:★玉川雄一:2005/03/12(土) 10:49
突如(?)始まった襄樊決戦(漢中王うんぬんはお終い?)ですが、
曹仁いきなりテンション上がりまくりでしたね。
牛金がまた爆裂団の生き残りかと思いましたが(^_^;)
今後さらに満寵や魏の増援軍、関羽軍団の不協和音と孫呉の策謀あたりが
絡み合うなど盛り上がりに期待が膨らみます。

870 名前:左平(仮名):2005/03/12(土) 13:31
>曹仁
あのテンションの高さは尋常ではありませんでしたね。
しかし、馬超との戦いでは兜を被ってたのに今回はまた頭むき出しというのは
何か心境の変化でもあったんでしょうか。

>牛金
十年前の江陵がスル−されてた分の埋め合わせですかね。
しかし、ここでは彼の方が冷静なのが何とも。
(「将軍!」ではなく「曹仁殿!」と言ってるあたり、地位も年齢も結構
高そうですね)

871 名前:★ぐっこ:2005/03/14(月) 00:15
読んだ( ゚Д゚)!
むう、曹仁カコイイ!アレなら一撃で吹っ飛ばされる事はなさそうですが…
長坂で張飛と一騎討ちした夏侯惇くらいの活躍をするのか!?
関羽をたじろがせるくらい強くなってたら神…だけどそれはないか(´・ω・`)
牛金もイイ感じですねえ〜。
龐悳、満寵、徐晃がどういうタイミングで出てくるのか〜





于禁忘れてた。

872 名前:左平(仮名) :2005/03/18(金) 01:25
関羽vs曹仁、勇将同士の対戦の結果は…

いつの間にか馬にダメ−ジを与えていた(後ろ脚に一筋の傷)、ということで関羽の勝ち。
曹仁自身にはダメ−ジはないのですが。
それにしても、関羽、余裕です。
冗談抜きで、毒矢→肘のオペ→傷が回復しきらないうちに…ってなコンボでもないと、彼の
敗北という絵が浮かびません。

あと、牛金殿、本作では、ここで合掌と相成りました。

873 名前:司馬:2005/03/18(金) 13:14
関羽が強すぎですね。それに引き換え、曹仁はヘボっぷりを発揮して
しまった感じですね。先週の強さとは対照的で、がっかりですね。
なんか淵と比べると、司令官としてあまりに未熟すぎる感じがしま
した。この後どうやってハン城を死守して、関羽を敗走に追い込む
んでしょうか?今回で曹仁大きく株を下げてしまった感じですね。

874 名前:★ぐっこ:2005/03/21(月) 18:31
Σ(゚Д゚≡゚Д゚)

まあ、吉川御大も張郃を3回殺してるわけだし。


それよりも今回は曹仁の格下っぷりがなんとも(´・ω・`)
互角とはいわんけど、もうちょっとこう、張遼よりも強いつう
鱗片なりと見せてくれたほうが盛り上がったのにな…

あとは于禁がどう描かれるやら。

875 名前:司馬:2005/03/24(木) 12:37
関羽が凄すぎでちょっと萎えてしまってる自分がいます。挽回を期待
した曹仁もあんな感じですし。やはり曹仁はいつまでもヘボ扱いのよう
ですね?

876 名前:★玉川雄一:2005/03/24(木) 21:32
曹仁は(少なくとも最終的には)ヘボは返上するかとは思われますが、
相変わらず一騎討ちだの個人の武で演出過剰気味なのがやや興醒めではありましたね。
私なぞ今週号のような描写を見ると、どうしても
「なんであそこで関羽を矢ダルマにしてやらないんだ?」と
感じてしまうクチでありまして…

それ以前に、私は『蒼天航路』に限らず根本的なところで
関羽の絶対的な武威というものに対してどうも実感が湧かないわけでして。
いつぞやの関羽vs徐晃スレでも話題に上りましたが、
水準以上のなにがしかの資質があったことは確かなのでしょうが、
ではこの北伐に際して魏で遷都論が勃発したほどの「関羽への恐れ」を生じせしめるだけの
実績・風評・憶測あるいは虚像にせよそういったものが拠って立つ地盤が
今ひとつ見えてこないのですがスレ違いなのでこの辺りにしておきます。

それを踏まえてみると、曹操の「関羽って城攻めは初めてじゃないか?」という素朴な疑問は
興味深いものがあるのですが、おそらくこの問いは私の望む方向ではなく
例によって「蒼天航路的問答」に集束してゆくものと思われますが…

877 名前:司馬:2005/03/27(日) 18:14
前に曹操が曹仁を王たる将と言ってましたが、関羽戦でホントに
なるんでしょうか?

878 名前:左平(仮名):2005/03/27(日) 23:28
今回の関さん、既にして神の領域に入ってません?ってなノリでしたね。
ここまでくると、彼を死に追いやるものが何なのか、全く見当がつきません。

…しかし、いくら豪雨とはいっても、あの雨粒はでか過ぎませんか?

879 名前:★ぐっこ:2005/03/28(月) 00:24
読んだ〜。
いや関羽カコイイと思いますが、どうせなら「見たいぞ!」ってノリじゃなくて
曹操がガクブルって遷都しようって騒ぐようなカンジだったら、むしろ曹仁も
救われてたのに…と。
なんか曹仁おいてけぼりっぽい。

そして于禁と徐晃の登場マダー?

880 名前:★玉川雄一:2005/04/01(金) 01:23
于禁とホウ悳出ましたな。あと董超、董衡、成何とか。
魏諷は相変わらず何が何やら。

孫権陣営は張昭、顧雍のコンビが定着してきましたね。なんだか孫権カコイイし。

で、陸遜なわけですが。
「中原ではいまだ無名」というのが隠し球としてのギリギリのカモフラージュか。
そりゃ地元じゃ有数の豪族の出身だし、主君の女婿だし、内向きには業績も重ねてましたわな。
実際に動くとどのようなキャラになるのか注目の大物登場ですね。

881 名前:左平(仮名) :2005/04/02(土) 00:35
>陸遜
その名が挙がった時の張昭・顧雍の反応が何とも微妙でしたね。
絶対の存在ではないものの、無謀な起用というわけでもない…。

そういえば、孫権はどうして壇上にいるんでしょうか。まさか自らを
張遼の前にさらしているというわけでは…ありそうですね。

882 名前: 左平(仮名) :2005/04/10(日) 00:05
なぜかなかなか書き込みがないですね。

ちょっと今回の後半は何と言えばいいのか…。額に矢を受けた後の関さん、なんか調子が
おかしいんですわ(台詞の字体が明らかに異なる)。
何かのツボでも刺激したのでしょうか(前頭葉にきたのか?と思うのですが一概には言え
ない)。
曹操が「なんだと?」と言ってるのって、于禁の降伏に対してなのか、額のツボ?の説明
を受けてなのか、どちらにも取れそうな。

883 名前:★ぐっこ:2005/04/11(月) 00:35
ホントだ、私も忘れてた(^_^;)

なんかあっさりと于禁水没('A`)
関羽の降伏勧告は、まあ兵を無駄死にさせるなというところか。
えらくダイナミックな洪水の中での戦闘だったので、もうちょっと
引っ張って欲しかったなあ…


あと関帝に死亡フラグが立った模様。
つうか既に死んでいて、孫権軍に捕捉された時、立ったまま大往生
してる予感。

884 名前:左平(仮名):2005/04/16(土) 23:41
今回は、文則・令明、両者なりの矜持が現れていましたね。
ともに忠義を尽くす対象はただ一人なのですが、その表現が、立場の故かやや
異なりました。しかし、どちらも立派です。
…「なぜ降ったのか?」と言われる事の多い文則ですが、彼ほどの将帥、その
真意はきっとこういうものであったろうと思います。
武人の矜持をきちんと描く、この点こそ、蒼天が傑作たる所以ですね。

いい展開です。しかし、関さんの最期がどう描かれるのか?

885 名前:左平(仮名):2005/04/17(日) 23:40
それはそうと、成何、「彼」(最初女性かと思った彼です)の弟という設定になってます。
…しかし、兄は二字姓(氏)なのに弟が一字姓(氏)ってのは、一体何なんでしょうか。
ひょっとして、羌族か何かで、帰順に際して弟だけ一字姓(氏)に変えたのでしょうか。
(顔は似てましたから婚姻等による兄弟とは考えにくいし)

886 名前:★玉川雄一:2005/04/18(月) 00:20
私もそれ気になったのですが、
ゴンタ先生そこまで深くは考えてなかったのではないでしょうか。
単に、「成」で繋がってると思ってしまったんだと。
でも以前、韓遂が成公英を「英」と諱で呼んだことがありませんでしたっけ?

結局、「以前のことを忘れている&勘違いしている」に一票。

887 名前:左平(仮名) :2005/04/18(月) 00:32
>結局、「以前のことを忘れている&勘違いしている」に一票。

実際には、そんなところでしょうね(公積の顔を忘れてた、なんて
のもありましたし)。
でも、それを無意味に深読みするというのも、なかなか乙なもの
だったりして。
(実際、成公英の衣服って何となく西方系な感じでしたし)

888 名前:左平(仮名) :2005/04/21(木) 22:55
今回は、結構あちらこちらに動きがありそうな展開でした。もう盛りだくさん。

>荊州
令明に続き、成何も関羽との戦いの末に斬り死に。二人の骸は、棺桶ではなく、小船に
乗せられました。
援軍もない樊城は、まさに水没寸前(しかし、あんな高い城壁が水圧で破れるとは…ノアの
箱舟伝説ですか、というくらい)。そんな中、曹仁と満寵のテンションの高さは見事です。
蒼天での曹仁は、守りで力を発揮する人ですね。
一方、関さんはというと…額の傷を廖化に縫合させつつ、碁を打ってます(台詞の字体が
通常に戻ってます)。

>鄴
曹操の眼前で、樊城を襲った(のみならず、援軍を遮った)洪水の様が、模型で再現されて
います。
曹操、やはり、後方でじっとしておれないのか、むずむずしてます。しかし、徐晃が長雨の
為に動きがとれないからといって、数回前の時点で合肥にいた夏侯惇、さらには張遼までも
動かすって…パワーバランスも何もありません。
そして、魏諷が挙兵寸前。

>北方
何か見覚えのあるキャラ…と思ったら、ひょっとして、だいぶ前に出てきた「あおいきば」?
族長みたくなってます…まさか、軻比能とかいうのではないでしょうな。

889 名前:左平(仮名):2005/04/30(土) 00:27
何か、ますますテンションが上がってます。ほんと、ここからの流れが読めません。

>あおいきば
今回、曹操の前に示された立体図でみると、軻比能(なぜか「アヒノウ」というルビが)とは
違うのかな?という感じです。
あおいきばがいたのは并州のあたりですが、軻比能がいたのは幽州あたりでしたから。
と、なると…あと考えられる線としては、劉豹(匈奴単于・羌渠の孫、於夫羅の子)あたりで
しょうか。
何かで読んだ気がするのですが、劉豹は、実は匈奴単于家の出ではない?という説もあるみたい
なので(関羽と会った後、匈奴単于家の娘を娶って婿になって…なんて線もあるのでしょうか)。

関羽に呼応し、あちこちで叛乱が発生してます。あおいきばといい、彼らといい、だいぶ以前の
「関羽によって許都に呼び寄せられた侠客達の集まり」とつながっているみたいですね。

そして、樊城にあって奮戦する曹仁の前に再び現れた関羽…。
戦艦の間を、騎馬でゆっくりと登場してくる様は、前回名前が出た「葛仙公」から教わった
のでしょうか(あそこだけ浅いとは考えにくいですし)。
って、それでは、既に神モードではありませんか!

890 名前:魏将:2005/04/30(土) 19:54
関羽の神っぷりが凄いですね。水上歩行してますし。さらに反曹の
気運もかなり盛り上がってきましたから、楽しみですね。
それにしても、再来週は曹仁最大の見せ場になりそうな予感がしませんか?
今までウ禁、牛金、成何、ホウ徳と悉く関羽に敗れたなかで、唯一関羽
に善戦してる曹仁。序盤から重要キャラとして扱われた彼が関羽の猛攻
を食い止め、曹操の危機を救う大きな一因になりそうですね。ヘボ将
扱いから、魏屈指の名将にまでなった成長ロードの集大成として、ゴンタ
先生に描いて頂きたいです。

891 名前:左平(仮名):2005/05/03(火) 21:46
こないだコンビ二で「フライデー」を立ち読みしてましたら、「最強なのは誰か?」ってな企画が
ありました。
そのうち、人類部門の最強は江田島平八(魁!男塾)。以下、ケンシロウ(北斗の拳)、ガッツ
(ベルセルク)などが挙げられたのですが、蒼天からも一人ランク入りしました。
それは…子龍。

ん?なぜに?そりゃ確かに子龍も強いですけどね。蒼天では、呂布・関羽・張飛
など、人外のキャラが複数出てるのに。よく分かりません。
この編集者、同じ講談社なのにろくに読んでませんな(読んでて言ったのならむしろ
いい度胸ですけど。絶対こういうツッコミが出まくるはずですし)。

892 名前:司馬:2005/05/13(金) 22:11
今週関羽に槍投げられた時の曹仁のポーズは何でしょうか?しかし
ゴンタ先生は曹仁だけは意地でも活躍させたくない感じですね。

893 名前:左平(仮名):2005/05/15(日) 10:42
前回、水上歩行(馬ごと)か!と思った部分は、結局、浅瀬でした(なぜ関さんの所だけ…というところですが)。

とはいえ、彼我の士気の差はとてつもないもののはず(関さん側の士気、高揚。曹仁側の士気、消沈)。
なので、
>ゴンタ先生は曹仁だけは意地でも活躍させたくない感じですね。
というのは、ちょっと違う様に思います(もちろん、関さんに比べると…というのはありますけど)。

徐晃がようやく到着。「どんな手を使ってもな」と言ってますが、そんな策を使ってましたっけ。
そして、テンション最高潮の劉備陣営。…何か、また続きが辛くなりそう…。

894 名前:岡本:2005/05/16(月) 02:23
ご無沙汰しております。

>「どんな手を使ってもな」
蒼天航路は直接は見ておりませんので蒼天考や皆様の書き込みで
想像で補っております。

多分、
「関雲長を討ち取ったものには千金をあたえるぞ」
「大兄、これは何のことだ」
「これは國家のことなのだ」
のところを蒼天解釈するのでしょうね。
ああ、定軍山で黄忠がワリを喰ったように、今度は徐晃がワリを喰うのでしょうか...。
関羽ファンであるが故に、変に徐晃をおとしめたような描写はしてもらいたくないですね。

とはいえ、正史でも対関羽戦での徐晃への曹操の評価が「孫武に勝る」だった
のが未だに引っかかっております。関羽を撃破し、十二重の逆茂木を突破して攻囲を解いたなら”智将・謀将”
といった評価でなく”野戦の猛将”という評価がされるはずという疑念が解消されていませんので。
当時から見て、なんらかの”ルール破り”をした結果、(兵は詭道なりという形で)徐晃が勝利した可能性は否定できません。

895 名前:左平(仮名):2005/05/20(金) 23:36
今回描かれたのは、鄴と洛陽での動きです。

一、
関羽の樊城攻撃に呼応して、各地の侠客やら流賊、さらには異民族までが次々と蜂起。
その波は、ついに魏王国の都・鄴にまで波及します。
そんな中、何晏の足は官署に向かいます。魏諷の仲間と思しき鼻息男の情報を劉曄に
伝えるために。
(何晏、どうも劉曄が苦手みたいです。妙におどおどしてます)

二、
曹操、洛陽入り。その表情をみる限りでは、劉備の動きはあまり気にしていない様ですね。
洛陽は、新たな帝都としてふさわしい姿に整備されつつあります。
ここで「遷都」という話が出てきますが…このあたりのやりとり、見事なまでにかみ合って
なくて、何ともコミカルです。
(なぜか、今回は数箇所、呟きとおぼしき手書きの台詞があります。さらに、効果音付きで
仲達の首180°回転あり)
そして、孫呉からの使者の到来。孫権、曹操に対し、相変わらずでかい態度。そして、使者は
誰かというと…な!ここで彼を再登場させますか!ある意味蒼天随一の人外キャラを!
その書状の字が「八絶」の一人・皇象と知るや、「よこせ」の一言。ここまでは、曹操と他人
とのギャップに、もう笑いさえ感じる展開。しかし…曹操の体に、ついに異変が!

三、
ついに魏諷が動き始めました。それはそうと、この場面で「張泉」という名が出てきます。
あの張繍の息子です。史書には「謀反に加担したため処刑された」とありますが、完全に
こりゃ処刑どころの騒ぎじゃありませんぞ。彼は文官姿でしたが、ほかは皆武装してます
から。

896 名前:★玉川雄一:2005/05/21(土) 09:38
んー、今回はまた見所満載でしたねぇ。

扉、例の「酔いつぶれて召集に応じられないちーちゃん」に始まって。
何晏も『蒼天航路内でのポジション』が固まった感があります。

何より読んでいて実感したのが、
「ああ、自分は蒼天航路の劉曄・司馬懿・蒋済トリオが心底好きなんだなあ」ということ。
この三人に何晏も加えて、この世代の面々をこういったキャラクターとして描いたという点は
私にとって蒼天航路を評価する重要なポイントの一つになっているのであります。

劉曄って、手の平を広げて口元にかざす仕草が印象的ですよね。
思えば、初登場時から彼の癖(?)でした。

あと瑾兄さんはネタじゃなくて蒼天航路的にはあのキャラだったことが確定。

897 名前:左平(仮名):2005/05/28(土) 01:09
魏諷の乱、今回で終息です。

前回、「天子まで百歩」と言ってましたね。実際、彼の声は皇帝(隣には、今は皇后の
曹節も)に届きました。
蛇足ながら、曹節、大人の女性の顔つき・体つきになってます(まぁ、少なくとも二十
歳は越えてるでしょうから当然なんですけど)。
新たな奸雄として「皇帝の御稜威(みいつ)」を曹操以上に使う、と言ってるあたりに
彼の目指すところが示されているみたいです。

が、その彼らの前に現れたのは、劉曄と、拷問にかけられ精神崩壊を起こした鼻息男
(陳イ【示+韋】)、そして銭申の首。
何晏の通報により、魏諷達は既に袋の鼠になっていたというわけです。

しかし、魏諷達の意気は衰えません。彼の持つ風靡(というか扇動)の才は、高官の
子息達に大変な影響力をもたらしていたのです。まぁ、出るわ出るわ。
ただ、既に囲まれているため、その後は乱戦…などにはなりようもなく、高官の子息
達もろとも皆殺しでした(高官の子息達は頭を射られて即死。魏諷自身は、曹丕に
斬られてます)。


あらすじを書くと存外あっけないのですが…ただ、この後の歴史の流れなどを考えると、
なかなか示唆に富んだ回ではあります。
1 この変事に遭遇した曹節は、なぜ怯えたのか
魏諷の声を聞いたとき、「とてもきれいな声」と言ってます。皇帝も、その声にかつての
曹操を重ね合わせていました。ということは、魏諷にも、奸雄たる素質はいくらかあった
のではないでしょうか。
(公孫瓚は美声の持ち主でしたし、王莽もなかなか強烈な声の持ち主だったといいます。
「声」もまた、英雄たらんとする者にとっての武器なんですね)
2 曹丕は玉座に値する者か
曹丕、玉座についた状態で登場してました。その傍らには、漢の帝室の血を引く劉曄。
その姿は自信に満ち、皇帝たらんとする意思をみることもできます。実際、これから約
一年後には、実際のものになるわけですが。
しかし、高官の子息達からは「人望は孫仲謀にも劣り〜」などと言われてますし、その
後の台詞からしても、明らかに曹操とは異なるスタンスをとっていることが伺えます。
父とは異なる道を選ぶ。遥か後の世に生きる我々には、その真意をうかがい知ることは
できません。
3 この乱は…
遅すぎたのか(天下は、既に三勢力に収束しつつあった。魏諷はそれらとは異なる勢力を
築こうとしたわけだが…)、それとも早すぎたのか(魏は内部から崩れ曹一族は滅亡の道
をたどる、というのは後に現実のものとなったわけですが…)。
何か、どちらともとれそうなんですよね。

そして、何か変な話ですけど、子の曹丕より、敵の魏諷の方が、曹操に近いのでは
ないか?そんな気がしてくるのです。魏諷の死…関羽の死…そして、曹操の死。

曹操という存在は受け継がれなかった。
個人的には、曹操の死によってこの物語は完結します。というか、しないとおかしい。

898 名前:左平(仮名):2005/05/29(日) 23:23
他に書き込みがない…。

ここ最近では最大のツッコミどころ、「重要人物の字の誤植」があったんですけど。

899 名前:★ぐっこ:2005/06/04(土) 22:55
一つのことに没頭すると、周りが見えなくなる私が来ましたよ(*´ヮ`)
何年か前も、こういうことあったっけな(^_^;) あの頃も閉鎖騒動になったが…。

というか、今日たまたまモーニング立ち読みできまして、浦島太郎な
気分を満喫しましたわ( ゚Д゚)! いつのまに荊州そんなことになってたんだ( ゚Д゚)!
あと李典の遺産格好良すぎ。

ああ…魏諷の乱の終焉も読みたかったな…左平(仮名)様の文を読めばなおさら。
まあ、単行本読む楽しみが増えますが…。

900 名前:左平(仮名) :2005/06/04(土) 23:34
今回のまとめ。


今回の扉絵は、捕虜となった于禁とその配下達。がつがつと、豪快に飯を喰らってますね。
あまりに堂々とした態度に、笑いさえこみ上げました。曹操がこの様子を知ってれば、あの
悲劇はなかったのではないかと思えます。
(ちなみに、現在の国際法においては、これが正しい「捕虜」の扱い方です)

魏諷達の首を前に、苛烈なまでの粛清を告げる曹丕の態度をみると、こういう部分は
曹操を引き継いでるんですね。
しかし一方で、「唯だ才有れば用いるとは言わぬ」と言い切ってます。…それって、
どうなんでしょうか。
曹操という存在からみると、曹丕の言動には、何かが欠けているような気がします。
(もちろん、曹丕本人の前で言う勇気などありませんが)劉備・孫権に劣ると言われた
のも分かるような。

呂蒙、最後まで三枚目なのでしょうか。「お、俺は そんなに貧乏臭いのかーっ!」って
あんた。確かに豪商には見えませんわな。貫禄がありません。
(それに、士仁の腕をへし折ったあげくに振り回すって。この年のうちに病死するとは
思えません)
ただ、彼にはあって陸遜にはないものも感じられます。それは、「情熱」。
というか、陸遜の態度をみると、言ってる事は正しいんですが、何か感情移入できないん
です。これも、呉が脇役(このあたりの場面って、やはり曹操vs劉備【関羽】ですからね)
だからでしょうか。

901 名前:左平(仮名):2005/06/05(日) 23:30
>単行本読む楽しみが増えますが
そういえば、前回の話題「誤植?」がどうなるか、って問題がありますね。
三戦板の本スレでも話題でしたが、あれをそのままにしてたら、ある意味
関心ものですからね。

902 名前:★玉川雄一:2005/06/06(月) 12:46
アレは明らかに誤植ですから講談社に投書でも来ているでしょうし、
単行本化では訂正されてしかるべき箇所ですよね。
あれだけ目立つ場面で連呼されていたわけですし。


ただ、彼は以前も「齢四十」を放置されたという悪縁がありましたし、
今度こそ誤植の連鎖を断ち切って頂きたいものです。

903 名前:左平(仮名) :2005/06/11(土) 00:53
李典弩、半端でない威力です。関羽軍旗艦(?)をかすめ、樊城に命中しました。
ほとんど巨大戦艦の主砲のノリです。連射できないのが弱点で、撃った後、徐晃は
あっさりと退きましたが。

…これ、巨大な矢文でした。幾重にも包囲されてるから、こうでもしないと城の内
外の通信がとれないというわけです。趙儼の策が発動する様です。
(ここで、呂建・徐商という将が登場します。長く辺境を転戦しており、ろくに体
を洗っていないもんだから臭い…。何か段紀明を思わせますね)

しかし、今回は、表紙も何でしたが、関羽軍の面々の力量を感じさせます(関平は
満寵の得物の刃を叩き折ってますし)。このうち生き残ったのは、兵糧確保の任に
あたる為に前線を離れた寥化だけ…。
今回も総じてテンションの高い回なだけに、続きを見るのがちょっと辛くもあります…。

904 名前:★玉川雄一:2005/06/13(月) 00:36
やはり、樊城では曹仁より満寵の方が暴れん坊っぷりを発揮していますね。(今のところ)
呂建・徐商コンビもこのような「キャラクター立て」をされるとはなんともはや(^_^;)
しかし、『関羽に対するおそれが少なく、妙な気負いもない』の趙儼の見立て…
良い方向に発露してくれればよいのですが、
ぜひとも漢中戦での路招のような末路は辿らずにいって頂きたいものです(`・ω・´)

“桃園の誓い”自体がこの作品で描かれるのは初めてでしたが、
この頃の劉備の姿を見るとまた何とも懐かしい気分が蘇ってきます。
もっとも、この「回想シーン」とそれを思い出した関羽の笑みに、
彼に立ってしまった「死亡フラグ」が見えるような…

905 名前:★ぐっこ:2005/06/13(月) 02:08
あはは!今週は見れた!
李典弩、連射効かないならせめて量産して数隻に取り付ければ
よいのに…(^_^;) 銀河戦国群雄伝ライの、帝虎級戦艦を思い出す…

そして趙巌、今度はセリフ付きの本格登場!そして呂建・徐商!
こいつらもイロモノ担当かあ(^_^;) どういう風にして関羽軍を追い詰める
のだろう…

あと、都督趙累! コイツもいい味だしてるなあ…
あと満寵、そういうキャラかよ( ゚Д゚)!

いよいよ蒼天航路、大詰めっぽいですよねえ…曹操死亡まで、あと
数月…

906 名前:★玉川雄一:2005/06/13(月) 20:22
ふと気付いたんですが。
今週の最後のページで「魏の将にしては人品が悪いぞ満寵!」のコマ。
関平の左腕の位置と手の開き方、というか親指の立て方が関羽っぽい。

満寵は合肥での馬上無双乱舞よりこっち、猛将キャラ道まっしぐらですのう。
新鮮ではあるけど、これもある意味今までコーエーに毒されてきたせいかしら?
確かに、彼は戦歴豊富ですからねえ…
最前線吶喊キャラになったのはゴンタマジックでしょうがまたそれがいい!

ただ、浮かれ気味なのが気になるといえばなるけど、
彼が戦死することは絶対ないはずだから(^_^;)温かく見守れますね。

907 名前:左平(仮名):2005/06/17(金) 00:27
>関平〜関羽っぽい。
今回の序盤はまさしくそうでしたね。相手の名前を知ってるのに「武の礼」だから、と
いう事で名乗れと言ってて、容貌・武芸、さらには性格までそっくりなわけですから。
(考えてみると、ここまで父に似た関平像というのも初めてですね)
この打ち合いは、結局引き分け(満寵が関平の首筋にかすかな傷を負わせてますが、先に
刃を折られているわけですから、どちらに軍配が〜とは言いにくい)。

前回登場した呂建・徐商に加え、さらに殷署・朱蓋という将も登場。ほんの少し張遼に
似てるかな?と思う長髪の方が朱蓋かなと思うのですが…明記はされてません。
(しかし、呂建・徐商はその配下まで臭うのか!)
そして、陽動作戦が効かない以上、数にものをいわせての正攻法しかない!という結論に
なるわけですが…
「しかし、誰が関羽とやりあう?」と聞いて、
「あんたしかおらんよ。敗けずの徐晃」と趙儼に言われた時の徐晃の顔ときたら、もう。
(このまま裸の大将キャラで終わるのか?という気も)

孫権の参戦の知らせも入り、いよいよ佳境に入りますが…夏侯惇の前に現れた、ちょっと
気になる車。これって、ひょっとして…

908 名前:★玉川雄一:2005/06/17(金) 00:52
今回呉軍について直接触れられたのは(唐突な)見開き2ページだけでしたが。
船べりに立つ三人の大将格の面々…
左は蒋欽、右は潘璋ですが、真ん中の人は誰?
三戦板でも何故かネタに走らずみんな結構真面目に考えている模様(^_^;)

・丁奉(時期的に潘璋の部下だった可能性があり、並ぶのはどうかと)
・孫皎(呂蒙の後詰めとして荊州攻略を狙う味好漢!)
・馬忠(彼もここに並ぶにはちと似合わぬかと)
・朱桓(荊州戦には参加してなくね?)
・賀斉(同上)

やっぱ孫皎なのかしら(;´Д`)ハァハァ
顔立ちにどことなく孫一族の面影が見えなくもない…?

909 名前:★玉川雄一:2005/06/17(金) 00:56
あと、孫韶の名前もあがってたみたいだけど、
彼も京口方面に駐屯してたからこっちには来てないと思われる。

譚雄、太史享、蘇飛はさすがにね(^_^;)

910 名前:左平(仮名):2005/06/25(土) 22:25
序盤の徐晃、やけに冴えない(というか疲れた)表情でした。趙儼の台詞からして、
関羽とやり合わずに済む策を片っ端からやったみたいですね。結局、相手が乗って
こないもんで、自らやり合うしかなくなったわけですが。

久々登場の孟達と初登場の劉封のコンビは、勇猛な劉封+慎重な(というか常識人な)
孟達というイメージでした。
周囲の状況からして、動きがとれない、という判断はまぁ妥当なのですが、樊城の戦い
の意味を考えると…無能ではないが自らの常識に縛られる平均的な将、という感じです。

ラストは、ついに関羽と徐晃の一騎打ち。先制したのは徐晃!とはいえ、(毒を仕込んで
いればまた別ですが)まださほどのダメージではなさそうなので、どうもっていくのか。
(ただ、その前のシーンで、孫権を動かすという司馬懿の策が用いられている事から、曹
操の異変を感じるあたり…何か含みが感じられます)

911 名前:★ぐっこ:2005/06/26(日) 19:49
アッヒャッヒャ!ヽ(゚∀゚)ノアッヒャッヒャ!

>先週
先週見てたのにレス付けるの忘れてたよ!
先週、確かに最後のセンターに居たイケメンが気になりますよねえ…
あの顔、多分堅パパの血縁ぽい雰囲気だったから…個人的には孫皎で
あってほしい!蒼天風に言えば孫権四天王だもんなあ…
でも孫瑜も出てないし(´・ω・`)

>今週
荊州戦線も大詰め( ゚Д゚)!
なんつうか、徐晃たんやる気無し(^_^;) でも亡き友の形見を手に
かなり奮戦してた模様。あの兜って楽進のものかしら?
すでに前回あたりで、士仁は呂蒙に降ってるのだから、荊州失陥の
報の方が先に届くのかしら?

あと劉封カコイイ! 
孟達カコワルイ! 曹丕に(政治的とはいえ)寵愛された程の男なんだから、
もうちょいスペシャルステータスがあってもよさそうなのに、
あんまり今後も特徴無さげですね…

最後、曹操いよいよ墜つの伏線でしょうか…?
なんか生涯最後の大会戦である漢中攻防戦が、例によって孔明の
せいで意味不明な終わり方しちゃったから、あまりピンとこない
のですよね…。最後まで法正が指揮とってれば盛り上がったのに…

912 名前:左平(仮名):2005/07/02(土) 21:11
関羽vs徐晃の一騎打ちが続きます。

先制したのは徐晃ですが、やはり関羽の強さは尋常ではありませんでした。
大斧を奪い、盾を破壊し、徐晃が見せた趙雲ばりのアクロバチックな攻めも
切り返し…。
徐晃、どうも負傷したみたいです。馬も失ってますから、普通にいくととん
でもないピンチ。一対一では徐晃が勝つ要素が見当たりません。

夏侯惇・張遼来る!の報せ(実際には未着ですが、樊城の内外からそういう
偽装を施しています。しかし、樊城にも李典弩があったのか!軍船四、五隻
をぶち抜くってどんな兵器だ!)により、兵達に動揺が見えているのですが


913 名前:★玉川雄一:2005/07/07(木) 00:19
冒頭に出ていた曹泰の顔が父親ソックリなのはご愛敬でしたが、
せっかくキャプション付きで登場したのだから
父が呼びかけたときは「泰!」と諱だけにしておけばそれっぽかったな、とちょっと残念。

914 名前:左平(仮名):2005/07/08(金) 23:16
いよいよ諸将入り乱れての乱戦模様、といったところでしょうか。

先の呉蘭・雷同(偽関羽・張飛)コンビに続き(?)、偽夏侯惇・張遼(殷署・朱蓋)コンビの
登場です。心持ち張遼に似てるな…と思った朱蓋が張遼に扮してる…ということは、このキャラ
デザイン、どうやら狙ってたみたいです。
もっとも、こちらは片方の殷署が趙累に斬られるという意外なオチ(前回の冷静な対応といい、
趙累、文武共になかなかの力量ですね)。
一方で、臭うコンビ(呂建・徐商)は自らの役目をしっかりと果たしてます。

徐晃の施した策は、樊城の将兵の総入れ替えでした。上記の諸将の動きは、その一環というわけ
です。
満寵、今度は関平から一本とってます(本人にはダメージはありませんが馬を斬ってますから騎馬
vs徒歩になり、優勢)。

そんな中、関羽vs徐晃の一騎打ちはまだ続きます、しかし関さん、どこまでも自分のスタイルを
貫きますな。
「〜憎しみも恨みもない。なにゆえ我らは戦うのであろうな」
こんな中でそういう台詞が出ますか。

915 名前:★ぐっこ:2005/07/14(木) 01:23
正直徐晃と関羽の一騎討ちより、殷署・朱蓋の行く末が気になって
ましたが、あっさりと斬られましたねえ(^_^;) 趙累強ぇええ!
そういえばいっぺん、朱蓋が話題になったことありませんでしたっけ?
牛氏スレだったか、どこだったか…

あと満寵もカコイイ! 光栄の次作の能力値が気になるな…(^_^;)

916 名前:左平(仮名):2005/07/14(木) 22:01
なにやら、ますますの乱戦になっておりますね。
関平vs満寵(なおも激闘中)、呂建・徐商(負傷してるようですが暴れまわってます)、
趙累vs朱蓋(趙累の勝ち…ですが、まだ致命傷ではない様な)。
そして、関羽vs徐晃+曹仁(やはり関羽の強さが際立ちました。徐晃のみならず曹仁も
負傷)。

そして、そんな係争の地を俯瞰するが如き馬上の曹操。
…前に出てきたあの気になる車。乗っていたのは、やはり曹操でした。となると、馬
上の姿は曹操の意識の中?
洛陽で倒れてから昏睡状態だったというのですが、目覚めた曹操、肉体はともかく、
精神はまだまだ元気。司馬懿がおどおどしてます。

今回も、孫権の影がみじんもなし。一体どう描くのか。というか、書かないのか?
最後のコマを見ると孫権サイドを描く気はないのかな?という気が…

917 名前:左平(仮名):2005/07/23(土) 23:38
場面は、再び樊城。
満寵は、頃合を見計らって関平との戦いを切り上げ、場内に戻ります。
殷署だけでなく、朱蓋も討死。一方、呂建・徐商は、一人は首に傷を負ってますが、
何とか生きてます。
本作品においては、他に出番はないでしょうが、彼らは、きちんと任務は果たし
ましたね。

治療(脇腹の傷の縫合)を受けてる曹仁のもとに、夏侯惇登場。顔を見たとたん飛び
上がった為に針があらぬ所にプスリと刺さって「あいたたた」。
このあたりのやりとりは相変わらず笑えますが、ここで江陵陥落の知らせが入ります。
しかし、惇兄も、やはり年相応に老けてきてますね。あらためて意識させられます。

そして、その知らせは関羽達のもとにももたらされるのですが…この情報を提供した
のは、なんと徐晃。「敗けずの徐晃」に限りない敗北感(とその一方での爽快感)を
与えた関羽に対し、何を思ったか。
知らせを受けた関羽は、南に向かう事に決めます。
(王甫登場。えらく老けた感じですな)

連載回数をみると、「ひょっとして400回で済まそうと
してる…?」という気がするのですが…はて、当たるのか
どうか。

918 名前:★玉川雄一:2005/07/29(金) 00:27
孫皎(゚∀゚)
甘寧とのタイマン(過去シーン)が熱すぎる(;´Д`)
丁奉も名前だけ出てましたね。そろそろ登場かしら?

そして阿トウって何者? 誰かの幼名か、オリジナルキャラ?

919 名前:左平(仮名):2005/07/29(金) 01:12
>孫皎
なかなか強いですね。しかし、孫一族がへそ出しルックというのは…あり?

結局、関さんは南に向かうわけですけど…ちっとも劣勢とは感じさせませんね。
阿トウがこの後の鍵を握るような気がします(殆ど人外のキャラではないですか?
確認はしてませんけど、山越系ですかね)。
これまでに名の挙がっている孫呉の将が関さんに勝つのはどうも想像できないだけ
に、人外のキャラで勝負させるのでは…?

あと、呂蒙、タイムリミットが近付いてる様です。自身もはっきりと認識してますし。

920 名前:★ぐっこ:2005/07/30(土) 01:20
孫皎━━!!!(゚∀゚;)

よーしよっしよっし! できれば孫瑜から出して欲しかったけど、
構わない!孫皎おおいによし! そっか、「あの孫権の従弟」、という
扱いになるわけね。これでまた光栄三国志の能力値が上がるというわけだ。

にしても、あの阿トウって何…('A`) 丁奉に呼ばれてる…てあたりが、何か
オリジナルじゃないかもしれない伏線だが…
関さんと呂蒙が智略の限りを尽くして戦う大舞台に、ヘンなもの混ぜない
でほしいよう…。
しかし廖化はよくやった。でもどうせ掴まるなら、最初から廖惇の名で登場しろと。

921 名前:★ぐっこ:2005/08/01(月) 01:30
オワ━━!!!(゚∀゚;)
いつのまにか34巻出てるし! ていうか、33巻のつもりで
買っちゃったから、いきなり孔明出てきたんでビビった…

でも34巻の巻末、イイ感じですね〜(*´ヮ`) ゴンタ先生自ら
解説!うーむ…曹操逝去、あるいは劉備逝去までだとすれば、37巻
くらいまでか…。沈黙の艦隊でさえ32巻だったからな〜。凄い
ロングラン。

922 名前:左平(仮名):2005/08/06(土) 22:25
今回は、久しぶりに孫呉視点。やはり、書かれないと感情移入もできませんね。

かつて、歯が立たなかった張遼。それを凌ぐ武の持ち主である関羽との戦いを前に
して、自らの武を研ぐ蒋欽。孫呉の戦とは何かを熱く語る吾粲。
しゃべりのみならずメンタリティーも関西人な孫皎と、病をおして前線に立つ呂蒙。
彼らは、あくまでも前を見据えています。
…ただ、どうも本作の陸遜にはいま一つ感情移入ができないというか…悪く言うと
「とりすましたやつ」ってな感じが。

潘璋の「悪たれの法則」ってのもいいですね。というか、これだけの頭があるんなら
もっと上の地位になってもよさそうなもんですけど…そこが「悪たれ」たる所以かな。
しかし、最後付近ででてきた丁奉!その髪型・顔つきは…知らん人が見たら絶対女だと
思う…

923 名前:★ぐっこ:2005/08/08(月) 02:21
丁奉に関する説明を要求したいところ(^_^;)

ありゃあ、なんだったんだ( ゚Д゚)! あと動物っぽいのと。
それよか、孫皎の格好良さがいいなあ…。廖化を一蹴したところを
見ると、関羽麾下で言えば、関平あたりでは互角か、ヘタすれば
勝てなさそう。満寵クラスの強さかしら?

それにしても、藩璋イイ感じで大物ですねえ(^_^;) アウトローっぽい…
あと、陸遜は司馬懿とキャラがかぶるのではと…。

924 名前:左平(仮名):2005/08/21(日) 01:26
ちょっと見ただけなので内容はいまいち把握しきれてません…
むしろ、山田芳裕氏の新作「へうげもの(主人公は古田織部)」のインパクトが
強かったりして。
(キャラが完全にジャイアントのノリです。松永弾正久秀【某スレでもそうですが
強烈な人ですね】も登場)

それはともかく。
今回、関さん達は麦城(と思います)に到着。独特の感覚を持つ関さんは、既に周囲が敵だらけで
あることを悟ります。
…そして、降伏勧告の使者は潘濬。裏切り者と罵倒されながらも、孫権の言葉を伝える彼の容貌は、
かの荀揩ノ似て見えました。民を想うきまじめさというのも似てますね。
しかし、降ったばかりの者をいきなりこんな矢面に立たせるというのは…何というか、(個人的に
は、ですけど)孫権への感情移入をさせないということですかね…

925 名前:★玉川雄一:2005/08/28(日) 02:41
今回、ラストの孫皎の必殺技wは危険なパターンじゃまいか? 
『ケロロ軍曹』で言うところの
「い…いかんケロロ そのセリフと飛びは… 死ぬ感じだ!!」(byギロロ伍長)
ってやつ。もっとも、まさか一刀両断という訳には参りますまいが…
さすがに死ぬことはないにしてもそれこそ腕の一本ぐらい持ってかれそうなヤカン('A`)
あるいは後に致命傷になるような大ダメージとか…(『この年に死去』に繋げるような)

あと、孫権は左平(仮名)さんがおっしゃるように作為的に描かれてるように感じますね。
書簡の内容といい、以前の曹操との対陣の時もそうでしたが尊大さを際だたせるような。
「長坂以後」の劉備のように、どこか突き抜けた変貌を遂げた風に見られます。
それが良いか悪いかは微妙なところですが…

926 名前:左平(仮名):2005/08/28(日) 12:25
>孫皎
個人的には、次回のしょっぱなで一刀両断されそうな感じがしてます…。
牛金の例もありますから、少々の時系列は無視しちゃいそうな勢いが。

>孫権
孫権の態度は、対曹操の場合はどこか可笑しみを感じさせるんですけど、
この場面についてはえげつなさを感じさせるんですよね…。
関さん達も、潘濬に対しては「生きて南郡の民に尽くせ」ってな感じで
あるだけに、孫権に対する怒りがなおさら際立つ…。

927 名前:左平(仮名):2005/09/23(金) 00:04
>孫皎
玉川さんのおっしゃる危険パターンの通りのオチでした。牛金ほどではないにしろ、時系列はちょっとばかり無視。
とはいえ、とりあえず一人で一回は保ちました(厳密には、黥赤という一回きりキャラ込みでしたが)。

しかし…致命傷の位置こそ類似してますが、正直言って、龐悳の最期に比べると格段に劣る感が否めませんね。
なんだって、万の兵を率いてるのにわざわざ一騎打ちを(それも当代最強の武人の関さん相手に)挑むのか。
言ってしまうだけ野暮とは分かっていても、「あんさんほんまもんのアホやろ」とツッコミを入れずにはいられ
ません。
最後にしても、それが「最低限の情け」なの?ってな感じで、何か間が抜けて見えます。関さんとの格の違いが
際立っただけでしたね。

こうなると、年内完結すらあやしいかも。関さんの死ぬ姿が想像できませんわ。

928 名前:★玉川雄一:2005/09/28(水) 22:20
むむ、間に合ったか。

しかし孫皎… あれだけ引っ張ってあのオチはどうですよ(´・ω・`)
孫皎も孫皎ですが、この期に及んでなお「関羽の武勇」を
こういう形で描かねばならない必要性があるとも思えないのです… 
これならばナレーションで孫皎の死を片づけた方がなんぼかマシだったことか。
孫皎の器量云々というより、ストーリー展開がどうも納得行かない…

初登場〜途中までは実に良いキャラクター描写だっただけに、
これからは蒼天版孫皎を回想すると同時にこのやるせない最後が浮かんでしまうかと思うと
どうにもいたたまれない気分に襲われます。

929 名前:紅牙:2005/09/28(水) 23:22
こんばんは。こちらでは初めましてですね。紅牙(紅いキバ)と申します。

私もあの展開に納得がいっていないクチです。
かつて関さんと呂布が一騎打ちをした場面は、何度見てもカッコよくてシビれるのですが、
この孫皎との戦いはどうも...
乱戦の中でのタイマンならまだしも、唐突に始まる一騎打ちに不自然さを感じてしまいます。
揚げ句に孫皎のあの最期では...彼には普通に荊州平定に尽力して欲しかったですね。

その上、もしかしてこの調子で、近々お亡くなりになる方々を撃破していってしまうのでは!?
という不安もあって、かつてないほどストーリーに乗り切れない自分がいるんですよね。
う〜む。

930 名前:左平(仮名):2005/10/01(土) 22:40
孫皎を倒した後も、関さん達は突っ走ります。本来、後ろにも配慮すべき立場の趙累も
もう止まりません。
いや、それにしてもえらい快進撃です。蒋欽まであっさり倒されて…ん?孫権が撤退?
劉備が長安に?上庸から孟達率いる二万?

そ、それって…。曹操が復活したみたいですが…どういう展開に?

931 名前:左平(仮名):2005/10/08(土) 22:44
前回の展開、結論を言うと曹操の夢オチでした。こうなると、どこまでが現実だったのか…。
(孫皎討死は確定。蒋欽は今回時点では生きてますが…この展開だとどうなるんでしょうか)

今回も、どこか曹操の夢というかイメージが大半を占めるという感じでした。身の丈ほどもある
巨大な筆を振るって関羽を現す曹操と、孫呉の包囲網を突破する関羽の快進撃とが重なり合い、
凄まじく力感溢れる進み方です。
「元来理性の男が 侠そのものとなり やがて 侠を越えていく」
「それはもはや関羽としか呼べぬものだ」
 ・
 ・
今回は、一言で言うと関羽賛歌です。曹操の中では、関羽は自身や劉備を越え、時空
をも越えた存在と化している様です。
曹操によって、関羽は死して神となることのお墨付きを得た…というところでしょうか。

ラストは、孫呉の包囲網を突破する直前で…という場面。あれだけ暴れまわってなお軍と
しての形を整えているとなると、李陵のイメージとも重なるところがありますね。
(兵五千で十倍以上の包囲網を突破寸前で…ってなところ)
李陵は隴西の人ですが、後の唐王朝は隴西の李氏と自称した事で悲運の名将というイメージ
を増幅させたところがありますので、その点も似ている様な。

932 名前:左平(仮名):2005/10/17(月) 22:58
岩と虎で前後を分断。その上で数万の大軍が襲い掛かる…!!

とはいえ、それでも関羽の武は揺らぎません。というか、かえってパワーアップしとります。
虎はともかく、敵兵はことごとく首と胴が離れ、ポンポンと飛んでおります。
先に出てきた人外キャラも、どうも冷や汗をかいてる様で…。

ついに関平、趙累が敵刃にかかります。普通に致命傷の様です…
しかし、たった一人相手に蒋欽(弓矢?)、潘璋(普通に得物?)、
陸遜、さらに丁奉(徒歩に刀)。
これ、相手の疲労も考えると、勝って当たり前なんですよね。やはり、
孫呉は脇役+敵役なんですかね。

933 名前:左平(仮名):2005/10/23(日) 21:44
関平、前回の一撃は紙一重でかわしてましたが…さすがに今回は
もう無理みたいです。
ただ、趙累もそうですけど、まだ息はあるが戦闘不能に陥った、
という感じもあり。

それにしても、本作の陸遜は好きになれんキャラですわ。妙に
完成してて、感情移入する余地が全くありません。蒋欽や潘璋
がそれなりに熱いキャラになってるのを考えるとなおさら。
(それはそうと、丁奉、馬上の相手に徒歩というのはやっぱり
無茶でした。本人は無事でしたけどね)

934 名前:★玉川雄一:2005/11/08(火) 23:04
さてさて、ツッコミどころ満載の関さんファンタジーもようやく幕が下り…と思ったら、
連載自体が幕引きになってしまいました。
万感の思いを胸に、明後日を待つとしましょうか。

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