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■ 7th Story CD 「Marchen」総合考察スレ

979 名前:名無しさん@何にするか募集中:2010/12/25(土) 00:52:41 ID:LEv2dAsH
グリム童話と言うのは基本的に下降から上昇して
ある支点を境に物語の流れが逆転する
V字を描いた物語になるらしいので、そこから考察してみました

この7thCDの物語の順は教会の形であるんですけど
同時に逆V字に見ることもできると思うんですよ

つまり、宵闇の唄という“死からの復活”という入り口から
暁光の唄という“復活からの死”という出口への上昇からの下降を描いています

復讐劇の方もV字で見てみると、火刑から古井戸にかけて復讐者は
生から死へと下降してメルという支点から上昇していくわけですが
中心に行くにつれてよりきれいなV字になるんですよ

火刑では殆ど下降のみですが、黒き女将では亡霊?としてでていて
硝子の棺では完全に生き返っていますし
古井戸においては、褒美をもらって上昇しているので完全なV字と言えます。

薔薇から磔刑は左右対称なので割愛します。

結論としては、不完全なV字から完全なV字になり不完全なV字へとなるように
この物語の順序も上昇から下降しているわけです。

つまり、物語を一つ一つ見ていけば女優たちのV字を描いた復讐劇ですが
CDの流れ全体を見ると、メルの逆V字を描いた復讐劇なわけですね。

メルの復讐劇が逆V字である理由としては、“死からの復活”
つまり、女優たちと違い死から物語が始まっているためだと思われます。

ここで、一つ一つを女優たちのV字ではなくて、メルの逆V字で見ると
まず、女優の死から始まり、復讐の手助け、復讐終了となります。
メルとエリーゼにとっての復讐とは復讐の手伝いをする事なので
女優にとっては、不完全なV字でもメルたちから見れば完全な逆V字になっているのです。

よって、女優とメルにとって完璧な復讐である古井戸が支点となって
物語がまた下降していくのだと思います。

ただ、一つ問題なのがエリザベス、メルともにV字を描いていない
磔刑となるかもしれませんが、問題は有りません。
エリザベスは下降、つまり死のみなので、形としては\こうですね
メルはエリザベスに会うことによって、上昇/こうなるわけです。
つまり、合わせることによってV字が現れるわけです。

そして、暁光の唄で井戸から上がる(上昇)して、
衝動が消えるという終点に至る(下降)ということです。


今回の考察はあくまで物語の構成と順序に対するもので
内容に対するものではないので、結論としては
物語の順序がたまに問題になりますが、順序に対する
作為的な嘘も矛盾もないのではないかということです。

長文失礼しました。
この考えに矛盾点があったらご指摘お願いします

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