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■ 【Roman】総 合 考 察 ト ピ

642 名前:Arnearthian:2007/01/18(木) 16:21
>>628 つくしさん
そうですね、逆でした。後で気がつきました。こちらのケアレスミスです。スミマセン…

>>632 新旧さん
取り敢えず並べられそうな主題曲から並べて、
一旦その通りに文字を当てはめて、さらに主題外の曲の文字を挿入して、
意味のある文章にならないかなーなどと企んでおりましたが、
どっこいそううまくは行かなかったという例です(笑

>>634 識鬼さん
なるほど、時計の文字盤に当てはめるのは盲点。確かに『朝と夜』では時計の音が背景にあったし。
個人的な勘ですが、『伝言』と『true』を同一とするなら、『屋根裏』を合わせれば12曲。
時計の文字盤に符合するような気がします。
…あるいは、「朝」とか「夜」とか詩にあるので、文字盤の12時間というよりは、
一日の24時間だったりしないかとも考えましたが…だったら12曲じゃ足りないですね(笑
「朝」と「夜」に当てはめる以上、「午前午後の両面を表す」…というのは無理がありそうですし…

>>641 大黒さん
………
…はっ!? 一瞬女装した領主様を想像してしまいました(笑

…で、ここからが今回の本題。
以前、曲目を『風車』=死と復讐、『宝石』=欲望、『焔』=生命で分けましたが、
普通『風車』が死や復讐に繋がる辺りに不自然さを感じたので、
それぞれの言葉の隠喩?的な意味を、前後の言葉からもう一度考察してみました。
「・通常:」とある所には、Roman抜きでの一般的な意味やイメージを。
「・Roman:」とある所には、アルバムRoman内での使われ方。みなさんの考察内であった印象など。
「=」以下には、私が新たに推測した総合的な意味を書き込みます。

かなり長くなるので一旦切ります。

643 名前:Arnearthian :2007/01/18(木) 16:22
●『風車』
(追憶に揺れる『風車』、二つの風車は廻り続けるだろう、憎しみの風車
《血色の風車》綺麗な花を散らせて、《緋色の風車》綺麗な花を咲かせて、・・等)
 ・通常:風を動力として動く装置。
     麦を挽いたりする装置であることから、田園風景などを思い浮かべる。
 ・Roman:「廻る」と一緒に使われる事が多い。
       特に復讐、死のイメージで使われている事が多い印象。
  =きっかけ(風)を動機(動力)にして起こす(動く)行動?
   つまり過去から来る動機と、それに対する行動。復讐はその一例に過ぎない。

○『廻る』
 (廻り逢う、憎しみ廻る世界に、廻るよ廻る...死に神の回転盤)
 ・通常:軸を中心に回転する。あちこち歩く。
 ・Roman:「風車」と一緒にで使われる事が多い。この場合「(『風車』が)動く」の意味。
      他にも「地平(線)を廻る」など。この場合「めぐる」と読む場合も。
      「回る」という書き方はあまりしていない。
      時に、「生命(焔)」と一緒に使われる。(親→子への流れ?)
  =順を辿って事象が流れていく。
   また、「永遠に繰り返す」というような印象も時折感じる。


●『宝石』
 (良く似た色をした宝石、其の宝石を『幸福』と謳うならば、その宝石はとても壊れ易い)
 ・通常:高価な石。装飾品。
     「貴重なもの」の意味で使われる。さらに「富」「財産」などを連想。
 ・Roman:『殺戮の女王』。特に「赤」と一緒に使われるとほぼ確定か。
      他にも「大切なもの」の意味を感じさせる事もいくつか。
  =(良くも悪くも)大切なもの。それはとかく失われ易い。
   どんな犠牲を払ってでも手に入れたい、守りたいもの。

○『煌めく』
 (君と歩いた...暗闇に煌めく世界を、哀しみに煌めく《宝石》)
 ・通常:光り輝く。
 ・Roman:『宝石』と続く事が多い。
     それ以外だと、3,『腕』での「斜陽の影に刃は緋黒く煌めいて」
            5,『星屑』での「暗闇に煌めく世界を」
            10,『賢者』での「煌めく永遠の星屑」
  =宝石(大切なもの)へと誘う、あるいは欲望を駆り立てる、というような表現。
   特に、既に(未だ)届かない物事が、美しく、掛け替えのないと感じる様子。

●『焔』
 (彷徨える焔、美しい焔、躍るよ...躍る...焔のように、この世に灯った小さな《焔》
  歓びに揺らぐ焔、長いようで短い焔、詩は時として焔となり………等)
 ・通常:燃える炎。熱及び光を発する。
     「火」を連想するなら、破壊的な象徴。燃やし、失わせる。
     他にも、「情熱」「活気」「温かいもの」など。生命が活動する様。
 ・Roman:「ひかり」「ほのお」と読む。
      「命」の意味で使われる事が多い。
      時には単純な「命」ではなく、人生までも含めたものとしても用いられている。
      8,『美しき』では、「病の焔に灼かれながら」と、失う意味で用いられている。
  =他人が感じる別の命の存在。更にはその人の生き様までも含む。

○『揺らめく』『揺らぐ』
 (歓びに揺らぐ焔、焔の揺らめきの外に)
 ・通常:ゆれ動く。
     “心”の場合、「動揺」など、「迷い」の意味もある。
 ・Ropman:出てくるのは二回だけ。
      おそらく「心が脈打つ」ようなニュアンスで使われている?

644 名前:Arnearthian:2007/01/18(木) 16:25
そして、編纂している過程で個人的に気になった単語をもう少し。
○『詩』
 (僕の詩を灯そう、いくつかの愛の詩を灯そう、どんな詩を灯したのだろうか……)
 ・通常:歌の言葉。
 ・Roman:「灯す」という言葉と一緒に使われる。灯すものらしい。
  =「灯す」とあることから、「焔」と類義。ただし、「人生」の方がメイン。
   能動的に使われる時は『焔』ではなく『詩』。

○『花』
 (愛した花が枯れても、小さな花を咲かせよう、綺麗は花を咲かせて、花を散らせて
  良く似た色をした美花)
 ・通常:儚く、美しいもの。素朴で綺麗なもの。愛。
 ・Roman:曲中では失われる場合が多い。
      また、血が飛び散る様を例えていることも。
  =生活。愛。(決して特別なものではなく、ありふれていて、多くを望まない、素朴な)
   特に大切な人に対して使われている事が多い、……かな?
     
○『幻想』
(幻想物語『第五の地平線』、時を騙る幻想の物語、
 零れた砂が巻き戻る幻想を...) 
 ・通常:現実にないことをあるように感じる想念。想像。
     現実に無いからこそ、美しいもの。
 ・Roman:「ゆめ」と読んだり「やみ」と読んだり。
      現実では無いが、ある事柄を暗示している印象。
      「幻想(やみ)の物語」は、「焔(ひかり)」と対として用いられる。
  =現実の人生(「焔」)に対しての、夢物語。夢想。
   ただし、現実には密接に関わっている。

645 名前:Arnearthian:2007/01/18(木) 16:38
〈追記考察〉
・『宝石』の意味には、上記の意味だと解釈をしにくい例外が一つ。
 一曲目『朝と夜』の二行目。ここの使われ方だけが変な違和感を感じます。

・同様に、『美花』という表現を、『朝と夜』の中に見つけました。
 これも上記の意味だと、解釈しにくく感じます。

・11文字の伝言にある『二つの風車』は、上記の意味から考えると、
 「この世界に生まれたいHiverがRomanを探す」ことと、
 「Hiverを産みたい母親が、何かの行動を起こす」……の二つのかなぁと、思います。
 …で、母親の方の行動が、最終的に「屋根裏」に行っちゃったのではないでしょうか。

…以上、長々々々と四連投。失礼いたしました(汗
解釈の参考にして頂ければとても嬉しいです。

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