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■ 【Roman】06.緋色の風車 【考察】

1 名前:★ぐっこ@管理人:2006/11/22(水) 22:38


5th story CD 『Roman』の6曲目、『緋色の風車』についての考察トピックです。
第一次領土拡大遠征より半年、『少年は剣を…』を経て、謎が明かされるどころか、ますます深まってゆくこの曲を、もう一度検討してみましょう…!!
 
 
 
{{color red,特に歌詞や他所の文言引用については}}ガイドライン{{color red,を厳守のこと!!!}}

55 名前:大黒:2006/12/02(土) 22:10
>>51むりゃんさん
はじめまして。私は剣をとった説を支持してます
まず前提として少年=ローランサンがあるという事を理解ください
この考えで行くと緋色の風車が赤ローランである場合ローランサンは異国の酒場で数年後(ここは少年が「男」に変わってるところから時間が経過したと考えます)少女の仇を討ったと思えるからです
『花』というのは幸せな未来の象徴ではないでしょうか
今度生まれ変わった時は二人で幸せな時を過ごし、そして最愛の人に看取られて散ってゆきたい。そんな少年の切ない願望が秘められた歌詞だと思います

>>52中垣内さん
はじめまして
アーベルジュの走馬灯ですか。これは新鮮な説ですね
しかし聖戦と死神や約束の丘でアーベルジュの恋人は生きている事が暗示されてます
これは少女が殺害されるという説とは多少矛盾するのではないでしょうか
また事実4’もHiver説が多く耳コピだけである事からここで事実とするにはやや根拠が弱いと思います

>>54Yuoさん
私見楽しみにしてます
うーん、私にはどっちも布地を掴むような音に聞こえますね
まあ耳で入ってくる情報なので人それぞれ違ってくるかもしれませんが
「少女が殺戮の女王を持っていた説」これについては肯定も否定もしません
ただどういう経緯で少女のもとにたどり着いたのかという説明が欲しいなぁとは思いますが
仮に持ってなかったとして赤ローランは単純に少女を襲うもっと平たく言ってしまえば強姦する目的だったのかもしれませんね
私は戦場での行動原理は詳しくないですが襲撃した村で女をレイプするなんて恐らく珍しくなかったでしょうし

56 名前:こな:2006/12/02(土) 22:31
みなさん布をつかむような音、なんですねー。
私はむしろ矢が刺さったような音に聞こえたんですが。

二人手をつないで逃走中、後ろから放たれた矢に少女が射抜かれ宙を舞った。
少年は倒れた少女を置いて逃げ出した…

みたいなシーンが浮かんだんで。
聖戦の方にもローザが馬に乗った騎士から撃たれる場面があったことですし。

57 名前::2006/12/02(土) 22:39
一応自分は「少女は殺された」(もしくは致命傷に見えるほどの怪我を負った)と思っていますが「少女が殺されない」かつ「殺戮の女王を持っていなかった」場合の理由を考えてみました。
この場合、「少女」そのものに価値が出て来ると思います。
そこから考えてみました。

「少女」は何かやんごとなき家柄のお嬢様だったのではないでしょうか。
それが何らかの(恐らく戦争に関する)理由で地方の村にあずけられていた。
それをかぎつけた敵軍(もしくは何らかの一勢力)が人質などの交渉材料として少女を狙ったと考えました。

もう一つ、「少女」の片親がやはりやんごとなき家柄の出身で、身分の低い相手と駆け落ちして現在の村へ流れ着いた。
親(少女にとっての祖父)は怒り狂ってその存在を探し、我が子をたぶらかした下々の下郎(一緒くた)を皆殺しにして少女だけ連れ帰った、というのも考えましたがそこまでするかなぁ、とも思いました。
この辺りの考えは「天秤」や「葡萄酒」などの影響が出てますね・・・

「少年」についてはどちらの場合も目標である「少女」を確保した後なので「小僧一匹逃がしたところでどうと言うことはない」ということで見逃してもらえたのでしょう。


と、こんな考察を出しては見ましたがやはり自分は「少女」は斬られたという考えです。
あまり良い音源ではないせいか、耳のせいか「布をつかむ音」が良く聞き取れないもので・・・(実は「少女の叫び声」も聞き取れてません・・・)

58 名前::2006/12/02(土) 23:00
ローランの血脈(?)は呪われているのか、
男ローランの妻は高確率で子を産むと同時に死んでいると思われる節がありますね。

「焔」、「天使の彫像」、「黄昏の賢者&11文字の伝言」の子の母親
「星屑の革紐」<二人(父娘)と一匹、母親の描写が無い。この父が「腕」の金髪ローランであると仮定すると上の条件の可能性もある。
…と、これは「緋色の風車」とはまたそれた話ですが〜


「風車」>「腕」のその後、曲には無い妄想話になってしまって申し訳ないのですが
「風車」で(生きていると仮定)連れ去られた少女が、「腕」の赤髪ローランの息子の母親になってしまっていて上の条件にあてはまり産後死亡。

復讐が復讐を呼ぶ負の連鎖で、ローランサンは赤髪ローランによって奪われた大切な少女の息子に復讐されるとか哀しみの浪漫。

59 名前:大黒:2006/12/02(土) 23:29
>>58庵さん
「焔」の母親は生きてるのではないでしょうか
「焔」で送られたのは『小さな棺の揺り篭で目覚めぬ君』で『誰かが綴った此の詩を生まれぬ君』に送ってます
以上の点から「焔」で死んだのは母親ではなく子供のほうと考えられますがいかがでしょう?

60 名前:中垣内:2006/12/02(土) 23:58
>>53ミナミさん
わー、ありがとうございます!
同じような事を考えていた人が居てくれて嬉しいです!
 
>>55大黒さん
翌日見返してみたら断定系を使いまくりで自分で書いておきながら自分で驚きました・・
あ、恋人生きてたんですね!実はメジャー以降にSHを知った身でして
エリ前以前はあまり詳しくなかったりします・・・申し訳ない
ご意見、ありがとうございました!よーしまた妄想だー

61 名前:むりゃん:2006/12/03(日) 00:05
はじめまして大黒さん。私が、剣を取らなかった説をとったのは、『これは、今は繋がらないロマン』ではないかと言う前提があってのことなのです。
私の中では、「少年≠ローランサン」なのです。名前が同じだからと言って、理由があるからと言って同じ人物とは、どうも私には考えづらいのです。腕が不自由だからと言って、このアルバムには、話が繋がっているように感じさせる単語や、言葉が出てきます。ので、逆転の発想。「全部を繋げない」をやると、そういう答えになりました。
あまり、根拠の無い話ですみません。ただ、どうも、人の人生に他人の人生を持ってきているような気がしてならないのです。

62 名前::2006/12/03(日) 00:06
>>59大黒さん
なるほど…読み返してみましたら「焔」は、子供が死産でその棺の前で母親が<詩>を綴っていますね
焔の方の考察がおろそかでしたー

63 名前:Yuo:2006/12/03(日) 00:19
さすが土曜の夜・・・更新が早い。

シングルとRomanの違いはイヤホンで聞くと結構、明確にわかりますよ。
MDやMP3プレイヤーで聞くよりもPCで直接聴いたほうが聴き取り易いようです。
56こなさん が言うようにシングルでは矢らしき音、Romanでは布音+少女の叫び っぽいようです。(メッセで友人達に意見を募った結果ですが・・)

「朝と夜の物語」でラストのほうの叫び声のSEはどの曲のかな、と思ってたら「緋色」だったんですね;;
当方、耳があまりよろしくないです。

64 名前:yomogi:2006/12/03(日) 11:27
激しく流れをぶった切ってしまうんですが、
笑ってこんな妄想もあるのねーっと思ってくだされば幸いです(><;

私は歌詞を見ずにこの曲を聴いた時、
雷神の系譜を思い出しました。
無論、アルバム曲の前後とかをまったく考えてません(爆)


>運命に翻弄される弱者の立場にいた少年は
雷神の少年は生まれつき雷神の力が弱くていじめられてましたよね。

>やがて力を欲するだろう...
彼女は一族で一番力の強い男へ嫁ぐ事は掟だった。

黒の教団が攻めてきた時にも欲しかったのだろうと。

>何が起こったのか よく解らなかった
突然、雷神の力を解き放った少年はそりゃわからないわなぁと(笑)

>泣き叫ぶ狂乱の和音 灼けた屍肉の風味...
敵も味方も関係なく雷が落ちたんだろうと。
雷くらえば焼けるだろうなと。

>此処に居ては危ない
黒の教団は諦めないで報復するだろうし、
味方も関係なくやってしまったらそこには居れませんよね?

>君の手を掴んで逃げた
長の娘さんと逃げたかなぁと(〃▽〃)

>不意に宙に浮かんだ
盗賊かなんかに襲われて、長の娘さんが拉致られて
少年は逃げ出した?

>もし生まれ変わったら
ずっと後悔を抱えたままでいた。


雷神の系譜をみると、
邪心を倒した後って、忘れたって誤魔化してるんですよね。
もし緋色の風車が雷神の系譜の後の話ならば、
そりゃ孫には話せないというか、語りたくない話ではないかなと。

以上、戯言でした(*ノノ)

もう一つ戯言を加えると、
森で抱き合った時妊娠してたら雷神の系譜は途絶えてないなと(爆)

65 名前:yanagi:2006/12/04(月) 09:30
私的考察だと、これはバラッドとルーナの物語ではないかなと思ってもみたり。
友人と考察していて気がつかされたのですが、
詩人バラッドの悲劇では「今は亡き彼女と過ごした日々」とあり、
彼がルーナの恋人であるなら少々妙な文章です。
もしここでバラッドとルーナが離れ離れになった物語であるなら……。
少年が取った「剣」とは、戦乱の弾圧に負けない精神なのかもしれません。

……ロマンです(´¬`) ロマン満々です。自己完結失礼しました。

66 名前:あや:2006/12/04(月) 18:31
こんばんわです。
勝手に私的妄想を綴らせて頂きます。

私は緋色の少年は剣をとったと思います。
だけど中垣内さんの意見にも半分賛成です(何
緋色の少年=腕のローランサンであってもなくてもどっちでもいい考えです(ぇ〜
《宝物》(少女と仮定)を奪われた少年はやはり剣を取り復讐に及んだと思います。
そして「もし生まれ変わったら〜」あたりのくだり、こんな事思う少年が復讐に及ぶだろうか?
と言う疑問に関してなんですが。
狂0105しい《季節》を経て…少年の《時》は流転する…
じまんぐさんの追加された語りが気になったんですが。
少年は憎悪と後悔の念に苛まれ、復讐に及んだ。
そして時は流転し、少年は復讐される立場になったと。  

〜灼けつく《刻》を送って  
〜凍える《瞬間》を迎えて…
で灼けつくような復讐の輪廻の刻を刻み、
やがて少年は凍える=死の瞬間を迎える

その今際の時の想いが「もし生まれ変わったら〜」なのではないでしょうか?
灼けつくような想いに身を焦がして生きていても
やっぱり死ぬ間際には愛しい者への懺悔と言うか自責の念というかの方が強かったんじゃないかなぁと。
まぁここでこの少年の仇を討とうとするものがいないと風車が止まっちゃうんですが・・・
時代背景が似た感じ(?)なので少年=腕のローランサンでも
いい気がするんですが。

今回のアルバムの一つのテーマになっている(?)二つの風車を
復讐と憎悪の応酬・生と死の輪廻と仮定すると
腕のローランサンと関係なくとも、やっぱり少年は復讐に及び
復讐されたんだと思います。。。

67 名前:むりゃん:2006/12/04(月) 20:03
流れを切ってしまって申し訳ありません。
ここで、ちょっと一つ疑問なのですが、少女は少年をどう思っているのでしょうか。
もし、自分を見捨てた愛しい男を恨んでいるならば、彼の復讐が自己満足に見えます。もし、自分を殺した奴を憎んでいるならば、来世で共に生きる幸せも受け取ってくれると思います。が、どうでしょう?
殺されるかもしれない。いや、自分は女だから陵辱の後に殺されるかもしれない。そんな状況を助けて欲しかったのに、見捨てた男を少女はどう思うか。
復讐をとげても、とげなくても、ここを考えると話の見方が変わると思います。
『腕』のローランサンが、少年と私の中で結びつかないのは、少女は少年を恨んでいるのでは、と考えてしまうからです。そういう考えの元で、『腕』のローランサンの去り際の笑い声と、『風車』の「共に散ろう」等の台詞を関連付けると、自己満足に見えてしまうのです。
少女は、彼をどう思っているのでしょうか?

68 名前:大黒:2006/12/05(火) 00:41
>>65yanagiさん
確かにありますね。じゃあルーナってどういう存在なんだろう
私はてっきりルーナがバラッドの恋人だと思ってましたが…あれ?
まあこの話はスレ違いになるのでこの辺で

>>66あやさん
狂0105しい《季節》を経て…少年の《時》は流転する…
私はこの狂0105しいというところに少年が復讐の念をつのらせ赤ローランへの憎悪を蓄えていた時間を感じます
そして赤ローランへの復讐を果たした後少年はどうなったのか
これは歌詞で書かれてない以上推測より想像になってしまいますが
おそらく少女の墓に敵討ちの報告をした後自ら命を絶ったのではないでしょうか
『嗚呼…もし生まれ変わったら 小さな花を咲かせよう…』
『ごめんね…次は逃げずに 君の傍で共に散ろう……』
生まれ変わった来世でこそ幸せの小さな花を咲かせ、お互いいとしい人に看取られて散っていけるように
などと愚考してみましたがどうでしょう

>>67むりゃんさん
うーん、どうなんでしょうねぇ
私は両思いとはいかないまでも憎からずお互いを思いあってたと解釈してますが
その方が腕や最後の共に散ろうとの繋がりが(私の中で)いいので

69 名前: :2006/12/05(火) 04:28
何故06.緋色の風車だけアレンジなんでしょうか…

70 名前:むりゃん:2006/12/05(火) 23:05
>>68大黒さん
思いあっていただけに、少年の裏切りを憎む事にもなり、少年に自分を裏切らせた奴を恨む事にもなり……。見捨てられる前は、お互いに大切な想いがあった、とわたしも思います。見捨てて逃げ出した少年を見た後、彼女は少年をどう思ったのでしょうか……。私にとってはそこが問題です。可愛さあまって憎さ百倍か……、それとも……。
本当に、彼女の思いは少年の解釈を色々にしそうです。

>>69
『風車』だけアレンジなのか。私は『少年は剣を…』の関連の削除したいのでは?というを唱えてみたいと思います。あれは、二つの別世界の物語の中に挟まれています。そのまま全部を関連して持って来ると、純粋なサンホラの世界と齟齬が生じるのでは……。だから、別物として聞いてもらえるようにアレンジを……。
と考えたのですが……。

71 名前:大黒:2006/12/06(水) 00:27
>>70むりゃんさん
難しいですね。まあそう簡単に答えを出させてくれないからサンホラの考察はこんなに楽しく盛り上がれるんですが
『怯え縋るような瞳が←逃げ出した僕の背中に灼きついた』
という一文から推測すると少女は少年の助けを待っていたというか助けてくれるものと思っていたようにも考えられます
この場合少女は逃げ出した少年の事をよくは思わないでしょうね
でもそれだと自分の説が崩壊するのでもう1方の視点から
『怯え縋るような瞳が←逃げ出した僕の背中に灼きついた』
のところにかぶせるように「逃げて・・・???」という台詞が入ります
そこを聞き取ると少女は少年だけは助けたかったように思えます
となると少年が逃げ出せたのを見て少女は一安心(というのも変な言い方ですが)したでしょう
この場合は少女も少年を恨んだり憎んだりする事なく死んでいったと思います
この2つのうちどちらをとるかは…もう聞いてる人に任せるしかないのかも^^;

>>69
エリ組でも前のアルバムに収録されてた『Ark』と『Yield』がアレンジを変えて入ってます
私はCD全体での統一性を図ると同時に前の作品を買ってくれた人も楽しめるようにしようという領主様の遊び心を感じますがどうでしょう

72 名前:むりゃん:2006/12/06(水) 23:57
>>71大黒さん
確かに。「簡単に出ない答え」これがあれから止められません(笑)

私には、「まって、ま……」と聴こえる箇所ですね……。イヤホンを買い換えて、じっくり聴く必要がありますね(『黄昏』の賢者を探す男の足音の前の「ウィーン」は空耳なのかもずっと気になって……(スレ違いすみません))。
けれど、「逃げて」と言われて逃げた後、背中にやきつくほどの視線が来るのですから……。うーん……。
少年に助かって欲しいと思いながらも、本心では助けて欲しかった気もします。複雑な心境かもしれませんね。

73 名前:大黒:2006/12/07(木) 00:25
>>72むりゃんさん
「逃げて」といった後の視線は少年が振り返らずに逃げていけてるかどうかを見届ける視線という事でどうでしょう?
ここで足を止めてしまっては少年まで殺されるので自然と強い視線になったという事で
怯え縋るような瞳というのは捕まえられた後で状況がはっきりと掴めずに混乱した少女の気持ちが出てるのだと思います

74 名前:Inari:2006/12/07(木) 20:36
はじめまして。(この掲示板に書き込むのははじめてです)
>>67むりゃんさん
すごく興味深い意見だと思いました。
そーいえば、大部分が少年の一人称で書かれているけれど、
少女の側の気持ちについては何も言及されていないんですよね。

わたしは、少女は少年を恨んで死んでいったと思います
彼女は怯えきっていて、縋る様な眼で少年を見た。
それなのに彼は自分を置いて逃げてしまった。
何が起こったのかわからないような混乱の中で、
自分の手を掴んでくれ、精神的支柱となってくれた唯一の人が、
いざとなったらその手を自分から放したのだから。

少年にしたら、命は惜しいでしょうから、
卑怯だと分かっていても、そういう風に体が動いてしまったのかもしれません。

だけど少女からすれば、それが自分への裏切りであることには変わらない。
どんなにふたりが好き合っていても、
そのことに関しては赦さなかったと思いますよ。



ところで、もし少年=ローランサンだったとしたら、
そのことも判っていて、復讐に及んだのではないでしょうか。
(因みに自分は、『腕』のローランサン=『風車』の少年≠『少年は剣を…』の少年 と考えています)

彼女が自分を恨んで死んだことに、変わりないことは判っていた。
赦されることなどもう望めない。それでもそうせずにはいられなくなった。
大切なものを(少女の命も、さらには自分を好いてくれていた彼女の気持ちまでも)
失って、残されたのは後悔と自責と、彼女を殺した男への空虚な憎悪。復讐だけだったから。

復讐を遂げ、走り去るローランサンの高笑いはなんだかみじめな笑いに聞こえます
あれは実はとても乾いた笑いで、その後は虚脱状態のまま生涯、
赤毛のローランみたいに飲んだくれてひどい暮らしをしたのかなぁ…とか思ったりもします。

そして死ぬ間際(鳶色の子供に殺される間際?)にも、
まだ彼女を見捨てて逃げたことを悔やんだまま逝く…といいなと思います。
でも心のどこかでは、来世で結ばれることを望みながら。
(“もし生まれ変わったら…”。これだとあんまり図々しいかな;)

えー、ローランサン好きが高じてこうなってしまった妄想半分なんですが(…
そういう解釈をする人もいるんだー、と思っていただければ幸いです。
貴重な書き込みが読めて嬉しかったです。ありがとうございました。

75 名前:大黒:2006/12/07(木) 22:50
>>74Inariさん
はじめまして
うーん、私は少女は少年を恨まずに死んでいった派なのですがどうなのかなぁ
皆さんの考えを見てると恨んで死んでいった派が多いので不安になります
『怯え縋るような瞳』をしていても彼女は少年まで巻き添えにする事は望まなかったのではないでしょうか
はた目には醜い裏切り行為かもしれませんが彼女の中ではしっかりと整理というか覚悟は出来いたと思います
もし少年を恨むような事があればその後でしょう
逃げ出した少年が自分を助けるために救援を連れて戻ってくると思ってたのに二度と姿を現す事はなかった
それが少女には許せなかったのではないかと思います
その後、少年=ローランサンは成長しても自責の念と少女を自分から奪った者達への恨みだけは忘れなかったと思います
そして復讐を果たして彼女の墓前にその事を報告してその後は誰も行方を知らない…
こんなストーリーを考えてみましたがどうでしょう

76 名前:むりゃん:2006/12/07(木) 23:42
>>大黒さん
ああ、自分を心配する気持ちがこもった視線を、自らの罪悪感がゆがめて伝えてしまった、と……。恐怖の只中においてきてしまったのだから、そういうこともありえるでしょうね。
でも、彼女のなかで、自分の運命に対する整理が出来ていたかは、なんとも言いがたい感じです。
うーん。「待って」か、「逃げて」かはっきり聴こえたら……。


>>74Inariさん
私も妄想半分です……。復讐しての高笑いが虚しく聴こえたから、私は、「剣を取らない」を選んだともいえます。剣をとり、復讐を果たしても、少女が少年を恨んでいるのなら、彼の「生まれ変わったら」が酷く自己満足に聴こえて嫌だった、と言う事が妄想の元です。
それなら、「次は勇気を持って、勝てなくても、君の側から離れない」の方が自分的にはカッコよかったのですね……。剣を取ったのなら、『次は逃げずに、共に散ろう』なあたりに違和感を覚えてしまうのです。力を欲し、剣を得たならば、それで戦って守るからでいいのではないのか……、と。ので、武力を欲さなかったというイメージをここに持ちました。
でも、少女の憎しみを分っていて、それでも、って事も確かにありえますね……。

77 名前:あむ:2006/12/08(金) 23:21
この曲と関連がどれほどあるか知らないが3rdのlostにも「緋色の花」って曲があって
そこでは「花」になったらしい少女が「森」に来る兵士を殺していくという話が展開されている
紅玉の笑い=赤い宝石の笑いのような表現もあるから関連性があるようにも取れる

78 名前:Inari:2006/12/09(土) 00:14
>>大黒さん
レスありがとうございます。
少女の気持ちについては、記述がないので想像で書くしかなかった…んですが
(ちなみに私は、彼女の最後の台詞は考察の参考に入れておりません。
人により違って聞こえるようですし、どうやってもはっきりとは聞き取れない仕様みたいなので。)

その説でいくと、少女は少年を恨んでおらず、まず逃げ切ってくれることを願っていたけれど、
少年のほうは多少なり恨まれたと思っている(自責の念を抱いている)ことになるのでしょうか。
(「僕の背中にやき付いた」は彼の、少女に対するうしろめたい感情の表現ということ?)
それはそれで通じそうですね。自分の意見とは別に、概ね同意できます。


>>むりゃんさん
レスありがとうございます。
あっ…自己満足なのは復讐そのものではなくて、「生まれ変わったら」のほうでしたか。
それへの反論は今の所見つからないなぁ。(自分でも「図々しいかなぁ」と書いてしまった通りで。)
復讐に及んだことに関しては>>74で書いた通り、独り善がりと判っていてそうした、と思うんですが。

それに、「盾か、それとも剣か」。この問いに対する答えとして、
「共に散ろう=剣も盾も棄て、せめて君と共に逝こう」 があるのだとしたら、
確かに少年はローランサンではありえなくなりますね…。(あの人はずばり「剣」を引っ提げて出てくるわけなので)
・・・正直、それでも合点がいってしまうような気もしてきました。
「連結なし」という考え方はある意味一番スマートなやりかたに思えます

ただ、自分の中でどうしても引っかかるのは、
そうすると『見えざる腕』の中でのローランサンの位置づけが微妙な感じになることです。
「金髪のローラン」と同じく「赤髪のローラン」を恨んでいた「誰か」ぐらいの扱いで、
「金髪のローラン」を復讐劇の舞台から引き摺り下ろす役割を負っていたに過ぎないのでしょうか。
にも関わらずわざわざ名前がついていたりするのが奇妙で引っかかるんですよ。
やっぱり彼にもそれなりの背景が用意されていたほうが自然な気がするので、
個人的には『腕』のローランサンの正体は風車の少年、と思いたいです。

79 名前:AK:2006/12/09(土) 00:33
「待って」なのか「逃げて」なのか凄い気になるw

少年は一人逃げる時少なからず罪悪感があったから少女の最期を
『怯え縋るような瞳』で「待って…!」と言ってるように聞こえ
少女は少年に生きて欲しかったから最期に
ある種の決意を込めた瞳で「逃げて…!」と言った。

私個人は少女は恨みまでは行かなくてもとても悲しい思いを訴えたんだろうと思うのですが…。

80 名前:大黒:2006/12/09(土) 01:12
>>76むりゃんさん
少年は一種の恐慌状態に陥ってたと考えられますからね
罪悪感と自責の念にさいなまれ加害妄想的なきもちでいてもおかしくないと思います
その結果が少女の視線をゆがめてしまった事に集約されるのではないでしょうか

>>78Inariさん
私も少女の気持ちについては想像を働かせて書いてます
というか一切の記述がないのだから全ては想像の域を出ないんでよね。これいっちゃおしまいですが(笑)
私の少女から少年に対する思いはInariさんので概ね合ってます
少なくとも《宝物》といわれるくらいですからお互いにそれなりの仲だったんでしょうし
「盾か、それとも剣か」の問いかけでは私緋色の少年=見えざる腕のローランサンという立場をとってるので剣を取ったと思います
マキシの時になかった『狂0105しい《季節》を経て…少年の《時》は流転する…』という歌詞。これが鍵を握ってると思います
『狂0105しい』という事は少年は普通の精神状態ではいられなかったと推測されます。恐らく自責の念とともに少女を奪ったものへの憎しみを募らせていったのではないでしょうか
そして見えざる腕で異国の酒場でついに仇である赤ローランを見つけ復讐を果たしたと
『灼けつく《刻》』というのは少年が成長していく中で彼の心を支配する負の感情を現してるのではないでしょうか
そして、『凍える《瞬間》』というのは全てが終わった時、つまり復讐の完了を意味してると思います
その後、見えざる腕に出てくる鳶色の瞳の少年によって殺されるのか自らで命を絶つのか天寿を全うするのかは解りませんが
『嗚呼…もし生まれ変わったら 小さな花を咲かせよう…』
『ごめんね…次は逃げずに 君の傍で共に散ろう』
というのは来世でこそ幸せな暮らしを手に入れようという少年の願望の現われだと思います

81 名前:むりゃん:2006/12/09(土) 20:51
>>78Inariさん
復讐を果たすことも、来世での事を語るのも、憎まれているとしたら、憎まれていると思い込んでいたとしたら、結構自己満足なところがあったように聞こえてしまいます……。
確かに、『風車』でのローランサンの役割は大きいですね。名前が出てきますものね。でも、私は彼に伏兵的印象しか持ち合わせておりませんでした……。隠れている分印象が大きい存在……。
私は、『崩れ落ちた〜〜』から後のそれぞれの名前が出るところで、一種のショックを受けました。理由を上手くかけないのですが、名前が似ているじゃないですか、ローランとローランサン。これでローランサンの名前が、イヴェールだったとして、私は「ああ……!!」とは思えなかったと思います。名前の類似は、「同じ立場の人間がまだ多くいる」、みたいな印象を深くするための技術みたいなものだと思っていました。わたしの中では、違和感は無く……。
このアルバムは全体的にあちこち、「ここで繋がらない!?」みたいな気にさせられてムズムズしますね。『迷わぬように……』歌われれば歌われるほど迷うロマン……。

>>79AKさん
すごく気になりますよね。これ一つで大きく話が変わりそうな……。どっちにとるかで、二通りの世界展開がなされる。ロマンは二つあって、どっちをとるかでゴールが変わるのですかね……。
私も恨んでいなくとも、きっとすごく悲しかったと思います。

>>80大黒さん
『狂0105しい〜〜』の解釈は、私も後悔や自責やらでまともな精神状態でないままでの人生を現していると思います。『流転』は、私は「生から死へと変わる」だと思っています。
生と死のサイクル。苦しみの生、解放の死。『灼けつく《刻》』は「後悔の人生」。『凍える《瞬間》』は死の瞬間、と私は解釈しています。
『嗚呼…もし生まれ変わったら~~』からの言葉が、来世での幸せを誓う言葉として、ずっと引っかかるのは『逃げずに』なのですが……。彼は復讐を行ったか否か……。

82 名前:大黒:2006/12/09(土) 22:28
>>79AKさん
聞く人それぞれで違いますからねぇ…私も気になるところです
でもAKさんの解釈ならどっちにでも対応できますね
もしかして両方に聞こえるようにしたのはそういう少女の気持ちを表現するためだったのかも

>>81むりゃんさん
流転が生と死のサイクルだったとして、もし少年が復讐を果たせないまま死んでいったのだとしたらそこは解放の死ではなく後悔の死になるのではないでしょうか
復讐を果たせていたとしても解放ではなく得る物が何もない虚無の死になってた可能性もありますが
もし死が解放であるなら緋色の少年=ローランサンは復讐をしていたと思います
『逃げずに』というのは今世で逃げてしまった事への謝罪と来世では逃げないという決意の現われだと思います

83 名前:判らない…:2006/12/09(土) 22:33
どうしても、少女の声が聞き取れないどころか、存在すらも
よくわからない。
……もうちょっと、はっきりしてたらなぁ…

84 名前:むりゃん:2006/12/09(土) 23:08
>>82大黒さん
後悔の死でいいと思います。解放は、「生」からです。「後悔」にはかかっていないのです(はっきりしておらずすみません)。
来世で逃げないと誓っていると、私もそう思います。ただ、私はこの言葉に、「やり直したい」みたいな気持ちを取ったのです。

85 名前:大黒:2006/12/10(日) 01:59
>>83判らない…さん
4:13〜4:30あたりで少女の台詞(?)がありますよ

>>84むりゃんさん
苦しみの生からの解放でしたか
それだと復讐が成功したとしても1つの苦しみからは解放されるかもしれませんね
「やり直し」は復讐が成功したとしても成り立つのではないでしょうか
むしろ復讐しないで「やり直し」たとしても何らかの未練が残ると思いますがどうでしょう

86 名前:むりゃん:2006/12/10(日) 13:44
復讐を果たしても、逃げた罪悪感からは逃れられないと思います。
彼の大きな過ちは「彼女を置いて逃げた事」だと私は思っております。わたしは、「逃げた」ことをやり直したいのだと思っています。復讐を果たしても、逃げた限り、逃げたと思い込んでいる限り、なにからも逃れられないと私は思います。これだと、復讐を果たしても、自己満足にもならないかもしれません。だから、「次は逃げない」と言っているのだと思います。
のですが……。

87 名前:大黒:2006/12/10(日) 23:44
>>86むりゃんさん
私も復讐を果たしたからといって罪悪感が消えるとは思ってません
そもそも自分が逃げ出したのが少女が殺された原因みたいなものですから
私も彼女を置き去りにした事は彼の過ちの1つだと思います。そしてその後救援を誰にも求めなかった事も
復讐を成し遂げたからといって時が過去に戻ってもう1度人生をやり直せるわけじゃないですからね
でも自己満足でも彼が精神の均衡を保つためには復讐心というのは必要だったのかもしれませんね

88 名前:TYU:2006/12/13(水) 21:46
こんばんは。
先程、ボーカルの声を消すソフト(Vectorにて入手)でボーカルの声を消した後、音楽をゆっくり聴けるソフト(vectorにて入手)で聴いてみたのですが、やはり私も「待って・・・まっ・・・」と聞こえます。
Vectorで入手したものは、(ソフトの名前なら出していいんでしょうか?だめだったらごめんなさい;)
「Hayaemon」と「DARU/PITCH-SHIFTER!」というものです。
もしよかったら、みなさんも 「DARU/PITCH-SHIFTER!」でボーカルの音声を消してから「Hayaemon」で再生速度を遅くして聴いてみて下さい。

89 名前:レゼン:2006/12/16(土) 18:57
はじめまして。

私には少女の声は「待って・・・助けて・・・」って聞こえました。
『怯え縋るような瞳』で少年に助けを求めたが少年は。。。

だけど少年の事は恨んではいないと思います。
悲しい、とは思ったはずですが。。。

90 名前:コダマ:2006/12/21(木) 03:15
この曲の被害者=ローランサンみたいな説が多いので言いにくいなー…。
自分の中では少年=アルヴァレスであり、惨劇の被害にあった村は彼の故郷Belgaであると考えます。

以下に理由を述べますが多分にクロセカの内容に抵触しますのでまだ聴いてない方はご注意下さい。

 クロセカにおいてアルヴァレスの少年時代が語られているのは"アーベルジュの戦い"と"約束の丘"の2曲です。実際の推移においては"約束の丘"⇒"アーベルジュの戦い"だと思います。
もしかしたら夕日の丘での誓いから間もなく戦いに向かったとも考えられます。
アルヴァレスの故国BelgaはPreuzehnに滅ぼされます。彼の初陣であるハズの故郷を守る戦い、敵Preuzehn軍5千対Belgaの兵士たちとの戦は無惨な敗北に終わったものと考えられるのが妥当でしょう。
Welkenraedtの森に張られた防衛線を破った敵軍はおそらくアルヴァレスの故郷を襲ったハズです。

 アルヴァレスの故郷は老若男女関係なく皆殺し……『緋色の風車』の比喩はその殺戮の行為のみならずそこに在った風車の炎上といった情景にもあるのかもしれません。
戦場で辛うじて生き残ったアルヴァレスはPreuzehn軍が突破した後のWelkenraedtの森を抜け、Charlotteを守ろうと故郷へ戻ったと思います。惨劇の中、運よく再会できた二人はまたWelkenraedtの森へと逃げます。
 戦場というのはやはり通常の判断力、状況把握などが効かないものだと思います。ましてや敗北の衝撃の中、故郷に起きている惨劇なんて認めることさえ難しいでしょう。その惨劇を見てアルヴァレスは「これが果たして人間のなした行為なのか」と疑ったのかもしれません。
Welkenraedtの森へと逃げたのは理由を付けるとするならPreuzehn軍の進攻方向とは違うから安全だと思ったのでしょう。単に一番安心の出来る森へと隠れるのが安全かと思ったのかもしれません。

森の中へと逃げ込んだ2人に起こった結末はお聴きの通りです。
 自分の中では赤髪のローランがCharlotteを奪って去る⇔アルヴァレス逃亡 …なんて救いの無い展開を考えています。
残酷ですが、故郷で起きた惨劇・恋人の喪失という『運命に翻弄された』少年アルヴァレスは世界を憎み呪い、身を寄せたFlandreにて『狂おしい《季節》』を経て『少年の時は流転』し、『より強大な力で全てを平らげる』<銀色の死神>と化す。
アルヴァレスが何故あれ程故郷を求め、Charlotteの影を何処かに見出そうとしていたのかも理解できる気がします。そして"聖戦と死神"のGefenbauerとの因縁に繋がるのだと思います。

歌詞の始めにある『其の宝石』は朱石の首飾りだと思います。アルヴァレスが恋人Charlotteに再会を懸けて送ったその宝石は呪われし宝石だと思います。
この宝石を持つCharlotteを赤ローランがさらうor殺害し宝石を所持する事によって赤ローランは金ローランと戦った戦場でも金ローランの片腕(右腕?)を刈り生き残ることが出来たのかもしれません。呪われし宝石は人々の死を招くものとするならば戦場はうってつけの場ではないでしょうか。
流石に時が経つと赤ローランは見る影も無く朽ちていったようですが。

…というコトでこの曲の個人的解釈は【アルヴァレス将軍の忘れられない過去】です。
 アルバム全体を通して筋が通らない可能性もありますが、この曲単体においてはとりあえずの筋は通ったので投稿しました。
長文失礼しました。

91 名前:ルオン:2006/12/22(金) 13:47
こちらでははじめまして。
曲を聴いていてふと思いついたとこがありましたので、書き込んでみようと思います。

それは《緋色の風車》=少年、《血色の風車》=襲った人物
というものです。
さらに、少年=『腕』のローランサン、襲った人物=『腕』の赤ローラン
としますと、最後の部分は灼けつく剣=黒き剣により、『腕』で赤ローランを殺した少年と、それによって凍える瞬間=死を迎えた赤ローランとも思えました。
他の部分はまったく考慮しない思いつきなのですけど;
皆様の参考になれば幸いです。

>>90 コダマさん
 私もはじめて聴いたとき「この少年はアルヴァレスか!?」と思ったので、なかなか素敵な考察だと、興味深く読ませていただきました。『腕』でアルヴァレスも出てきていることですし・・・馬のいななきなどもあるので、時代としても間違いではなさそうですし。
 上記の意見を述べておきながらなんですが、私個人としてはコダマさんの考察が気に入りましたw聖戦と死神が好きだからというのもありますけれど…
 朱石=「殺戮の女王」と考えれば、悲劇の関連も理解できる気がしますし、『約束の丘』で「誓った」くらいですから「一番大切なもの=シャルロッテ本人であり、または宝石を証とした絆」なのかも知れないですし……
 シャルロッテが連れ去られたとき、アルヴァレスが逃げた、というのは確かに救いの無い展開ですけど、そのほうが逆に現実としてはありえる展開のように感じました。そして、だからこそ、復讐に奔ったり、シャルロッテに固執するのでしょう。
 悲劇の現実味、Romanのほかの曲にいくらかクロセカっぽい雰囲気があること、『殺戮の女王』に当たるものの存在、アルヴァレスから赤ローランなどへの悲劇の連鎖を考えると、かなりありえそうな考察に思えました。
 ひとつ気になるのは、どうやってシャルロッテの手に朱石が渡ったのか、ということなんですが、もし彼女がRomanの中でよく出てくるローランの苗字を持っていたりするならなんだか納得できそうな気がします(ローランの家系と殺戮の女王は呪いで結びついていると、私は考えているので…)。

92 名前:大黒:2006/12/22(金) 22:09
>>90コダマさん
初めまして
緋色の少年=アルヴァレス説、興味深く読ませていただきました
私は『約束の丘』と『アーベルジュの戦い』は少年時代の歌ではないと思ってます
まず、『約束の丘』では
「何があろうと僕は必ず 君の元へ帰って来るよ」
と歌ってるところからこれは戦場へ赴く前の歌であると推測出来ます。恐らくですがここから『聖戦と死神』に繋がっていくのではないでしょうか
そして『アーベルジュの戦い』では
『幼き日の思い出よ』
とあるように少年時代の歌というよりも英雄アーベルジュの少年時代〜英雄と呼ばれるまでの回想の歌ではないでしょうか
『緋色の風車』の『其の宝石』というのはその前で歌われてるのが硝子細工であるところから繊細な、とても壊れやすい何かを象徴していると思います
例えば少年と少女の幸せな時間のような…
それに朱石の首飾りが殺戮の女王であるとの考えですが
『呪われし宝石』の歌詞中に
『特典は予約済みの鬼籍』とあるように手にした者は例外なく殺されていると推測されます
コダマさんは朱石の首飾りを持っていたシャルロッテは殺されたと考えてるようですが
それを奪った赤ローランは逆に殺戮の女王に守られて片手だけで済んだと考えてるように見受けられます
それでは『予約済みの鬼籍』に入る事にはならず矛盾が生じてくると思います
そう考えるとこの曲はアーベルジュではなく無力な少年が大事な人を奪われ己の無力さを痛感し『狂0105しい《季節》を経て』復讐心を募らせていく歌だと思います
なんだか救いも何もない解釈ですが殺戮の女王が絡んでるとしたらこのくらいでちょうどいい気がします

>>91ルオンさん
《緋色の風車》=少年、《血色の風車》=襲った人物という見方は面白いですね
そうなると後半の
『灼けつく《刻》』と『凍える《瞬間》』はどう解釈しましょう?
『聖戦と死神』と『緋色の風車』、『見えざる腕』がほぼ同じ時系列にあるというのは同意です。そうでないと『見えざる腕』の「アルヴァレス将軍に続けー!」の説明がつきませんから
『約束の丘』の解釈は前述の通りなのでここでは置きます
ただ仮に『緋色の風車』がアーベルジュの曲だったとして復讐に奔るなら何も帝国の騎士団に入らず自分1人で赤ローランを探したほうが効率もいいし束縛も少ないと思うのですがどうでしょう
私は世界観的には繋がってても主要な登場人物の過去を歌った歌はないという考えです
お2方の意見に色々と反論しましたが参考の一助になれば幸いです

93 名前:ルオン:2006/12/23(土) 19:58
>>92大黒さん >>90コダマさん
少年=アルヴァレス説ですが。
個人的には指示したい気分いっぱいなんですけど、考え直したら、どうも生まれる私の中の矛盾が在りました。
それは「朱石に誓ったアルヴァレスは少年じゃない」ということです。
『約束の丘』の中で「帰ってくる」という表現があることから、彼はどこかに行くようです。それは恐らく騎士隊に所属するためとかそういうことで、そのまま彼は帰ってこられない、もしくは帰ってきたとしても目の前でシャルロッテが殺される、などなどが待ち受けているんでしょう。つまり、『風車』の少年と、アルヴァレスが朱石に誓ったことを考えると時間がいまいち整合しないんですよね……残念ながら……。
硝子細工とかに関しては、大黒さんとほぼ同じ考えに至るかなぁと思います。
『緋色=少年』『血色=襲撃者』だとして。
『灼けつく《刻》』に関しては『刻』というのは「刻む」ともよめ、切刻むことを指すと考えれば、少年=ローランサンなら、彼は『腕』で襲撃者=赤ローランだとすれば、彼を刺しています。刻むとは違いますが;もしくは、《刻》は「刻一刻と変化する」というような言葉に使われる時間を表す言葉ですから、赤ローランに出会い、灼けつくほどに復讐したい衝動に駆られる瞬間(変化する刻)を迎えたローランサンというなら、ぴったりな言葉だとも思えます。
『凍える《瞬間》』に関しては、時間が凍える、止まる、つまり死を表していると思いました。なら、まさしく、ローランサンに刺されて赤ローランは時間が凍える瞬間を迎えているように思うのです。
もし、アーベルジュが少年だったとして困る解釈が此処にもあるんですが、『腕』が聖戦の後のローランたちの歌だとするならば、この頃、アーベルジュは死んでいるかすでにブリタニアにいて、ローザの元で「復讐を繰り返さない」って教えられて過ごしている気がするというのもあるんですよね。
『刻』『瞬間』に関してはこんな解釈でいかがでしょう?

94 名前:匿名:2006/12/23(土) 22:12
ものすごく関係ない話なのですが…

『DANCE MASTER 〜踊るムーランルージュ笑店街〜』

というタイトルの映画があるそうです。
踊るムーランルージュって……
関係あるのか!?
あったらイヤだな。

95 名前:大黒:2006/12/23(土) 22:20
>>93ルオンさん
私も「朱石に誓ったアルヴァレスは少年じゃない」という考えですよ
そう書いたつもりだったけど言葉が足りなかったかな?
『灼けつく《刻》』と『凍える《瞬間》』の解釈はいいですね。私も同意したいと思います

あと、>>90のコダマさんへの追加レス
腕を切り落とされた後、赤ローランは確かにローランサンに殺されてるのでこれをもって『予約済みの鬼籍』に入ったと考える事が出来るかもしれません
しかし、具体的な時間は解りませんが赤ローランが殺戮の女王を奪ってから結構な時間が経ってると思われるのでやはり殺戮の女王の呪いによって殺されたと考えるには苦しいのではないでしょうか

96 名前:ルオン:2006/12/23(土) 23:59
>>95 大黒さん
いえ〜大黒さんの表現で解りましたよ。ただ、私としても考えを一度書きまとめておきたかっただけですので〜。
《刻》《瞬間》の解釈、同意していただけた様で何よりです。

97 名前:コダマ:2006/12/26(火) 03:34
まず最初に。
>>94 匿名さん
ムーランルージュというのはフランス語で「赤色の風車」という意味だそうです。ルージュが多分赤色、ひいては緋色なのかな?
近年では映画の題名にもなりましたし。まぁ直接的な関係は無いので安心してください(笑)

>>91 >>93 ルオンさん >>92 >>95 大黒さん
一時でも共感して頂いて光栄です(笑) もちろん、仰られている通り矛盾が生じるところも多々ある訳です。
果たしてシャルロッテと誓いを交わしたアルヴァレスは少年ではないのか?
これに関しては、歌詞における表現のとらえ方の違いになります。…ここからはまたしてもクロセカメインになってしまいます。ご注意をば(一応告知)
 どうしてもこの説を立てるとクロセカが必要なのです…。く…『Chronicle2nd』まだ発売してましたよ!(実はロマ以後に買いました)

歌詞カードをお持ち下さい(何だこれ)
まず、『アーベルジュの戦い』にある"最初の惨劇"…自分はこれをアルヴァレスの祖国の崩壊でなく彼の故郷の崩壊と考えています。
確かにこの歌は英雄アーベルジュの少年時代〜英雄と呼ばれるまでの回想の歌なんですけど、この"最初の惨劇"というフレーズ以降でアーベルジュの過去へ展開すると考えました。
「若者よ臆するな〜」の言葉通りアルヴァレスはこの時はまだ将軍ではないと受け取れます。ただ、青年なのか少年なのかわからない訳です。
大辞林というか辞書的には、日本の少年法で行けば満20歳未満の者であり一般には15,6歳までが当てはまるようです。辞書をカサに取れば昔は15,6の年頃の男子も戦場に送り出さねばならない時代もあったのですからギリギリ無理はないハズです。
ゆえに、最初の惨劇=アルヴァレスの初陣と考えても大丈夫だと思います。

歌詞表現のとらえ方の何処に違いが出るかというと、"幼き日の思い出よ〜戦場へ"の所でしょうか。この台詞をアーベルジュが戦場に向かっていく場面と考えるか、また新兵であるアルヴァレスが戦場へ向かう姿と考えるか、もしくは別の何かと考えるかで矛盾の生まれ具合が違うと思います。
自分は『少年は戦場へ向かった』と考えたわけです。『少年は(成長し騎士となって)戦場へ向かった』ではありません。

"最初の惨劇"・"若者よ臆するな〜食い止めろ"からの途方もない類推(妄想ともいう)ですが、アルヴァレスは騎士としての将来がありつつも15,6歳の頃に"故郷"がプロイツェン軍の侵攻を受け、それを守るための戦いに止む無く駆り出されたのではないかと考えたのです。
故郷、ひいては祖国を守るためその故郷で集められるだけの兵をかき集めての戦いに。で、戦いの前である夕刻にアルヴァレスはシャルロッテに戦いからの帰還を夕陽の下に誓います。アルヴァレスが持つ朱石の首飾りをシャルロッテに架けて。
泣き虫だった少年は約束を交わし恋人と故郷を守るという戦士としての誇り 信念を胸に故郷を守るための戦い…迫り来る5千の敵軍をWelkenraedtの森で迎え撃つ戦いに向うわけです。
結果は、先述の通りです。
※参考に各所の位置イメージを…。 プロイツェン軍→Welkenraedtの森←ベルガ軍(アルヴァレス含)⇔アルヴァレスの故郷(シャルロッテ含)

以降は変更点と細かいフレーズの解釈。

変更点で言えば、『緋色の風車』における"加害者"ですが、自分は誰でもよかったんです。ただ、書き込みの段階では赤ローランだと思ったわけで。そうですね、違いますかね。
…赤ローランの父かもしれない(離れろ)ゲーフェンバウアーの父かもしれない…そうか!(オイー…)
騒乱以後存在が不明になる朱石ですが、プロイツェン軍の戦利品として各地を転々としたのかもしれません。まぁただ朱石≠呪われし宝石かもしれませんし宙に浮きますね、この話。

"其の宝石"=一番大切な<<宝物>>だと思います。弱者である少年の小さな掌には連れ出した繊細な少女の手が乗せられていたのだと思います。

…というコトで少年=アルヴァレス説やってきたんですけど確証もないし矛盾も無い訳ではない(助けて…の台詞次第によっては水泡に帰す,宝石が殺戮の女王だと結構アルバム全体の筋は通るんだけどこの説が浮く)ので、一旦皆さんの心の中に留めておかれまして少年=ローランサン?説の方も考えていきたいと思います。
それぞれ『Roman』の解答篇が発売されない限り確証はなく可能性の域を出ないので色んな想像をしていきたいと思います。

98 名前:葉橋:2006/12/27(水) 21:31
はじめまして。私の考察は少し皆さんの物とは違うようでして・・・;;

私は聖戦ではなく黒の囁きや黒の魔獣に目を向けてみました。
クロニカが言っている「彼」と「彼女」はルキアの親のルキウスとイリアだと解釈しています。
「反逆者」「逃亡者」とノアに言われていたものですから、黒の教団を出て行ったのだと思います。
他にも、逃げ出そうと思った仲間が何人かいたのじゃないでしょうか?
逃げ出そうと言い始めたのがルキウスだとし、手を引いた大切な人はイリア。
逃げた途中に『風車』があり、そこで黒の教団に追いつかれて「殺される」or「連れ戻される」。
森に逃げ込んだ二人でしたが、イリアだけが黒の教団に捕獲させれてしまうとします。
ルキウスは逃げてしまうとします。
ちょっとお話が変わってしまいますが・・・
その時、イリアには、もうお腹にルキアを授かっていて動きにくい状態だとしたら掴まりやすいと思います。
教団に戻されルキアを産むとします。(ここで「11文字の伝言」につながったりしそうです。
「物心ついた時 母は既にいなかった」
11文字の伝言につながるとしたら、「愚かな母の最期の願い」といって死んでしまうとしたら、
ルキアが産まれてから死んでしまうという事で当てはまります。
「生まれてくる前に 父も既にいなかった」
ルキウスがルキアが産まれてくる前に逃げてしまったわけですから、いるわけがありません。
そして、ルキアも黒の教団から出て行ってしまおうとします。
ここで、「11文字の伝言」の「どんな苦難が訪れても立ち向かいなさい」。
偶然なのか、ルキアはノア・黒の魔獣に立ち向かいます。

話がずれてしまってスイマセン;;無理やりですが、こんな事も考えられないかなと思っています。
妄想長文失礼しました。

99 名前:コダマ:2006/12/28(木) 17:28
>>98 葉橋さん
裏切り者の追手に黒の教団が…!!怖い怖い。馬に乗ってくるんですよ!?(KKKみたいだ)
想像すると凄いんですけど。…そうですね、クロセカとしては在り得るとおもいます。
以下、クロセカちょっと入ります。

確認事項…ルキウス:反逆者 イリア:逃亡者 2人はルキアの両親、ですよね?
反逆者として仲間とともに立ち上がったルキウスが失敗し逃亡した果てでの物語でしたら何となく解るような気がします。
黒の教団に連れ戻され失意のうちに亡くなったイリアが産まれてくる子に最後の願いを託したというのも有りだと思います。
クロニカが言っている「彼」と「彼女」が2人の事だとしてもそれは解釈の一つだと思います。
こじつければ"キミが生まれてくる世界"もイリアの記憶なのかもしれませんし。

ただ、『Roman』およびこの曲自体にはちょっと繋がらないと思います。
確かに葉橋さんの想像をかき立てるような場面は挿入されているのですが、この曲の主役となるのはある"少年"です。
もちろん基本道徳の問題を抜きにしてしまえば在り…なのでしょう。(金八先生やら先日までやってたドラマ然り)
しかしこの少年がルキウスだとして彼を『運命に翻弄される弱者』と例えるでしょうか。
"翻弄"というよりかは、やはりノアに言われたように"反逆"といった言葉が当てはまると思います。
 また曲の半ばで"何が起こったのかよく解らなかった"というフレーズがありますが、想像だに出来ない奇襲か…
理由が不明な奇襲のどちらかの場合に発せられるフレーズです。
前者ならまだ納得はいきますが、後者であれば解らない筈が無いだろうと言う所でしょう…彼は襲撃を受けるに足る反逆を犯したのですから。
その次の"何が襲ったのか〜"という台詞で後者である事が決定づけられますから、これは何を錯乱しているんだってコトになりませんか?

他の繋がらない理由として、少年が『風車』での過去を経て『力』を欲し何処かへ向かうという点です。
彼の人生はここが終着点ではなく、まだこの先へと繋がっていくような描写がされていることから、
やはり反逆者としてその人生を終えたルキウスとこの少年は別人ではないかと思います。

考えうる事項なのですが違うのかなーと思ってしまいました。
でも、クロセカに灯される詩なのだろうという事は同意です!

100 名前:naga:2007/01/03(水) 00:00
>>98
追っ手が黒の教団員で、少年がルキウス
この可能性は正直言ってかなり低いと思います

まず少年がルキウスでない理由ですが、"奴ら"の襲撃に対し
「何が起こっているのかよく判らない」といっている点
少年が逃亡者であるなら当然追っ手の事も考慮するはずで、最初にその可能性を考えるはずです

次に追っ手が黒の教団員でない理由
"奴ら"は「欲望があふれるままに追ってくる」点です
預言書のために自らの命も世界も投げ出す教団員だとしたら逆に欲望などは無いはずです

101 名前::2007/01/07(日) 13:42
此方では初めまして。
クロセカ未聴ゆえ、いまいち話題についていけない者でございます(沈
そこで流れを切るようで申し訳ありませんが、個人的に思ったことをば。

自分は<少女>が宝石を持っていた説に賛同なのですが(少年にとっての<宝物>はあくまで少女だと思います)、
少女は果たして、自分の持つそれが<30カラットの殺戮の女王>だと知っていたんでしょうか?

自分は知らなかったと思うのですよ。少女がどんな経緯でそれを手にしたのかは分かりませんが、
単に「なんか赤くて綺麗な石」くらいにしか思ってなかったのでは。

で、「何が起こったのか〜」
  「何が襲ったのか〜」
の部分には、「どうして襲われたのか」というニュアンスも含んでいるのだと。
まさか自分たちが高価な宝石を持ってるなんて考えませんから。
少年だけ助かったのは、当然、村を襲った奴らにとって必要なのは宝石in少女だけだったから。

余談、自分は此の曲の少年=「見えざる腕」のローランサン派です。

102 名前:大黒:2007/01/07(日) 18:03
私も追っ手=黒の教団員、少年=ルキウスの可能性は低いと考える1人です
理由に関してはほぼ>>100nagaさんと同じなのでここでは割愛
少女が宝石を持っていたかどうかは歌詞中の
『その幸せを宝石『幸福』と謳うならば』
という一文から宝石やその前の硝子細工は幸せの比喩表現だと思ってるのでこれもちょっと否定的です
うーん、なんか前の説に喧嘩売るような書き込みになりましたがご勘弁を
ちなみに緋色の少年=ローランサンについては賛成です

103 名前:大黒:2007/01/07(日) 23:30
あ…ミスが見つかったので訂正
×:『その幸せを宝石『幸福』と謳うならば』
○:『その宝石を『幸福』と謳うならば』
です。すみませんでした

104 名前:ACE:2007/01/14(日) 05:06
追ってはクロセカの帝国軍(赤髪のローラン) 少年はローランサンだと思ってます。

舞台は聖戦と死神の第二章で描かれる「グラスミアの戦い」で襲われる村。
アルベルジュとゲーフェンバウアーが云々やっている間に赤髪のローランは少年と少女を追いかけます。
何度も入る馬の嘶きはこのためだと思います。

ようやく追いついたところで、まずは遅れがちな少女を捕まえる赤髪のローラン
殺そうとしたところで彼女が持つ「何か」に気がついて、少年を殺すことをせずに返って行くわけですが、
すぐに追いつく距離を惜しんで彼が求めたものは何か…私が考えますところに呪われし宝石の「殺戮の女王」だと思います。
どういう経由で少女が手に入れたかは知りませんが30ctの赤色金剛石が目の前にあったら目もくらみましょう。
少女が連れされれた(?)理由と知ては、美貌が良く。妻にするつもりでもあったのかもしれません。

冒頭の語りにある
其の宝石を「幸福」と謳うならば…
其の夜の蛮行は時代にどんな爪痕を遺し…
彼等にどんな傷跡を残したのか…

上段から
其の宝石を手に入れたことを「幸福」というならば
其のグラスミアの戦いは時代にどんな傷跡を残し…
彼等(少年・少女)にどんな傷跡を残したのか…

となると思います。
少年に残る傷跡は「自分だけ逃げてしまったという卑怯さ」
少女に残る傷跡は「大切な人に裏切られた悲しさ」
が残る傷跡と…


少しばかり宝石のほうの話になり…さらに大いに妄想ですが
殺戮の女王を手に入れた赤髪のローランはまぁ妥当な線で王に謙譲→帝国崩壊の道へ
赤髪のローランも身につかなかったとは言え手にしたということで→遅れながらも死亡

続いて腕になりますが
つれさっられた少女。中世ヨーロッパなら15歳くらいでも20歳差の夫婦なったりと化してしまいますから
柱の影から見ていた少年=赤髪ローランの息子


長くなりましたがコレが私の考察です。繋がっている以上、特定の掲示板に描くのが難しいですね。

105 名前:ACE:2007/01/14(日) 05:31
少しだけ抜け分の補足を失礼;

風車に出てくる
緋色の風車と血色の風車なのですが…風車は剣と表現できないでしょうか?
腕のほうの掲示板にもかいたのですが、追っ手が赤髪のローランだとすると、ローランは相当な剣の使い手。
アルヴァレス配下で村に突撃、馬に乗ったまま、剣をまわすように扱って村人の首をどんどん跳ねたと考えます。
馬上で使う剣は長いのが基本になりますし、ただでさえ重い剣は長く、しかも馬上とあらば片手で使うことになります。
前後に振って斬るよりも、回るすようにして斬ったほうが効率が良く、連続して切れますのでコレを腕中の「首を狩る姿正に風車と」(この仮説だと金髪のローランはその村で騎士をしていたと思われます。)

というわけで、風車の如く剣を振り回して首を落とす赤髪のローランを見ていた少年は「剣=風車」の表現でもおかしくないと思うのですがどうでしょう?
年齢が判りませんが、子供だとするならば剣をそういう風に使うものと理解しても悪くないかと。


さて、冒頭の「躍る踊る血色の風車。綺麗な花を散らして」
これは「躍るように振り回された赤髪野郎の剣。飛び散る血は花が散るよう」

終盤のは「廻る回る緋色の風車。灼けつく刻を送って」
私風に訳して「風車のように振り回される少年の剣。相手に剣を突き刺して」
灼けつく…という表現が突き刺す…また殺すみたいなイメージだと思ってください。
何かで突き刺されたときに「灼けつくな痛み」と表現しますので。エルの天秤で仮面の男が刺されたときに「燃えるように熱い」と言ったりしてますし、
熱さの表現はそのまま痛みに。

「躍る躍る血色の風車。凍える瞬間を迎えて」
これは「(かつて)躍るように振るわれていた赤髪野郎の剣。それも終わる瞬間が来た」
凍えるは逆に死のイメージですね。クロセカ聖戦と死神の4章で
「凍りつく時の中を」と表現されてますし。血が抜けたら人間は寒いと感じますしね。

ちなみに血色=赤で赤髪のローランを表現してます。

106 名前::2007/01/14(日) 12:55
初めまして。梨と申します。
私の考えは、
「緋色の風車」は「美しきもの」と関係があると思います。
「緋色の風車」の少年が生まれ変わって、
「美しきもの」の弟になる・・・
「緋色の風車」の少女が生まれ変わって、
「美しきもの」の姉になる・・・
という考えです。
何か違ってたらごめんなさい。
では失礼します。

107 名前:ケャ:2007/01/15(月) 17:29
ス鬢皃゙、キ、ニ。」
サ荀ママモ、ネネソァ、マニアサ倹-阜-嚮l洛阜血レ酔l伯--lъl東lll沍l-l--[br>ネソァ、ホニィ、イスミ、キ、ソセッヌッ。簪モ、ホテ、ホアニ、ホセッヌッ、タ、ネ。ト。」
セッスレ戟-恁嘯-詞ヲ%----l伯血酔l-l東llレ洛l-肢レ麓歇下拏濕充-  ℃ア勺宍酌而尺漆タ筅ネ、マー网ヲイ鐘レ洛--方、ヒ、ハ、熙゙、キ、ソ、ャ。「ウァヘヘ、ホ、伯-l沍l-l-l東柱轟lll東旧-膜--詞l-l-l-l洛l-血-曙搆l-l阜l撃件-lレl伯--lll沍l--[br>


108 名前:me:2007/01/16(火) 10:35
初めまして。
私の解釈しているような説はまだ出ていないようなので、緊張しつつ書き込みさせて頂きます。

私は少年=「見えざる腕」の赤髪ローランではないかと思っています。
「緋色の風車」は、少年の村が戦争(またはそれに伴う略奪)に巻き込まれ、
少女を見捨てて逃げてから流転し、死を迎えるまでを描いた物語なのではないかと。

「腕」のストーリーも交えますが、少年が欲したのは『剣』(強大な力)で、
襲撃から逃げ遂せた後はやはり何処かの国の戦士として戦いに身を投じたのではないかと思います。
(その辺りが「狂0105しい≪季節≫を経て...少年の≪時≫は流転する...」に当て嵌められるのかと)
そして、成長した少年の恐ろしい戦いぶりが「緋色の風車」に喩えられるようになったのではないかと思います。
ですが彼の末路は「腕」の通り、戦場で片目も片腕も失って落ちぶれ、酒に溺れる暮らしで
最後は突然現れた(天使の彫像に関連があるとすれば、冒頭の「硝子細工」が価値あるものとして奪いに来た?)ローランサンに殺されてしまいます。
死の瞬間に最後の2行(もし生まれ変わったら〜)という想いが巡ったのではないでしょうか。
少女を見捨ててまで生き延びたのに、結局強大な力を求めても実のある人生にもならずに死んでいく自分を振り返って
「次は逃げずに 君の傍で共に散ろう」と思ったんじゃないのかな、と考えています。

異端な解釈とは思いますが…。

109 名前:大黒:2007/01/16(火) 20:51
>>108meさん
はじめまして
うーん、少年=赤ローランですか…
私は少年=ローランサン派なのでちょっと否定的になりますが意見を
少年が欲したのが『剣』だというのは間違ってないと思います
ただ、「狂0105しい≪季節≫を経て...少年の≪時≫は流転する...」は村を襲い、最愛の少女の命を奪った者達への復讐心を募らせてる描写ではないかと思います
「緋色の風車」「血色の風車」というのは少年の赤ローランではなく騎士としての赤ローランではないかと
『見えざる腕』の方でも赤ローランの戦いぶりは死神に例えられてますし
冒頭の硝子細工と宝石ですがこれはとても壊れやすく繊細な物の比喩だと思ってます。この場合は少年と少女の幸せだった時間かなというのが今のところの考えです
そして『腕』で赤ローランへの復讐を果たしたローランサン(少年)は全てを終え、復讐という重い枷から解き放たれて初めて再び少女の事を想う事が出来たのではないでしょうか
それが最後の2行だと思います

110 名前:ako:2007/01/18(木) 00:40
物語を少し違う方向へ・・・
失礼いたします。

私はこの曲を「死神と聖戦」のパラレルワールドだと仮定いたしました。
仮定なので筆休め程度に読んでいただけると幸いです。
本気ではありますが1割程度こうだったら面白かったのにね、要素が入ってますので
お願いですのできつくつっこまないで下さい。
あとクロニクルセカンドを聞いてなくてネタバレみたくないーという方はお気をつけください。

<少女はアルヴァレスが助けなかったときのローザ説>

中世は若くして女王になることは珍しくなかった時代です。
生後6日にしてスコットランド女王になったメアリ・スチュアートの例もあります。
それなのにアルヴァレスが「こんなに若いとは・・・」と言ってるということで
ローザの年齢を10台半ばということにします。(本当は10歳前後と言いたいのですが)

また、アルヴァレスがシャルロッテと見間違うほど彼女が幼かった、ともいえます。
少女を見てはっとアルヴァレスが思い出したのは、
成長したシャルロッテではなく別れたときやそれ以前のシャルロッテだと思います。
シャルロッテと別れた約束の丘では、二人ともかなり若かった、というか少年少女だったはずです。
それも考えて10台半ば、が一番妥当かなと思います。

では逃げ出すときに護衛はどうしていたのか?
せっかく村に身をかくしているのに、女王とわかるように護ってしまっては意味がありません。
聖戦と死神と同じように、女王ではなく村を護っていたものと考えます。
(聖戦と死神でもアルヴァレスにさらわれてますしね)

そしていきなり山村を襲ったということは
女王がそこに居るとどこからか情報を得ていたものと考えられます。
少女がローザだとわからなかったのは容姿にまで情報がなかったから。
そのあと捕まえられたのは捕虜に自白させた、であまり問題は生まれないと思います。

欲望が溢れるままには「自分こそが女王を捕まえる!」という欲望じゃないかなぁとも考えられます。
それだったら女王の首をとることが目的なのだから
女の子ばかり捕まえていたり殺していたり、(兵士によって違うかな)
そんなシチュエイションもありなのではないかと思います。
ローザをみつけなければアルヴァレスの「武器を持たぬものに・・・」のあのくだりもたぶん生まれなかったでしょうし。
そして殺されそうになった女の子の親が
「この子は違うのでどうか殺さないでください」
「じゃあ女王はどこにいる」
「それは・・・ ・・・ ・・・の方に逃げていきました」
とかで上の容姿や逃げる先についても知ることができたのではないかなと思います。
(もちろんこの問答のあと女の子は結局捕まえられるか殺されるかするのでしょうが。)

少女を捕まえた後に少年を追いかけていないことも、
少女がローザだったら少女こそが目的だったためとも考えられます。

そしてこの仮定を想像したとき、
ちっこいローザ女王に怒られるアルヴァレスがとても可愛いと思いませんか・・・?
・・・とこれ以上は聖戦と死神の方にいってしまうので終わりにします。

少年は天使の彫像のあの子=ローランサンじゃないかなと思ってます。

111 名前:とおりすがれ:2007/01/30(火) 00:10
遅い話題だけど。
怯えすがるような瞳が〜の先での少女の台詞
「たすけて!たすけて!」に聞こえます。
4:28〜4:30の間に聞こえますが、ヘッドホンで左だけ聞いたら私は聞き取れました。

めっちゃたすけてたすけて言ってる・・・(TT

112 名前:8:2007/01/31(水) 18:49
初めまして。
怯え縋るような〜の後の部分の少女の台詞で
「ローラン、好きよ」と言ってる様に聞こえました。

しかし、これだとこの前の歌詞(怯え縋る〜)と繋がらないような、
と思うのですが・・・。
もし、少年がローランで、村を襲った人物がローランなら
その後のじまんぐさんの「狂おしい〜」と繋がると思ったのですが・・・
前後でかなりの矛盾が生じますね・・・(汗)

113 名前:KISHIMA:2007/02/12(月) 15:43

 私は「緋色の風車」とLOSTの「緋色の花」が
対の曲なんだと思ってました。

 緋色の花の「私」が緋色の風車の女の子だと、思ってました。

114 名前:笑無(エム):2007/02/17(土) 21:25
どうも新参者です。よろしくお願いします。

私にはこの曲が『Roman』の中で一番、不思議な曲に思えましたので考察を書きます。
私には単純に、

少年がある夜に何者かに襲われ大切なモノと決別してしまう物語と思えました。

しかしながら、
『Roman』作品に在るべき抽象的な名称や時代背景、過去作品との繋がり等
不明確なモノばかりで『Roman』の中では一番不思議な曲と感じます。
ただ、「見えざる腕」「天使の彫像」の作品に繋がりを感じられるフレーズが在ります。

「見えざる腕」には、「正に風車〜赤い髪を振り乱して…」とあります。
血色の風車が具体的な表現なら、この風車はまさに赤髪のローランの首を狩る姿が妥当です。
そして時代は、アルヴァレスがいたとするフランドルの刻です。

「天使の彫像」には、「君の手が今〜例え何が襲おうとも…」とあります。
此れは冒頭の語りと「緋色の風車」全体の結末と一致します。
しかし「天使の彫像」は「戦乱の最中に失われ平和と共に姿を現したとされる」と
在るので「緋色の風車」とは時代背景に矛盾が生じます。
(「戦乱〜」の部分は「天使の彫像」の製作段階のオーギュストの回想のようなものの為。)

そしてネタバレになるのですが、
「オリアワセシニナサイナ」というメッサージュとHiver?が語った「嘘を吐いているのは誰だ」から

私はこの6番目の曲が嘘ではないかと感じています。
少年にはローランという名もなく身体の特徴も出てこないですし、襲ったのが何者かも分かりません。
血色の風車が襲った者の揶揄なら上記の事が当てはまりますが、
そうでないなら例えば、
風車が人々の血に染まる等の人間以外の力で在れば可能な事であるなら時代背景にフランドルは関係ありません。
であるとするなら、やはりこの「緋色の風車」が嘘で在るような気がします。

SH初心者でこのような事を言うのは非常に失礼だと思いましたが、
どうしても気になりましたので書かせていただきました。
しかし、この答えが皆様の良い考察の一部になれば幸いです。

長文失礼しました。

115 名前:笑無(エム):2007/02/17(土) 23:07
連投すいません。

上の書き込みの具体的のところを抽象的に訂正します。

失礼しました。以後気をつけます。
ごめんなさい。失礼します。

116 名前:名無しさん:2007/02/18(日) 02:18
ちょっと古い話題なのかもしれませんが、この曲に「殺戮の女王」は関係ないと思います。
というか、言い方があれなんですが、ちょっと無粋かな、と思いました。
いくら幼くても、そんなに大きい宝石を持っていたら、「宝石のかわりに命だけは」というようなことくらい思いついてもいいのでは…。

それから、
「廻る回る緋色の風車。灼けつく刻を送って」
「躍る躍る血色の風車。凍える瞬間を迎えて」
この部分の歌詞は、自分には 少年が剣を手にし、力をつけるまでのことかなと思います。
灼けつく刻=生死をかけた実践での、過酷な訓練
凍える瞬間=力を手に入れ、そのために何人もの人を殺し、今からまた、殺しに行く…
      少年は自分の心を殺し、復讐に至ったのでは、と。
      凍える瞬間を迎えるのは、少年に殺されていったものたち、そして少年自身ではないかと。

復讐の相手が腕の赤ローラン前提の話ですが。

117 名前:名無しさん:2007/02/19(月) 19:41
まぁ、各々がどんな解釈をしようと自由なわけですから。
そこを否定しないでお互いの考えを暴露する、程度に思って
おけばいいのでわー。と。

118 名前:名無しさん:2007/02/23(金) 01:43
新参者で、失礼します。

「僕の背中にやき付いた」という点で、背中を向けているのに少女がどんな瞳をしていたかー。
とは分からないのでは?という点で、個人的に風車の少年は、罪悪感で苦しんでいるとおもいます。
待ってと、逃げてという声の解釈の違いが、実際少女は「逃げて」といってるけど、少年には「待って」と
聞き間違えたのでは。と、思ってます。

119 名前:名無しの樹:2007/05/03(木) 15:24:22 ID:Kpd3QVcZ
どうも。
私は少女が『緋色の花』の花になった説を支持してるので、少年を恨んでいるんだな〜と単純に思ってましたね…。
まあ、あまり過去曲に繋げすぎるのもアレですが。

120 名前::2007/05/15(火) 14:54:38 ID:IVIAFewk
>>118「僕の背中に灼き付いた」
少年には少女がどんな思いで視線を投げていたかは確かに解らないでしょう。
罪悪感で苦しんでいるのも確かだと思います。
少女の声なんですが、楽器の音を除去して台詞だけを拾うと、
ほぼ確実に「ローラン」と名前を呼んでいました。
(少なくとも一音目は伸ばしています。)

ただ、上記の通りに考えていると、緋色の風車の少年=ローランサン説が
揺らぐんですよね。それに関しても実は地味に考察していたりするんですが、
話がRoman外に及ぶのでここでは自粛します。
総合で纏めた方が良いのでしょうか。


>>119緋色の花の『花』
それはそれで有りだと思いますよ。
その曲自体は知らないのですが、一つの物語に対して幾つかの解釈が生まれるのは、どうやらSH世界では珍しく無い様です。(寧ろそういう仕様に思えます)そうした可能性もある、という感じでしょうか。

121 名前:胡雪:2007/05/19(土) 11:39:00 ID:oN15n162
>>119緋色の花の『花』
同志発見!!
教ぴこでアーベルジュ→聖戦→緋色の花を見かけて以来
緋色の花&風車→見えざる腕としか考えられなくなっていました。

緋色の花の「我を汚す物には災いを、終わり無き呪われた輪廻を」とか、
「歪つな螺旋を繰り返す」とか。Roman聴いた後となった今では、
「憎しみの連鎖」を呪いの鎖として表現している様にしか見れません。

122 名前:名も無きローラン:2007/06/25(月) 12:21:57 ID:yyt/cQLi
>背中に灼き付いた
これですがおそらく少女は「逃げて」と言っています。
でも逃げ出した少年にとってはそれが「待って」と聞こえてしまい、罪悪にとらわれている?

また、緋色の花の『花』はこの少年を待ち続ける少女の魂のようなものな気が・・・
風車中で「生まれ変わったら小さな花を咲かせ、共に散ろう」とあるので
少年が隣に咲くのを待ち続け追い求める余り、手負いの兵等を捕らえているのでは・・・

123 名前:ヴィオル:2007/07/08(日) 01:44:22 ID:/LSXh+C9
初めまして。
ごく最近Romanから入った新参者です。
私も>>108meさんと同じ緋色の少年=赤ローランに解釈しているのですが、
これってそんなに異端なんでしょうか?

「廻る回る《緋色の風車》灼けつく《刻》を送って
躍る踊る《血色の風車》凍える《瞬間》を迎えて」
これは私には《緋色の風車》=《血色の風車》が
「灼けつく《刻》を送って」「凍える《瞬間》を迎えて」いる、と取った方が
意味が通じやすいと思えるのですが…

「凍える《瞬間》」というのは、私も死の間際のことだと思います。
そして、私はまず歌詞を見ずに曲だけ聞いていた期間が長かったから
そう思うのかもしれませんが、その後に感想も語りも入らずそのまま
「嗚呼…もし生まれ変わったら 小さな花を咲かせよう
ごめんね…次は逃げずに君の傍で共に散ろう《緋色の風車》」と続くのは、
緋色の風車自身がそれを思っていると取った方が解りやすい、と思ってしまいます。

>>109 大黒さん
「狂0105しい≪季節≫を経て...少年の≪時≫は流転する...」が
復讐心を募らせる描写であろう、というのは同意できます。
ただ、主体と対象が違うだけです。
私の解釈の場合は主体が赤ローラン、対象が敵軍、ということになるわけです。

対象を「敵軍」としたのは、「時代にどんな爪痕を遺し」の表現から、
これが開戦のきっかけとなった出来事ではないか、と私は思っているからです。
ただの盗賊の略奪なら、「時代」に「爪痕」とまではいかないのでは、と。
戦争であっても略奪はほぼ必ず伴うものですし。

そして、「小さな掌に乗せた硝子細工…其の宝石を《幸福》と謳うならば」と
『天使の彫像』の「君の手が今〜例え何が襲おうとも…」の類似が私も気になります。
天使の彫像が「戦乱の最中に失われ」たのなら、
彫像が完成したのは戦乱前と考えてもよいのではないでしょうか。
だとすると、時系列的には『天使の彫像』は『緋色の風車』の前の話ということになります。

それを踏まえてローラン姓のことも考えると、この説だと
彫刻家の息子=『天使』のモデルが、《緋色の風車》=『死神』
ということになる可能性が出てきて、
それは私的にはかなりロマンというかツボなのですが、
そこまで言うと自分でも妄想入っている気がするので、
この辺でとりあえずやめときます(^^;

124 名前:ヴィオル:2007/07/08(日) 01:53:03 ID:/LSXh+C9
すみません、途切れちゃいました;
私は実のところ、『Roman』しか知りませんので、
何か間違っていましたらごめんなさい。

125 名前:ヴィオル:2007/07/08(日) 09:18:03 ID:/LSXh+C9
またもすみません。
>>123
×「感想も語りも入らずそのまま」○「間奏も語りも入らずそのまま」です。

126 名前:名も無きローラン:2007/07/18(水) 02:46:46 ID:EkUql2YW
逃げ出した僕の背中に灼きついた、の後の少女の台詞なんですが、
自分には「ローラン…サン…ッ」と聞こえました。
ので、『見えざる腕』のローランサンはやっぱり彼なのかなと思っております。

127 名前:ヴィオル:2007/07/21(土) 01:34:59 ID:kNXunM0k
続けて書き込んでしまいまして申し訳ありませんが、
ちょっと思いついたことがありましたので。

突飛な解釈かもしれませんが、
この曲、『少年は剣を…』とはバージョンが違うのですよね?
ならば、この曲の解釈自体が、初めから2種類存在するのでは?

『少年は剣を…』で使われているのは英語。『Roman』ではフランス語。
ならば『少年は剣を…』バージョンで語られたのは、英語を母国語とする国への攻撃、
『Roman』バージョンで語られたのは、フランス語を母国語とする国への攻撃、
と解釈することはできないでしょうか?

そして、赤髪のローランは『少年は剣を…』バージョンでは侵略する側にいて、
『Roman』バージョンでは侵略される側で、被害者となる。
もちろん時代も違っています。『少年は剣を…』では青年、『Roman』では少年。

正反対の決して繋がらない二つの『可能性』の物語を
内包する曲なのではないかとふと思ったのですが、
さすがにちょっと突飛過ぎますかね…

128 名前:名も無きローラン:2007/07/21(土) 02:05:22 ID:Pl3YK5rk
『少年は剣を…』三曲の少年=ローランサン(見えざる腕、呪われし宝石)
今作収録版「緋色の風車」の主人公=「天使の彫像」の天使のモデル

…と、二人と考えています。
『少年は剣を…』の少年は、既にあのCD内で復讐(或いは運命を変える)事を
考えているような描写が幾つも出て来ます。
「見えざる腕」でローランサンが突然現れるのも、馬の嘶きが特徴的であるのも、
『少年は剣を…』収録曲の歌詞に通じるように思いました。

で、何故ローランサン=『Roman』収録「緋色の風車」の主人公にならないかと
申しますと、今作の「緋色の風車」ではほぼ確実に少女に「ローラン」と呼ばれて
いるからです。「天使の彫像」の天使と=する事を考えると、
彼の名前はローランでも通ります。寧ろローランであるべきではないでしょうか?

また、『少年は剣を…』収録「緋色の風車」とは地平線が違いますので、
似た運命を辿ってはいてもこの二つの「緋色の風車」は別物です。
ページを捲る音がある事からも『少年は剣を…』は分類するならクロセカですし、
「緋色の風車」の展開自体も変わっています。
(少年〜収録版は明らかに「聖戦と死神 (第二楽章)」の展開)

この事から、似通っていても「緋色の風車」の主人公は、
ローランとローランサンとに別れると思います。

129 名前::2007/07/21(土) 02:07:00 ID:Pl3YK5rk
↑連投すいません、名前忘れてました orz
頭の中ではこんな感じになってますが、考察の足しになればと思います。

130 名前:ヴィオル:2007/07/21(土) 11:53:46 ID:kNXunM0k
再びすみません。
>>127で「正反対の決して繋がらない二つの『可能性』の物語」と書きましたが、
『Roman』版で侵略の被害者となった赤髪ローランが、
成長後『少年は剣を…』版で今度は加害者として同じことを繰り返してしまった、
という解釈をすれば、話を繋げることもできますね。

と、ちょっと思いついたので書いてみました。
何度もすみません(^^;)

131 名前:みー:2007/08/30(木) 23:11:45 ID:QJq3353X
言語の違いから、違う物語なのではないか、とまでは考えましたが、
つながってるとなるとさらにロマンですね

132 名前:まむ:2007/10/03(水) 23:29:08 ID:PUf2HlNw
>>8 さん
すごい今更ですけど、それは多分

「Peur(狂乱)のHarmonie(和音)」

ですよ。

133 名前:名も無きローラン:2007/12/15(土) 16:03:37 ID:QPek85LY
既出とか無視になっちゃうと思うんですが
緋色の風車の少年は後のローランサンで赤髪のローランに襲撃された
そして見えざる腕でローランサンが復習をはたす
見えざる腕のなかに「首を刈る姿正に風車緋い花が咲き乱れて」とあり緋色の風車が赤髪のローランととらえれるかと
見えざる腕のとび色の目をした少年はこの曲とは直接関係ないと思います
憶測ですが見えざる腕で逃げていった恋人とローランとの子共なのではないかと
おそらく既出ネタでしょうし聴いておもったイメージなだけなんですが


134 名前:kkk:2007/12/24(月) 16:00:29 ID:cg5GDdrY
やっぱり「緋色の風車」の少年と「見えざる腕」のローランサンって同一人物なんでしょうか??

135 名前:カルマ:2007/12/28(金) 20:11:55 ID:tTfCSEO9
お初にお目にかかります。
kkkさんに対する意見なんですが。
それは間違いないと思われます。
いくつか証拠的なこともありますから・・・


136 名前:みー:2008/02/15(金) 01:19:11 ID:pg+ZnDjc
133さん、赤髪のローランも鳶色の目なんですよ
赤ローランと一緒にいたので
赤ローランの親族の可能性が高いです

137 名前:リオ:2008/04/12(土) 16:53:12 ID:E3O9eTgf
初めまして、サンホラ歴のまだ02浅いリオという者です。
私は、「天使の彫像」と「緋色の風車」の少年は「見えざる腕」のローランサンじゃないかと考えています。
上の方のレスに、彫像が女の人がモデルだから「緋色の風車」の少女じゃないかという考えが書かれて有りましたが、
私は、ローランサンの母親がモデルなのでは・・・。と考えています。
Augusteは最愛の人が亡なった悲しみから、天使の彫像を作った。
Augusteとローランサンは和解してすぐに、Augusteは他界。
それで、Augusteが住んでいた<風車小屋>にローランサンは住み、
その付近に住んで居た少女と知り合い、仲良くなった。
しかし、赤ローランに襲われ必死に逃げるが、少女は殺された。
その恨みを晴らすため、「見えざる腕」で赤ローランを殺害。
という考えなんですが、どうでしょうか。

138 名前:美雨:2008/05/16(金) 21:31:03 ID:zmwYH9ls
初めまして!!
私は少年=ローランサンで良いと思います。
少年と少女は赤ローランに襲撃される→二人は森の中に逃げる
→少年は少女を置いて逃げてきてしまう→少女は花になる
→少年は赤ローランに復讐する(見えざる腕)
襲撃されなければ、少年は少女のことを置いて逃げるなんて事はなかったんですから。

少女は「緋色の花」の少女だと思います。
赦さない…は自分をおいて逃げた少年…あるいは襲撃した兵士に対する
思いなんではないかなぁと。

緋色の風車というのは、人を攻撃する様が風車のようということではないでしょうか。
緋色=血のことじゃないでしょうか?
なら、その鮮血に染まった少女は緋色の花…みたいな。

天使の彫像の子供が少年というのは、凄くしっくりくるなぁと思いました!

139 名前:立花:2008/05/17(土) 20:43:12 ID:/+bhFFft
初めまして、お邪魔させていただきます。

自己解釈としましては、天使の彫像の子供=緋色の風車の「君」=緋色の花の少女
だと思っています。
ただ少年の方は、「少年は剣を・・・」から繋がっていると考えて
風車の「少年」=「終端の王と(ry」・「神々が愛した楽園」の「少年」→「黒き剣を持った」少年=見えざる腕のローランサン
かなぁ・・・・・と。
少女を守れなかった悔やんでいた少年が、そのまま復讐者に成るって言うのは
何となく考えにくい気がしたので・・・・・・・・
分岐、というか選択肢の一つとしてローランサンとしてのポジションになったんではないかな、と。

あとこれは私だけでなくオフでの友人との話から至ったのですが、
「白き翼を持った」少年→白鴉ではないか・・・・・・・という話がありました。
コレはCDが違うかな・・・・と思ったのですが、繋がりから・・・・・・


ではでは、失礼させていただきます。

140 名前:名も無きローラン:2008/06/06(金) 06:31:05 ID:BA6xlGVU
はじめまして。
私は白鴉=ルキアだと思います。
黒の神子(黒いカラス)でありながらもそれに抵抗して立ち向かう
「黒でありながらも白の存在」はルキアだけではないでしょうか?
・・・って、あれ?黒の神子ってルキア・・・でした・・・よね?
無知でごめんなさい。

141 名前:蜜柑:2008/06/06(金) 21:25:13 ID:QYK3GUa9
初めまして、レス失礼します!
私も白鴉はルキアだと思ってます。

また、「神々が愛した楽園」で『少年は白き翼を得るでしょう…』という
ところがありますが、それと一緒に『少年は黒き剣を取るでしょう…』
とありますよね。 白き翼と黒き剣を一緒に持っているというのはなんか
おかしい感じがします…。
黒き剣を取ったのは故郷を失った人たちの気持ちを代表して?復讐する
為だと思いますが、白き翼はそれと真逆なイメージがあってしっくり
こないのです。どう思いますかっ?

142 名前:れぼーん(´・ω・`):れぼーん(´・ω・`)
れぼーん(´・ω・`)

143 名前:れぼーん(´・ω・`):れぼーん(´・ω・`)
れぼーん(´・ω・`)

144 名前:れぼーん(´・ω・`):れぼーん(´・ω・`)
れぼーん(´・ω・`)

145 名前:れぼーん(´・ω・`):れぼーん(´・ω・`)
れぼーん(´・ω・`)

146 名前:ヴィオル:2008/07/06(日) 00:10:56 ID:9TP37uhM
何かタイミングを外してしまったようで、
果てしなくレスが遅れてしまいまして大変申し訳ありません。
>>128-129 D様、私とほぼ同解釈をして頂いているようで心強く思います。
>>131 みー様、私の説にロマンを感じて頂けまして、とても嬉しいです。

ところで、ブックレットのイラストをよく見ると、
夜側のイヴェールの肩のところに何やら赤いものが描かれています。
これ、私には風車に見えるのですが…

これが風車だとすると、
>>127-130の「『緋色の風車』事件は二つあった」説の
補強になりますでしょうか?

だとすると、『11文字の伝言』などで出てくる「二つの風車」というのも、
もちろん他の意味もあるのでしょうが、
『緋色の風車』の解釈が2つあることの暗喩でもあるのかな、
などとも思いました。

147 名前:Yasana:2008/07/07(月) 16:32:57 ID:DLhfRJFm
初めまして、Yasanaと言います。
私も、少年=ローランサンでいいと思います。
ローランサンは【緋色の風車】で少女が殺され、
その殺した男=赤髪の男に復讐として殺したんだと思います。
そして【天使の彫像】で出てきたAugusteの息子なのではないか…と思っています。
確か【天使の彫像】で「その手を離してはならない」
という歌詞があったような気がするのですが、
「その手」というのは緋色の風車の女の子なのではないかな…とも思っています。

そして気になる【呪われし宝石】ではじめらへんに、「ヘマすんじゃねーぞ、ローランサン」
という台詞があるのですが…。
ローランサンは男を殺害した後、又は殺害する前に、
宝石をとりに行っているんですよね…?
それがちょっと気になるなぁ…と。

では、失礼させていただきます。(ぺこり

148 名前:名も無きローラン:2008/07/12(土) 18:58:48 ID:ECLR7td2
はじめまして。

少年=ローランサン

ストーリーは
【天使の彫像】→【呪われし宝石】→【緋色の風車】→【見えざる腕】
の流れではないかと思います。

「その手を離してはならない」と言うのが風車にそのまま当てはまります。
【呪われし宝石】で、宝石を盗み、それを彼女に送ったために【緋色の風車】で女の子が殺されて、
宝石は赤ローランの手に渡り、赤ローランはローランサンに殺される。

微妙かなあ…


149 名前:名も無きローラン:2008/07/22(火) 22:32:22 ID:ogFFGJBr
見えざる腕にはかなりのキーワードが詰まってる気がします。
「赤髪のローラン」「アルヴァレス将軍」「森」「ローランサン」
この四つが他の曲にかなり関係あると思います。


まず「アルヴァレス将軍」と「森」では、クロセカの「アーベルジュの戦い」を連想します。
歌詞にも登場する「(母さんと木の実を拾った)森」、「若者よ臆するな震える膝を打って進め迫りくる敵軍は5千何としてもこの森で食い止めろ…」
このことから、アルヴァレス最初(かどうかは不明だが…)の戦場は故郷近くの「森」だと推測します。
しかも、この戦いの後にアルヴァレス将軍が「亡国を捨て〜」と言っている辺りからこの戦いは敗戦。ベルガは敵に滅ぼされた…となります。

次に「ローランサン」と「森」と「赤髪の〜」では、当然のように「緋色の風車」を連想できますね。
ここで襲われたのは「森」に近い「村(小国?)」です。つまりベルガと同じではないか?と考察する事ができます。
そして「赤髪の〜」がベルガを襲ったとするなら、ここで重要なのは「アルヴァレス」と「赤髪」となります。
この二人が出てくる歌は、「見えざる腕」です。つまり「緋色の風車」と「見えざる腕」はリンクし、ベルガ軍に勝利した赤髪軍(プロイツェン軍?)が緋色の風車に出てきた村を襲ったと考えます。

時間軸については「アルヴァレスがこの敗戦の後数年掛けてプロイツェンに復讐⇒さらに数年で停戦」となるので、緋色の風車の少年=サンというのも納得できます。

宝石云々については良く分からず、「ミシェル=宝石」とするなら、「ミシェル=人外」となりますよね??
檻の中シリーズにおいては一応人間と言われているので、「ミシェル=身体を持たないもの」だと無理やりこじつけるのもかのうですかね;
風車で少女が死んだ表現がない点と、ミシェル(宝石)を少女が持っていたという点を合わせると、少女に乗り移ったミシェルが赤髪の片手片目を奪った――と考えられま…せんか?;


長々となりましたが、こんな感じで妄想してます。
乱文失礼しましたm(__)m

150 名前:名も無きローラン:2008/09/27(土) 22:29:17 ID:OVGzYWzG
同じ事が何度も言われてると思いますが自分の妄想を・・・

聖戦でアラゴン平原(?)の戦いでアルバレスの軍が戦った所で金髪ローランと赤毛ローランが戦い
金髪は腕を切られる(アルバレス軍に居たのは赤毛)
グラスミアの戦い
このとき赤毛ローランが少年と少女を追いかけたのではないかと
殺す相手を愛する者や祈る者が居ることは忘れろ!邪教の使途は根絶やしにしろ!
って言ってるし追い掛け回して殺しても不思議はないかな

アルバレス将軍に続けー!=赤毛に腕を切られる=金髪ローランの悪夢

ちなみに自分は少女の叫び(?)は「逃げて」に聞こえました
その後は聞き取れなかった

151 名前:洸夜-ロラサン大好き-:2008/09/27(土) 23:08:44 ID:EXnZ+0ro
初めまして
もしロラサンが緋色の風車事件のあと、復讐ではなく
戦争を止めるために剣をとっていたら
少年は剣を・・・の「異世界の騎士」になれるのかな
と思ったりしました。
神々〜で「少年は白き翼を得る」
そしてそのあとのすぐの歌詞に
「黒き剣を取る」とあるのが
この↑の歌詞が復讐への道だと思いました


152 名前:桃夜:2008/10/20(月) 23:04:43 ID:+oEH7Eez
はじめまして。
話を変えてしまうかもですが
僕は今、他のCDとの繋がりについて考えています。
SHは結構他のCDと関係してることもあると思うので。
中でも分からないのが、「少年は剣を…」との繋がりです。
神々〜で「またその子らへと託すのでしょう」というところが気になっていて…
この「子ら」とはローランサンのことなんですかね?それとも違う人間なんですかね?

そこがとても気になりました。

そして、乱文すみませんでした。

153 名前:sara:2008/11/23(日) 11:50:56 ID:PE9q1fI5
はじめましてです。
話がかわりますが、私は
「緋色の花」と関連があるように思えるのですが・・・皆さんはどうでしょうか?
「森の彼方から足音響かせ駆けてくる〜」と、
この曲の「星屑を辿るように森へ至る〜」
の所がリンクしていると
思えて仕方がないです。
あと、「花」というキーワードも・・・
皆さんの意見を聞いてみたいです(スルーでもいいです)。

154 名前:名も無きローラン:2008/12/14(日) 03:57:28 ID:7LCH/NoG
「緋色の風車」と「緋色の花」には関連性はあると思います
偽りの黄昏・鮮血に染まった緋色の花・幾千もの影が森を・・・
などのキーワードから「緋色の風車」で少女の体が宙を舞った
その後の話を少女視点で描いたものであるのは間違いないかと

ただし,少女は少年を恨んでいるわけではなく,「怯え縋るような瞳」は少年の罪悪感が産んだ少年主観の認識ではないかと考えます
(少女の最後の言葉は「待って」ではなく「逃げて」かと)
緋色の花のシナリオは少年を「逃がさない」と永遠に森で恨み続けているのではなく
致命傷を負って地面から立ち上がれない少女が自身の死の瞬間までのわずかな時間「唯守るべきもののため」
つまり少年に逃げるための時間をすこしでも与えるため、最後の悪あがきをするというものかと...
少女が「赦さない」と呟いているのは自分からすべてを奪っておきながらなおも「大切なもの」を奪おうとする者たちへの
怨言であり,(その気持ちが死の瞬間をループさせて少女を閉じ込め,永遠に悪夢を見続けている?)という感じだと考えています

少年についてですがアルヴァイン・ローランサン・ローラン派の意見があるかと思います
まずは少年==アルヴァインの幼少期の意見。少女の死を乗り越え剣を取り英雄とまで呼ばれるようになり,しかし死の瞬間まで
少女(シャルロッテ?)を思い続けていた... おそらく3つの意見の中で最もロマンのあるシナリオだと思います
私もそうであってほしいと思ったものですがその場合「約束の丘」での別れが最後の別れであり,ここに矛盾が生じます.
「約束の丘」と「緋色の風車」が同一であった場合,少女の死は突然であり,語り合っている時間はありません.さらにこの時期の
アルヴァインは明らかに少年ではないのでやはり矛盾があります.「約束の丘」がなければロマンもあってイチオシなのに残念...

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